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「薬は飲まん!!」“猫しか勝たん”戦いが笑える!猫と“ちゅ~○”のズブズブな関係にも注目【作者に聞く】

  • 2024年5月14日
  • Walkerplus

犬や猫を飼っていると、どうしても薬を飲ませないといけないシチュエーションが訪れる。動物たちにとっては、得体の知れないものを飲まされるとあって嫌がったり怖がったりし、飼い主にとっては、嫌がる我が子に無理やり飲ませなければならずに、お互いにつらい…。今回紹介する漫画は、何が何でも口を開けずに抗う猫と、あの手この手で薬を飲ませようとする健気な下僕の、愛あふれる戦いの一部始終をお届けする。


これは、元野良猫のミコさんが目ヤニがひどく、お薬を飲むことになったときの話である。甘えん坊のミコさんは性格もおだやか。病院では獣医さんからすんなり薬を飲ませてもらい、「おとなしい子だから口にポイッと入れれば大丈夫だと思いますよ」とアドバイスを受け、帰宅。しかし、いざ投薬の時間になるとミコさんはすさまじい抵抗を見せたのだった!飼い主も全力で飲ませにかかるが、何度試みても勝利の軍配はミコさんにあがるのだった。その一部始終の戦いがおもしろいので、猫飼いさんにはぜひ読んでほしい作品だ。

この作品を読んだ読者からは対策の声が多数届いた。しかし、コメント欄を見て、ビックリ!!驚くほどに“ちゅ~○”一色なのだ!こんなシーンでも話題にのぼるとは、猫界における“ちゅ~○”の人気の高さがうかがえる。「うちは薬を砕いて“ちゅ~○”に混ぜてます」「うちは“ちゅ~○ビッツ”に薬を挟むと食べてくれました」「うちの猫は“ちゅ~○ポケット”に埋め込んでます」「うちでは“ちゅ~○ポケット”に埋め込み、さらに“ちゅ~○”をかけてます」というふうに、今や猫界と“ちゅ~○”は切っても切れないズブズブの関係のようだ。今回のエピソードについて作者の久川はる(@hisakawa_haru)さんに少し話を聞いてみた。

――現在は完治してお薬は必要ないようですが、投薬期間はどのくらいでしたか?またその際の一度の戦いに費やす時間は?

投薬期間は3週間くらいでした。一発でサクッと飲んでくれたときは数十秒で終わりました。でもそれは最初の数回だけでしたね…。

――といいますと…?

投薬期間の終わりころには、漫画で描いたような“ちゅ~○”とカリカリのタワーを作って薬を混ぜても、薬だけをこっそり吐き出してることもありました。そうするとタワーの作り直しになり、またこっそり吐き出してて、また作り直して…という繰り返しで、トータル30分くらいかかった日もありましたね…。

――読者からさまざまな投薬方法が届いていましたが、今後の参考になったもの、今後試してみたい方法は?

錠剤を粉状に砕いて与える方法と、“ちゅ~○ポケット”を使う方法をたくさんの方が教えてくれました。薬の種類にもよるので事前にお医者さんへの確認は必要だと思いますが、どちらも次回試してみようと思っています。幸いまだその次回は来ておらず、ミコさんは元気です。これからもそうであってほしいですが、いざ投薬が必要になったときに、少しでもミコさんの負担を減らせるように知識を蓄えておきたいですね。

コメント欄には、「後ろから抱っこするようにして、口角から指を入れるようにすると、異物感を嫌がってパッと口を開きます。そしたら舌の奥の方に薬を入れ、口を閉じ押さえて飲み込ませてみてください」というアドバイスや、「マズル(鼻、口、あごなど口周り全体)を上から押さえるように口角のはしっこを持ってぐいっと天井を向かせるとあごの力が弱まるので、下あごを指で押さえるだけでお口を開きますよ~。強引かな?と思っても短時間で終わる方がストレスは少ないようです」という直接投薬する場合のアドバイスも。また、目からウロコの作戦としては、「“ちゅ~○”を出した皿の山のてっぺんに薬の粒を隠さずに置きます。下手に隠すと残されます。母が獣医さんに教わった方法ですが、てっぺんに置けばひと口目で舌に触らず食べられるそうです。うちの亡き老犬と、猫2匹はこれでだませました」というコメントが!一度は試してみたい作戦だ。

ミコさんが主人公の「愛されたがりの白猫ミコさん」は書籍化し、重版出来までした売れ行き好調の話題作。書籍には描き下ろしエピソードやミコさんの写真も多数収録しており、ファン垂涎の一冊となっているのでぜひチェックしてみて。


取材協力:久川はる(@hisakawa_haru)

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