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赤ちゃん誕生ラッシュ!「鳥羽水族館」で今年生まれた愛くるしい生き物3選

  • 2023年9月7日
  • Walkerplus

約1200種類もの海や川の生き物を飼育する国内最大級の水族館「鳥羽水族館」(三重県鳥羽市)。2023年は、さまざまな生き物の赤ちゃんが誕生し、話題となっている。そんな「鳥羽水族館」で誕生したばかりの赤ちゃん3種類を紹介しよう!

■水族館で見られる貴重なネコの3つ子ちゃん
インドやインドネシア、中国南部といった南アジア・東南アジアに広く生息する「スナドリネコ」。水かきのついた前足を使って魚を捕まえることから、英名はフィッシングキャットと呼ばれ、漢字では「漁(すなど)り猫」と書く。現在、国内では鳥羽水族館を含めた4園館(2023年9月現在)でのみ飼育している貴重な生き物だ。

2023年3月25日にスナドリネコの「パール」から誕生したのは、3つ子の赤ちゃん。誕生後すぐに母親からの授乳ですくすくと育ち、生後2カ月ごろには鶏ミンチ肉や離乳食を食べられるまで成長した。

とてもやんちゃだという3頭の名前は、飼育員が命名。それぞれスナドリネコが生息するベトナムやスリランカなど東南アジア各国の「ネコ」を意味する言葉にちなみ、「メオ」「チマ」「プサ」と名付けられた。

メスの「メオ」はマイペース、同じくメスの「チマ」は食欲旺盛、オスの「プサ」はアグレッシブな性格だという。夜行性のため昼間は寝ていることも多いが、3頭が身を寄せ合って寝ている姿は愛くるしすぎる!

3頭は館内Gゾーン「奇跡の森」で公開中。3つ子の母親である「パール」、同じく父親である「サニー」を含む合計5頭(飼育数は6頭)のスナドリネコを見ることができる。

■5月に誕生!コツメカワウソの赤ちゃんきょうだい
体長は約60~90センチで、カワウソ類の中では最小クラスの「コツメカワウソ」。名前は爪が小さいことに由来している。

つぶらな瞳と口角の上がった口元がかわいらしいコツメカワウソの赤ちゃん。2023年5月23日にオスが、24日にメスが誕生した。2頭の名前は、オスは父親のアサヒから「朝日を浴びて美しい花を咲かせる睡蓮の花」にちなんで「れん」に。メスは「すくすく育つように」という願いを込めて「つくし」と名付けられた。

それぞれ健康な状態で誕生したものの、母親からの安定した授乳が確認できなかったことから、飼育員による人工哺育に切り替え。ミルクの時間になると「キュー!キュー!」と鳴いてアピールし、哺乳瓶をくわえると手足をバタつかせながら、ゴクゴクとミルクを飲み干していた。

順調に成長して、ミルク以外に魚の切り身も食べられるようになった2頭。7月24日より、館内Lゾーン「水の回廊」のセイウチ水槽横スペースで一般公開をスタートしたが、しばらくは保育器の中での展示となる。同じくLゾーン「水の回廊」では、大人のコツメカワウソも見ることができるので、見比べて違いを発見するのもおもしろいだろう。

■親子で仲良く泳ぐイロワケイルカ
1987年3月に「鳥羽水族館」で日本初公開された「イロワケイルカ」。南アメリカ大陸南端付近の冷たい海に生息する、世界最小クラスのイルカだ。体長約135センチ、体重は約40キロ(ともに平均値)で、白と黒の鮮やかな色分け模様から“パンダイルカ”とも呼ばれている。

2010年1月より「鳥羽水族館」で飼育されているイロワケイルカの「ステラ」。年齢は22歳で、2023年6月21日にオスの赤ちゃんを出産した。なんと今回で出産は5回目となった!

イロワケイルカの赤ちゃんは誕生後すぐに呼吸をするため水面に浮上。その後は母親のステラに寄り添いながら、力強く泳いで見せたそう。出産11時間後には授乳を開始。親子仲良く泳ぎながら、赤ちゃんはすくすくと育っている。安定した子育てはさすがステラ母さん、慣れたものだ。

6月23日から水槽の一部を公開し、初お目見えしたイロワケイルカの赤ちゃん。誕生直後は全身がグレーだったが、成長するにつれて徐々に白黒模様になってきたという。赤ちゃんの名前はまだ決まっておらず、一般募集するか、飼育員で決めるかを検討中。イロワケイルカの親子が泳ぐ姿は、館内Iゾーン「極地の海」で見ることができる。

どの生き物も日々成長中で、赤ちゃんの姿を見られる期間はそう長くはない。興味を持ったらぜひ早めに足を運んでみてほしい。


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