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「エレベーター前にいつもいる女幽霊」と深夜の自室に現れた男幽霊は何者?“幽霊が見える夫”の恐怖の心霊体験【作者インタビュー】

  • 2024年4月6日
  • Walkerplus

エッセイ漫画を中心にInstagramやpixivに漫画を公開しているキタハタエミ(@emi_kitahata)さんが、2019年から投稿している「夫の見た幽霊」シリーズ。霊感を持つ旦那さんを猫の姿で描いた本作は、旦那さんが経験したリアルな心霊体験が描かれている。今回は、同シリーズの3作目となる「夫の見た幽霊 エレベーター/吹聴」を紹介するとともに、作者のキタハタエミさんに本作の裏側について話を聞いた。


■霊感持ちの旦那さんは「暗示のように『自分には霊感なんかない』と言っています」

リアリティーのある心霊体験ばかりだが、霊感のない人にとってはなかなかイメージしづらい部分もある本作。キタハタさんは各エピソードについて、「基本的にノンフィクションですが、漫画を読んだ夫から『違うよ。本当はここに4人いたんだよ』『ポーズはこんな感じじゃない』と指摘されることがたまにあります。

だったら最初に言って欲しいとも思うのですが、人に話すと追体験の感覚になるようで、こちらから尋ねない限りあまり詳細を話してくれません。なので、夫からすると事実と異なる部分があるのかもしれません」とコメント。当事者である旦那さんからすると、ディテールの部分で描写が異なっていることもあるようだ。

そんな旦那さんは一体どんな方なのだろうか。キタハタさんは「夫は普通のサラリーマンです。幽霊が見えることを、周りの人や幽霊にも気付かれないようそっと生きています。見える理由は霊感なのかもしれないし、感受性が強いだけなのかもしれないし、危険回避能力が高いだけなのかもしれないし。本人は暗示のように『自分には霊感なんかない』と言っています。なぜ見えるのかは、自分でもよく分からないみたいです」と明かしてくれた。



後日談など、作中で描ききれなかったエピソードがあるか尋ねると、「某事故物件サイトでそのマンションを調べると炎マークが2つあり、夫の住んでいた部屋とは別の階の部屋で2つ事件が起こっていたみたいです。

その後は学生時代の友達の家に居候していたようですが、街に閉塞感を感じ、またすぐに引っ越したと聞いています。あとで調べてみると、その街は遊郭があったエリアだったそうなので、もしかすると遊女の情念みたいなものを感じ取っていたのかもしれません」と告白。霊感のある/ないに関わらず、住む家を探す際は街の歴史や事故物件情報などを調べておくことも大事と言えそうだ。



取材協力:キタハタエミ(@emi_kitahata)

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