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【東日本大震災から13年】津波で亡くなった祖母が看護師の孫に天国からメッセージを贈る【作者に聞いた】

  • 2024年3月11日
  • Walkerplus

幼少期から絵を描くことが大好きで、漫画家として活動中のアヤさん。現在は看護師・看護学生向けの総合WEBメディア「ナース専科」にて看護師のエピソードを基にした漫画を連載している。今回は、ナース専科にて公開されている中から「エンゼルケアができなくなった私に…」を紹介するとともに、大地震が起きたなかでも働く看護師の存在や災害対策についてもインタビューした。



12年前、東日本大震災の津波で理容室を営む祖母がこの世を去ってしまう。あの日、看護師の私は祖母の訃報を知っても、被災した状態のままひたすら働き続けていた。そして、亡き祖母への悲しみや後悔の思いからエンゼルケアができなくなり、自分を思い詰める日々が続く。

しかし、同僚に説得されてエンゼルケアをすることに。担当になった患者さんのエンゼルケアをしていると、ご家族の方が、「津波で流された○○地区に親族がいて、小さな床屋さんによく通っていた」と話す。

そしてそのご家族の方と私の祖母には面識があったことを知り、それを聞いたご家族の方も目に涙を浮かべながら喜んだ。偶然祖母を知っていた人と出会ったことで、祖母から「看護師を続けなさい」という私へのメッセージなのかと感じたのであった。

――東日本大震災のような大地震が起きた中でも働く看護師の存在について、アヤさんの感想をお聞かせください。

コロナ禍の時期にも感じましたが、医療従事者の方々も当然混乱や不安や危機感を感じている環境下で、駆け込む患者さんたちを優先し安心を与えるべく動き続けています。その姿をメディアや自ら足を運んだ病院などでお見かけするたび、感謝と尊敬の気持ちでいっぱいになると同時に、この方々を十分にケアする環境や待遇を整えてほしいと心から思っています。

――2024年は石川県を中心に能登半島地震がありました。アヤさん自身、災害の対策などはされていますか?

避難バッグは一応用意してますが、中身は正直最低限の内容なので、今回の地震を機に明日は我が身と改めて感じたので、今一度見直して詰め直そうと思っております。

災害はいつどこで起きるかわからないので、各自で対策は必要だろう。「ナース専科」の掲載漫画は実際に看護師から募集したエピソードばかりなので、興味があればぜひ読んでほしい!



取材協力:アヤ(@aokitajimaru)

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