サイト内
ウェブ

【最愛の妻が急死】夫もすい臓がんを発症!?残り僅かの人生、絶望的な状況の中で見つけた生きる希望とは【作者インタビュー】

  • 2024年1月15日
  • Walkerplus

学生の頃から漫画を描くことが好きだった猫原のし(@nyan_boku)さんは、X(旧Twitter) などのSNSを中心に漫画を公開している。

2023年11月には「ちびっこしろにゃんの色彩屋さん」を投稿。現実世界で疲れ切った大人たちが登場し、あるものと出会い色のある世界を取り戻していくというエピソードだ。SNSでは4話まで公開(2024年1月4日時点)され、元カノを引きずる男性が登場する第2話は3.7万いいねを獲得している。本作が誕生した経緯や裏話などについて、猫原のし(@nyan_boku)さんにインタビューした。


――本作を描いたきっかけについて、お聞かせください。

この作品の第1話を描いたのは2021年の冬頃で、まさにコロナ禍真っ最中という時期でした。行動制限などで不安が広がり「色を見失ってしまった」人もいたと思います。実は私自身もコロナ禍で出産・育児をしており、少なからず不安や孤独を感じていました。そういう方たちも含めてたくさんの人に優しい色を届けられるような作品を作りたいと思い、本作の制作に至りました。

――第3話では、夫はくも膜下出血で妻を亡くしてから色のない世界を生きてきました。猫原のしさん自身は、どんなときに生活に色がないと感じますか?

今までの人生を思い返してみると、「大切なものの喪失」というのは色を失うきっかけだったなあと感じます。心にぽっかり開いた穴がどんどん広がって、世界がモノクロに感じることがありました。

――最後のシーンではカラフルな若い頃の夫が登場しますが、色のある世界に戻れたということでしょうか?

彼は現実だけではなく、思い出の中でも色を思い出せなくなっていました。ラストシーンでは若い頃の思い出・記憶に色がついています。現実世界でのことについては、ご想像にお任せします。

――色彩屋のネコちゃんがかわいらしいですね!このキャラクターはどのように誕生しましたか?

しろにゃん自体は以前から描いていた白猫キャラクターなのですが、本作を描くにあたっては数匹いた方がかわいいかなと思い3匹に増やしてみました!無表情に見えて表情豊かな顔のパーツ、2.5頭身の何とも言えない体型がチャームポイントです。

――最後に、今後はどのような作品を描かれる予定ですか?

「ちびっこしろにゃんの色彩屋さん」に関しては、今後もいろんなエピソードや色彩シロップ精製の話なども描きたいと思っています。また、しろにゃんをはじめとしたオリジナル動物キャラクターのゆるい4コマ漫画なども描いています。ご覧頂けたらうれしいです。

本作では1話で職場と家を往復する日々を過ごす女性、2話は大好きな彼女と別れてしまい落ち込む男性、そして3話には妻に先立たれた夫が登場し、次第に色のある日常に戻っていく。充実していない日々を送ると、空虚感にさいなまれるような経験はないだろうか?最近疲れていると感じる方は、ぜひ一度読んでほしい!



取材協力:猫原のし(@nyan_boku)

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
Copyright (c) 2024 KADOKAWA. All Rights Reserved.