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スターバックスのコーヒーアンバサダーってどんな人?約6万人から新たに選出された4人を直撃!【後編】

  • 2023年10月27日
  • Walkerplus

スターバックスで働くパートナー(従業員)の中にいる「コーヒー アンバサダー」という存在を知ってる?2年に1度開かれる社内競技会「コーヒー アンバサダー カップ」で選出され、社内外でコーヒーの啓発活動をリードする人たちだ。今回、新たに決まった4人が、どのような想いで活動していくのかをご紹介する。

■約5万人のパートナーのうち、コーヒー アンバサダーはたった4人
全国約1900店舗・約6万人のパートナーのうち、豊富な知識を持つ人に与えられるブラックエプロンを着用するパートナーは1割。コーヒー アンバサダー カップはブラックエプロンバリスタが出場し、東日本・中日本・西日本・スターバックス リザーブ(R)ロースタリー 東京(以下、ロースタリー東京)の4つのリージョン(地区)で予選を開催。ファイナリストの4人がコーヒーの知識や情熱を、接客ステージやプレゼンテーションを通して競い合う大会だ。

ファイナリスト4人は、各リージョンのコーヒー アンバサダーとして2年間活動する。社内外のコーヒーに関するイベントや勉強会に参加したり、コーヒー農園を訪問したりしてコーヒーへの理解を深めその知識を伝えるなど、活動は幅広い。後編では、中日本リージョンとロースタリー東京のファイナリストの2名をご紹介しよう。

■真心を込めた接客で、楽しく働く姿を体現していく(西井まいさん)
埼玉県三郷市の店舗でアシスタントストアマネージャー(副店長)として働き、中日本リージョナルコーヒーアンバサダーとなった西井まいさん。幼稚園と小学校の教員免許を持ち、「教えることが好き、学ぶことが好き」という西井さんが、子どものころから夢だった教員の道ではなく、学生アルバイトをしていたスターバックスに入社したのは、自分の強みを生かせる場所だと思ったから。

「スターバックスの店舗ではキッズパーティなどを通して、大好きな子どもたちと触れ合うこともできる。また、多様な世代の方とつながれるスターバックスでは、さらに広く、多くの方に “真心”をお届けできると思いました」

そう語るように、西井さんのモットーは“真心”。贈り物に添えられたメッセージ、手作りのぬくもり…昔からそういうものに心惹かれていて、「それって人間らしさだと思うんです。そういう気持ちを私も人に渡していきたい」と、お客にもパートナーにも、そして普段の生活にも“真心”を込めることを意識しているのだそう。

そしてもうひとつ西井さんが大切にしているのは、プロフェッショナルであること。それは、知識や技術のことだけではない。
「コーヒーを通して楽しく働くことを常に体現していく。それがスターバックスのなかでのプロらしさだと考えています。働いている姿を見て、そこからも活力をもらってほしいなと思っています」
その心条は明朗な口調と、パッと周りを照らすような笑顔にも表れているようだ。

「“現状に満足せず”というスターバックスの当時のValues(行動指針)が好き。過去の自分に負けたくなくて、常に自分をアップデートしたい、新しい自分に出会いたいと思っています」と語る西井さんは、これまで5年連続でブラックエプロンを取得。試験を一緒に受け始めた仲間4人と、影響を与え合い切磋琢磨している。

現在勤務する店舗に異動したのは2023年7月のこと。環境が変わるのは大変では?と問いかけると「どんな方に出会えるのか、どんな自分に会えるのかなという楽しみの方が大きいです!」と笑顔を見せる。

そんなポジティブな彼女だからこそ、コーヒー アンバサダーとして社外の大会への参加など、外の世界へも広く目を向けている。
「一歩踏み出してみて、よいところを吸収しつつも、私がスターバックスの魅力をきちんと語ることができれば、“スターバックスってこんなこともしているんだ!”と思ってもらって仲間に引き込めるのではないかと思っています」

■自分を変えてくれたコーヒーでポジティブを生み出す(菅原孝宏さん)
スターバックスに入社して約20年の菅原さんは、これまで北海道の店舗でストアマネージャー(店長)として働き、ブラックエプロン試験にも14回合格というベテランだ。現在は東京・中目黒にあるロースタリー 東京に勤務。過去、エリアカップに3回挑戦し、今回、4回目のチャレンジでロースタリー 東京のコーヒー アンバサダーになった。

最後に受けた15年ほど前を振り返り、「当時はアンバサダーになることがゴールでしたが、さまざまな経験をし職位も変わった現在は、アンバサダーになったこの先が大事だとひしひしと感じます」と、落ち着いた口調で語る。

20年という月日の中にはもちろん迷いや悩みもあった。特に転機となったのは、北海道の店舗で勤めていたコロナ禍でのこと。人とつながることが制限され、スターバックスらしさとは何か、ということに悩んだという。
「自分の成長がないことに苦しくなり、今後どうしたいか、やりたいことは何かを考えて、ロースタリー 東京でキャリアを築くことにチャレンジしようと思いました」と、環境を変えることを選択し、生豆を管理する部門へ異動。現在は、海を越えて届く生産者から受け取ったコーヒーのバトンを、全国へとつなげている。

新しい仕事を覚えながら大会の準備をするのは「大変でした」と本音をポロリ。でもその環境が、チャレンジする原動力にもなったようだ。
「ストアマネージャーの頃はパートナーの成長にフォーカスしていましたが、この1年は自分自身の成長に目を向けられる期間でした。だから与えられたチャンスは全部チャレジしてみようと思いました」

アンバサダーとして実現したいことは、これまでの経験の延長線上にある。
「コーヒーを通して、世の中をポジティブにしたい」
なぜなら、自分をポジティブにしてくれたのがスターバックスでのコーヒーを通した仕事だったから。

「何事も長続きせず、自己肯定感の低い人間でした」と過去の自分を分析する菅原さん。しかし、スターバックスでお客や仲間から贈られる「いいね」「ありがとう」という言葉が、菅原さんを変えていったそう。

コーヒーへの興味を持ったきっかけは、組み合わさることで相乗効果や新しい発見があるフードペアリング。そこから知識を身に着け、理解を深め、「勉強をしたことを人に伝えることで感謝や賞賛というポジティブな感情をもらい、自分はここに居場所がある、活躍できる場所があるんだと感じたことが、自己肯定感を高めるきっかけのひとつです」

では、ポジティブな世の中にするために、菅原さんが今、したいことは何か。ひとつは、生豆の魅力を発信すること。
「生豆でも豆によってフルーティさがあったり、焙煎前にしかない香りがあったりと、生豆に触れるからこそわかることがあります。興味を持っているパートナーに伝え、それがパートナーとお客様がつながるきっかけのプラスアルファになれたら、そこからポジティブさが生まれるのかなと思う」

もうひとつは、ブランドの魅力を発信すること。
「世の中からネガティブな感情がなくなるといいなというのが大きな夢。スターバックスらしい人を大切にする接し方、人を肯定する考え方、それがパートナーを通じてお客様に伝染し、そうした人が増えることで世の中がポジティブになっていくのではと考えています」

約6万人のバリスタから選ばれた、4人のアンバサダーたち。これからどんな体験が待っているのか、どんな感動を届けられるのか、それぞれが期待や情熱を胸に未来へと歩んでいく。



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