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嫁ぎ先のお姑さんがいつも私に冷たいと思っていたら、実は推しとして見られていた!?新しい嫁姑関係を描いた漫画「推し嫁ルンバ」に歓喜の声【作者に聞いた】

  • 2024年4月10日
  • Walkerplus

「嫁姑関係」という言葉を耳にしたとき、どんな印象を持つだろうか。もちろん仲睦まじい関係性もあるが、「嫁いびり」「嫁姑バトル」などネガティブなイメージを持つ人もいるかもしれない。ましてや、嫁姑で同居するとなると頭を抱えてしまう人は少なからずいるのではないだろうか。結婚生活を続ける以上、嫁と姑の関係は切っても切れない仲。それゆえに、悩みを持つ人は一定数いるのかもしれない。

そんな中、一風変わった?嫁姑関係の模様を描いたかときちどんぐりちゃん(@katokich)さんの「推し嫁ルンバ 嫁ぎ先のお姑さんがいつも私に冷たいと思っていたら、実は推しとして見られていた話」が電子書籍化され、話題を呼んでいる。

姑・エマのお見舞いに来た嫁・朋美は、いつものようにエマに冷たくそっぽを向かれてしまう。「相変わらず嫌われてる…」と思った朋美だが、実は朋美はエマの推しだった!?

そんな印象的な出だしから始まるこの物語は、嫁が眩しいあまり直視できずに避けてしまう姑、姑から敬遠されていると思う嫁…というループをコミカルに描いていく。

「初対面から嫌われていた気がする」と嘆く朋美。一方で、朋美の写真をゲットして狂喜乱舞するエマ。そんな姑と嫁のすれ違いは、読む人にやきもきする気持ちと、推しに接する心のときめきをそっと与えてくれる。そして、エマと朋美を見守っていたいような温かい気持ちに包まれていく。2023年4月にSNSに投稿したことからWEB連載・書籍化につながった本作。作者のかときちどんぐりちゃんさんに本作が生まれたきっかけやこだわりを聞いた。

■いがみ合うことのない嫁と姑の漫画を描いてみたらどうかな?
――本作を描かれたきっかけについてお聞かせください。

2023年に骨折して入院することになり、時間を持て余していたので、持ちこんだスマートフォンで思いついた4コマ漫画を描いてSNSに掲載しました。割と高評価をいただき(当社比)気をよくして続きを何本か描いたところ、担当編集者様にお声がけいただき「推し嫁ルンバ」をWEB連載することになりました。

――嫁姑関係をテーマにした作品は「嫁VS姑」など殺伐とした雰囲気が多いですが、本作の嫁姑関係はどのように考案されましたか?

すれ違いラブコメ少女漫画のセオリーで、いがみ合うことのない嫁と姑の漫画を描いてみたらどうかな?と思いついたのがスタートでした。でも、殺伐とした漫画も読む分には嫌いじゃないです。

――姑のエマさん、嫁の朋美さん、それぞれ素敵なキャラクターですが、モデルとなった人物はいますか?

エマさんは背筋が伸びてクールに見えるように描きたかったので、好きな映画女優(キャサリン・ヘプバーンやバーバラ・スタンウィック)を念頭に置いて描きました。朋美さんは、ボーイッシュで長身のイメージだったので、「パンとスープとネコ日和」という連続ドラマに出ていた伽奈さんを想定して描いていましたが、読者の方から「某歌劇団のトップスター様に似ている」とコメントをいただき、どれどれ…と検索したら「うわ、本当だ!」と思いました。その後、担当編集者様(某歌劇団ファン)がどしどしトップスター様の資料を送ってくださるようになり、どんどん近づいていきました。


■どのお話も一生懸命絞り出して作り上げた。すべて愛着があるエピソード

――エマさんがダンス教師だったり、各話のタイトルに音楽用語が用いられていたり、本作には芸能の要素が多く見られます。そうした要素を入れている背景についてお聞かせください。

作者の私が、元々音楽の仕事をしているからです。普通の音大とは違って、映画学科や文芸学科など、ほかの芸術関連の講義も自由に履修できる大学だったため、横断的に芸術全般を学ぶことができました。現在の仕事(音楽療法士)にも活かされていると思います。

――思い入れのあるエピソードについてお聞かせください。

どのお話も一生懸命絞り出して、担当編集者様と二人三脚で作り上げた話なので、すべて愛着があるのですが、熱を出して寝込んだ朋美のためにタクシーで駆けつけるワタワタしたエマさんが描いていて楽しかったです。

――読者さんから反響のあったエピソードについてお聞かせください。

雨の中、エマの入院先に届け物をした朋美のびしょ濡れ姿…この反響が大きかったです。それにしても、回を進めるごとに某歌劇団ファンの方から「実写化するなら朋美は男役のこの方で!」といった感想を頂戴したのですが、そういう目線で読んでいただけるのもうれしかったです。私もすっかり歌劇ファンになりました!

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