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お酒と“居酒屋メシ”は邪神化の特効薬?ストレス社会で生きる女性と“守護神さま”のほっこりファンタジーが話題【作者インタビュー】

  • 2024年4月10日
  • Walkerplus

“守護神さま”と女性の不思議な関係を描いた早神あたか(@yaminome)さんの創作漫画「守護神さまとお鎮めご飯」が、SNSを中心に話題だ。生まれた頃から守護神さまとともに生きてきた女性が、ある時自分のストレスを受け止めてくれた守護神さまの異変を察知し、一緒に晩酌で“ガス抜き”をする様子を描いた本作。食事中のほっこりした描写に読者からもさまざまな反響が寄せられた。本作について、作者の早神あたかさんに話を聞いた。


■「溜まったストレスをわかりやすく表現できるファンタジーな存在がいればわかりやすいかなと」

本作について早神さんは、「もともと、お酒や居酒屋のグルメ漫画が好きで……。会社員のころから一人で飲みに行くタイプでした。ある日、最寄り駅近くの居酒屋さんで、ものすごく美味しい豚の角煮を食べて、『おいしい!会社の疲れが角煮と一緒に溶けてくみたい!!』という経験をしたんです。

自分は揚げ物とビールも好きなので、何かの漫画に描かれていた、メンチカツとビールという組み合わせでも同じような経験ができるのでは?と、その時の体験からずっと考えていました。ですが、メンチカツを扱っている居酒屋さんはなかなかなくて……。現実で叶えられないなら、せめて漫画でその光景を…と思ったのがきっかけでした」と、意外な創作のきっかけを告白。

守護神さまが女性のストレスを受け止めてくれるという物語のアイデアも秀逸だが、「パワハラを無表情で受け流すかっこいい主人公が描きたいなと思っていて。でもそういう人ほど『自分は平気』と思っていても、知らず知らずにストレスは溜まっていくだろうなと……。

だから、溜まったストレスをわかりやすく表現できるファンタジーな存在がいればわかりやすいかなと思ったので、“守護神さま”という、主人公の表に出せない感情を素直に表現するキャラクターを思いつき描いていきました」と、“守護神さま”が誕生した経緯を明かしてくれた。

守護神さまと女性の表情や反応がたびたび重なる様子も印象的な本作。早神さんは「二人はどちらかと言えば、堅物と素直みたいに正反対になるように描いていたつもりだったので、二人が同じような表情をしてるんだとその質問で初めて気が付きました(笑)。描き方については、パワハラを受けた時の嫌な感情、ビールを飲んだ時の幸福感が伝わるようにと思って描いていました」と、表情に込めた意図を語った。



取材協力:早神あたか/ATAKA(@yaminome)

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