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「THE猫様!!」外に脱走したがるから散歩させようとすると…?「気まぐれ」「うちと一緒で笑える」の声【作者に聞く】

  • 2024年4月9日
  • Walkerplus

猫は、窓から外の景色を眺めるのが好きだったりする。窓やドアを不用意に開けると外に飛び出しそうになってヒヤヒヤした経験のある飼い主も多いのではないだろうか?今回は、手を器用に使って、いとも簡単に網戸を開けてしまうちょっと困ったお猫様の話をお届けする。“元野良猫なので外が恋しいのではないだろうか…”“家の中だけではストレスなのでは?”と悩んだ飼い主はある決断をするのだが…!?


猫のミコさんは元野良猫。人間の膝の上が大好きで、寝るときは腕枕を所望する甘えん坊さんなのだが、自分で網戸を開けて外に出ようとする困った癖があった。網戸にストッパーをつけても腕力で突破する強者・ミコさん。ついに根負けした飼い主は「…やってみるか!」と決断し、ネットであるものをポチッと購入。

後日、届いたのは、お散歩用のハーネスだった!「災害に備える意味でも、家の前の公園なら午前中はほぼ人がいないし」と、外に連れ出してあげることに!しかしいざ公園に到着したミコさんは“動かざること山のごとし”!!武田信玄軍が掲げた風林火山の文字を彷彿させるかのように微動だにしない。これではせっかく購入したハーネスが、もはやただのお洋服だ。読者からは「かわいい…。気まぐれでTHEネコチャンなとこが愛おしいですね」「ハーネスでスンッ…ってなるのうちの猫と一緒でわろた」とコメントが寄せられた。さらに、猫は縄張り意識が強い動物なので、「家=縄張り」「窓の外=縄張りの延長戦(に見える)」「公園=縄張り圏外」となってしまい、カチンコチンになってしまったのでは?という指摘も。このエピソードについて作者の久川はる(@hisakawa_haru)さんに詳しい状況を聞いてみた。

――網戸を開けるなんて、ミコさんは手が器用なんですね?

器用か…というと少し疑問かもしれません。釣り竿型のおもちゃで遊んでいても、かなりの頻度で獲物を取り逃していますし(笑)。器用さというよりも、人間がやる動作を観察してどうやったら同じ効果が得られるのかまで理解しているのがすごいなぁと思います。この漫画のあと、引っ越しをして洋室で作業するようになったのですが、そのうちドア開けもマスターしてしまうのではないかと戦々恐々としています。

――猫にも利き手があって男の子が左利きで女の子が右利きが多いといいます。そして利き手によって右引きの引き戸と左引きの引き戸、得意な方があるらしいです。ミコさんはいかがでしょうか?

思い返してみると、左引きの網戸も、右引きのふすまも右手でちょちょいっと開けていました。少し重い引き戸は隙間に体をねじこんでから両手を使って開けていたので、本当に賢いなと思います…!そしてたぶんミコさんは右利きですね。おもちゃで遊ぶときや人間にかまってほしいときに咄嗟に出るのが右前足なんです。

――公園に連れていったあとは、脱走癖は治りましたか?

この漫画はミコさんを飼い始めて半年くらい経ったころに描きました。そのころはしょっちゅう網戸を開けようとして大変でした。ですが最近はすっかり落ち着いたようで、脱走しようとすることはなくなりました。ただベランダに出て外の空気を吸うのは大好きなようです。うっかりベランダの引き戸を閉め忘れてしまったとき、勝手にベランダに出てゴロゴロして真っ黒になって帰ってきたことがあって…(泣)。もちろん閉め忘れた私の責任なんですけど、引き続き戸締りには気をつけていこうと思います(笑)。

読者からは「網戸を開ければかまってもらえる!って覚えた?」「オイタをしてママの気を引こうとする…なんてかわいいのダァ!」という声も!ミコさんのかわいくて元気なエピソードはこのほかにもいっぱい!ミコさんのおもしろエピソードを漫画化した「愛されたがりの白猫ミコさん」は昨年2023年12月に書籍化。翌月の1月には早くも重版出来という売れ行き好調の話題作となっている。書籍には描き下ろしエピソードやミコさんの写真も多数収録。ファン垂涎の一冊となっているのでぜひチェックしてみて。


取材協力:久川はる(@hisakawa_haru)

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