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「かわいすぎかよ」と胸をくすぐる!「死神の女の子と恋仲になるまでの話」が甘酸っぱい【作者に訊く】

  • 2023年8月26日
  • Walkerplus

家でゆっくり過ごす際も、おでかけの道中にも、スマホやタブレットを片手に気軽に読める電子書籍やWEB漫画。夏休みのようにまとまった時間があるときは、一本のシリーズを続けて読みたいという人も多いはず。
今回は漫画家のなるあすく(@naruasuku)さんのオリジナル漫画で、pixivで1000ブックマーク超え、SNS「X」(旧Twitter)では1.2万件以上の「いいね」が寄せられるなど多方面で反響を呼んだ「死神の女の子と恋仲になるまでの話」シリーズを、作者の制作秘話とともに紹介したい。

■冷酷な死神と思いきや、中身は純真な女の子!?胸キュン必至な死神との日々

なるあすくさんは、「武蔵くんと村山さんは付き合ってみた。」(全5巻、GANMA!)や「ベランピング! ~ベランダでキャンプしてみた~」(全2巻、GANMA!)など、数々の商業作品を発表しているプロの漫画家。その一方、SNS上で発表する自主制作作品も人気を博しており、「死神の女の子と恋仲になるまでの話」もその内の一つだ。

同作は、主人公の命を奪いに死神の女の子「死神子」が現れたことから物語がはじまる。冷酷な表情を浮かべ主人公を死に誘おうとする死神子だったが、主人公が食べ物の差し入れをするとその日は「延命でいいや」とあっさり引き下がるなどちょっとポンコツ気味。それでも諦めず命を狙う死神子に、主人公は「好きな女の子が出来た」と伝え、二人の間にだんだんと絆が結ばれていく……、という連作短編の恋愛漫画。

読者からは「とにかく尊い」「かわいすぎかよ」と、思わずにやけてしまう二人の甘酸っぱい関係に好評が集まった同シリーズ。完結編として描かれた「死神の女の子と同棲してみた話」とともに、Amazon Kindleで公開中の無料電子書籍には1000件を超える評価がつけられている。

そんな同作が生まれたきっかけを、作者のなるあすくさんは「商業連載用に用意していた企画に遡ります」と話す。本シリーズの「死神子」はもともと、その商業企画のキャラクターとして構想していたそうで、企画自体はボツになってしまったものの「X(旧Twitter)に載せる作品として楽しんでいただこう」という思いから、死神子をヒロインとした自主制作作品を描き始めたという。

制作のはじめの頃は「数回で終わるぐらいのつもりでした」と振り返るなるあすくさんだが、公開当初から大きな支持を呼び同作はシリーズ化。「商業企画として通らなかったキャラがこんなにもうれしい反響をいただけたこと、本当に感謝しかありません」と喜びを語るとともに、「描くたびに続きを思いついてしまい」と、第2巻に当たる「死神の女の子と同棲してみた話」まで描くことになったという。

また、作品の大きな魅力となっているヒロインの死神子については、「命を狙いにきたはずなのに好きといわれて照れてしまったり、何気に人柄や性格がよかったらおもしろそうかな?と思い描かせていただきました」と、死神という立場と内面のかわいらしさというギャップを意識して描いたと話す。また、「感情によって同じ背景なのに、色を変えたりすることで暗い感じから明るい演出にするなどもこだわってみました」と、カラー漫画ならではの技法もこらしたと教えてくれた。

取材協力:なるあすく(@naruasuku)

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