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「新卒2年目…怒られてばかりの私は常に愛想笑い」自分がどんな顔だったかを忘れた“社会人の苦しさ”に共感続々【作者が激白】

  • 2024年4月16日
  • Walkerplus

「彼氏が怪物になってしまった話」がSNSで話題となった森本淳士さん(@ihsuta3)が、体裁を取り繕い続け自分を見失ってしまう女性を描いた漫画「表情(かお)のない人」。本作が公開されると、「心に抱えていたことを漫画にしてくれた」「真面目で頑張り屋な子が潰されていく世の中は地獄に見える」といった反響が寄せられた。今回、作者の森本淳士さんに本作について聞いた。



■自分を追いつめすぎず、幸せに生きられますように…

本作を描くきっかけについて森本さんは、「数カ月はスランプで、絵も描けない、漫画も描けない状態の時期がありました。かねてより患っていたうつ病も悪化し、仕事を辞めて実家に戻らざるを得ない状況になってしまいました。

そんななか、回復するきっかけになったのが10年来の友人の存在。それも踏まえ、「自分の中にあるものを全部吐き出すつもりで描いた漫画だったので、SNSに上げることも考えていませんでした」と、制作時も辛い状況にあったことを吐露した。

“笑顔の仮面”で自分を偽る主人公の姿にたくさんの共感が集まっている。森本さんは「人間、悩みの種は違えど、自分を偽って生きていくことはたくさんあると思っています。それは『こうしよう!』って思ったからすぐに解決するものでもないですし、他人にとっては『それだけのことで?』と思うことでも、自分にとっては死を天秤にかけるほど苦しいことだってあると思っています。

ただ、意外と些細なきっかけで心の重りを軽くしてあげることもできるものだと考えています。今回、やっちゃん(主人公)にとってのそういう部分を描ければ、と思って作った作品なので、そこを見てもらえるとうれしいです」と、本作の見どころを明かしてくれた。

最後に、森本さんは「共感の声をたくさん頂けてうれしいです。この漫画に共感していただける全員が『自分を追いつめすぎず、幸せに生きられますように…』と思っています。この漫画で救われた人が一人でもいるのであれば、自分も報われます」と、読者へメッセージを寄せた。



取材協力:森本淳士 (@ihsuta3)

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