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前田慶次の「皆朱の槍」完全再現!岐阜・関市で漫画「花の慶次」コラボの日本刀展を開催

  • 2024年2月7日
  • Walkerplus

岐阜・関市にある関鍛冶伝承館では、2024年2月3日(土)より、人気漫画「花の慶次 -雲のかなたに-」とコラボレーションした「関鍛冶伝承館×花の慶次 ~関鍛冶と戦国日本刀展~」が開催される。

展示の目玉となるのが、慶次を象徴する得物「皆朱の槍(かいしゅのやり)」と、慶次が太閤秀吉との謁見に際し、自らの傾奇者としての生き様を貫き通すため秀吉暗殺を念頭に特別に入手する「南蛮鉄大短刀」だ。

柄がすべて朱で塗られた「皆朱の槍」は、武勇に秀でたものだけが持つことを許される特別な槍で作中で慶次も愛用している。今回、丹波兼信刀匠により、長さ、身幅、柄の部分の逆輪・石突とも原作に忠実に再現された。槍の全長は、身の丈が六尺五寸(約197センチ)以上ある慶次が振るうことをイメージし、かなり大ぶりな穂先と柄として、八尺二寸(約2.5メートル)という長さにしている。皆朱の色は、慶次の出身である加賀の朱塗り漆器をイメージした朱色で再現塗装した。

「南蛮鉄大短刀」は、作中で通常の刀の3倍の厚みを持つ鉈(なた)のようなものとして描かれており、服部半蔵の刀を真っ二つにしてしまうという描写もある業物だ。原作の世界を忠実に再現するため、「現代の南蛮鉄」として特別に輸入鉄(銑鉄)を入手。二十六代藤原兼房刀匠が鋼に鍛え上げることで完全再現している。

さらに会場では「関鍛冶と戦国武将」として、作中に登場する織田信長・豊臣秀吉・徳川家康・上杉景勝・服部半蔵など、実際に関鍛冶の刀を使用したと伝わる武将の原作イラストと、それぞれ関わりのある刀工の作品をセットで展示。会場モニターでは制作した刀匠のインタビューと制作風景の映像も放映される。

さらに入館者先着8000名まで特製の「花の慶次キャラクターカード」8種類のうち1種類をランダムで配布予定。また、2024年2月24日(土)に今回の制作刀匠・二十六代藤原兼房刀匠と丹波兼信刀匠によるトークショーを、2024年2月4日(日)と2024年3月3日(日)には古式日本刀鍛錬の一般公開を行う。

戦国の世を当代きっての傾奇者として生きた前田慶次。本展を通して、自由を愛し、危険に身をさらすことを楽しむ、その強烈な漢の生き様に触れてみてはいかがだろう。

「関鍛冶伝承館×花の慶次 ~関鍛冶と戦国日本刀展~」
会期:2024年2月3日(土)~3月29日(金)
開館時間:9時~16時30分(入館は16時まで)
休館日:毎週火曜日・祝日の翌日(いずれも休日を除く)
特別入館料:大人500円、高校生・小中学生200円

※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

※新型コロナウイルス感染対策の実施については個人・事業者の判断が基本となります。



(C) 隆慶一郎・原哲夫・麻生未央/コアミックス 1990

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