
年末年始、ゆっくり過ごしたい人に贈るウォーカープラスおすすめの漫画特集!
今回は、Xで10万いいねを獲得、pixiv月例賞を受賞している。ぴえ太(@camoy_ghost)さんの「ニンゲンの飼い方」を紹介しよう。ニンゲンが自分たちよりも上位生物に愛玩動物として飼われることになったら?「見方が違えば、自分たちが飼っているペットはこんな世界に見えているのかも」そんな世界線を描く。
■場所が違えばニンゲンもただの小さくてか弱い生き物だった
ただコンビニにアイスを買いに出かけただけなのに、なぜか異世界にきてしまったニンゲン。森で倒れていたところ、モンスターに保護された。モンスターは体にトゲを持っていて、ニンゲンを指先でつまめるほど巨大だ。
ある日、ニンゲンがモンスターの目を盗んで小屋から脱走しようとすると、ほかの生物に襲われケガを負ってしまう。この世界では、ニンゲンはとても繊細な生き物だった。
ニンゲンが飼われるという異世界設定の始まりは、漫画ではなく「ニンゲンの飼い方の取扱説明書」からスタートした。「最初は、ニンゲンになれていない人外に教える図鑑みたいなものがあったらおもしろそうだと思って描いたので、そこからもっといろいろと掘り下げてみて、漫画も描きはじめました」(ぴえ太)
「ニンゲンに限らず生き物を扱うのって細心の注意が必要ですし、人外側からしたらニンゲンは小さくて、か弱い生き物の部類に入るので、こういう感じに描きました」飼い主であるモンスターと飼われているニンゲンは、まだまだ大きな距離がある。まるで、野良猫が保護されたような距離感である。
本作は、Xでバズっただけでなく、8月のpixiv月例賞を受賞。「pixivマンガ月例賞を受賞したのは、かなりびっくりしました。Xでもpixivでも「ニンゲンの飼い方」を見て下さる人たちが思っていたよりもたくさんいらっしゃって、とても感謝しています。まだ未定ですが、漫画の方は1人と1匹が手探りながらも交流していくのを描いていきたいと思ってます」とぴえ太さん。
現在、Xおよびpixivで第7話まで投稿されている。また、ぴえ太さんのBOOTHでは、X未公開作品「赤鼻の旅人」のシリーズ本が発売されている。ぴえ太さんの優しい世界観を堪能したい人は、こちらもチェックしてみよう!
取材協力:ぴえ太(@camoy_ghost)