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女優、鳴海唯1st写真集発売「休日に私と旅をしてるという気持ちになって見てもらいたい」

  • 2023年8月23日
  • Walkerplus

NHK 連続テレビ小説「なつぞら」でドラマデビューし、女優として第一線で活躍する鳴海唯の1st写真集「Sugarless」が2023年8月17日に発売。さまざまな表情の彼女に出会える1冊となっている。今回の写真集では水着、ランジェリー姿も初披露。写真集へ込めた思いやこだわり、ロケ中の思い出などについて話を聞いた。

■自分だけの作品で、役を通してじゃなくて、鳴海唯しか載ってない作品はなかなか出せない

――1st写真集の発売が決まったときはどんな気持ちでしたか。

仕事を始めた20歳のときから、いつか自分が写真集を出せたらいいな、でも多分叶わないだろうなと、憧れみたいなものの中のひとつだったんですけど、それがこんなにも早く仕事を始めて5年目で叶えさせてもらえるっていうのは本当にありがたいなと思いました。

自分だけの作品で、役を通してじゃなくて、鳴海唯しか載ってない作品はなかなか出せないですよね。照れくささもありつつ、こういう機会じゃないと、応援してくださってるファンの方に、自分の人となりを見せることはあんまりできないので、すごくいい機会をいただけたなって。応援してくれてる人たちへの恩返しと、これから知ってくださる方々への自己紹介というか、そういう1冊になればいいなって思います。

――紙の写真集はやっぱりいいですよね。

実はさっき初めて写真集を見て、紙ならではの質感とか帯とかがいいですね。女優さんの写真集を見るのが好きなので、それが自分の写真集になってるっていうのが、ちょっと不思議な気持ちで、なんか夢心地じゃないですけど、これが実際に発売されるんだなっていうのがまだ信じられないですね。

――本屋さんで自分の写真集を見るとさらに実感が湧きそうですね。

本当にうれしい!うれしいです!発売されたら早速本屋さんに足を運びます。

――写真集でまずやりたい!と思ったことは。

自分が仕事ではできないことをしたいなって思ったので、プライベートで実際に行ってみたいところに行きたいなと。駄菓子屋さんとか屋台とか、懐かしさみたいなものをテーマにして、そういう場所に行ったり、食べたり。衣装もそうですけど、レトロ感を意識した内容にしたいと思いました。

行先は、九州に行ったことがなかったので、九州に行きたいっていう話をさせてもらって、そこから九州のどの場所に行きたい、さらにどんな衣装で何がしたいって。そこからどんどん内容が決まっていきました。

福岡はどうしても行ってみたくて、屋台とかとんこつラーメンとか、食を楽しみに行きたいって思いました。とんこつラーメンは、勝手に二郎系を想像してたんですけど意外とあっさりで、今まで煮干ラーメンしか食べなかったんですけど、自分の中のレパートリーが広がりました(笑)。

シーグラスとかオランダ坂とか長崎ならではの観光スポットにも行ってみたくて。長崎でももちろん食を楽しませてもらって(笑)。駄菓子屋さんもそうですけど、トルコライスや、ロケ中に見つけたケーキ屋さんで、その場で買って食べたりもしました。

服も急遽スタイリストさんの衣装を借りて、こっちの方がかわいいよねってなって、それを着てみたり、その場でライブ感覚で楽しく撮影しました。そういう場面が割と多くて、本当に旅をしながら写真を撮るというような感じでしたね。

――印象に残っていることを教えてください。

10月上旬ごろ、最初に福岡に行ったんですけど、福岡空港に降り立ったときは、九州初上陸!ついにやってきたぞ!みたいな感じだったのを覚えています。福岡に来たって実感したのはやっぱりラーメンでした。実際にお客さんと一緒に並んで、食券を買って食べているところを撮影したのも楽しかったですね。

夜は屋台で撮影したんですけど、観光に来ていたか方と相席になって、喋ったりしながら、その様子を撮ったりしました。プライベート感がいっぱいですので、休日に私と旅をしてるという気持ちになって見てもらえたらうれしいです(笑)。

――素敵な衣装がいっぱいですが、水色のチャイナっぽい衣装がとくにかわいいですね。

かわいいですよね。本当にお気に入りです。気に入って実際にスタイリストさんから頂いたんです!

――撮影中につらかったことはありましたか。

私、胃下垂なのでご飯を食べると秒速でお腹が出ちゃいまして、それをどうやって抑えるかが大変でした。ご飯をたくさん用意してくださるので「食べたい、でも食べたらお腹が出ちゃう」と思いながらずっとこの戦いで、下着とか水着の撮影のときに、かなり苦戦しました。水着とかの撮影の前は極力何も食べずに頑張ってという感じでした。

■24歳の自分に例えて、「Sugarless」をタイトルにしたらおもしろいんじゃないかなって思った

――撮影に向けて準備したことを教えてください。

体作りはがんばりました。男性にも女性にも綺麗だなって思ってもらえるような、しなやかな女性らしい体を目指して、ピラティスに通いながら、インナーマッスルを鍛えることを大事にして、痩せすぎず、太りすぎずみたいな、健康的な体を作ることを意識しました。人生で一番自分の体と向き合ったと思います(笑)。

――撮影中に効果が出てるなっていう実感されましたか。

水着のカットで自分の腹筋がちゃんと綺麗に、縦線とか入ってるの見ると、ちゃんと理想の体になれたかも、とちょっと思ったりしました(笑)。撮影後も運動は続けていて、運動するとすごく前向きな気持ちになれるので、ピラティスは週1で通っています。

――カバーの写真はどうやって決まったんですか。

表紙の写真は、いろいろ候補を出してもらってその中で自分がこれがいいですっていうふうに決めさせてもらったんですけど、結果すごくお気に入りのカットになりました。本当に自分らしさが詰まってるなというか、このサングラスとか、口にくわえたラムネとか、私はおちゃらけ性格で、基本ふざけたい人間なので、自分らしさ全開のカットになっていて、この写真はお気に入りです。あと、顔がアップでぱっと自分とわかるのもいいと思います。

――タイトルの「Sugarless」について教えてください。

この写真を撮ったときの自分の心情とかいろいろ思い出して、当時24歳だったんですけど、大人なんだけど、ちょっと大人になりきれてない自分がいるなというか。大人になりきりたくない自分もいるなみたいな感じで…。結局どれだけ歳をとっても、駄菓子とか、そういうものがずっと大好きな自分がいて、そういう二面性みたいなものを隠さずに出したいなっていう思いがありました。

私はブラックが飲めなくて、カフェラテを頼むんですけど、ミルクたっぷりのカフェラテだけどシュガーレスのものが大好きなんです。

それってなんかすごい中間じゃないですか、砂糖が入っていないものを飲めるようになったのって最近で、それを今の自分に例えて、「Sugarless」をタイトルにしたらおもしろいんじゃないかなって思いました。

――タイトルの付け方がすばらしいですね。今の自分を表していて本当に素敵だと思います。

タイトルを自分で考えたりするのって、歌手でもないから、すごい恥ずかしいです。24歳の私はシュガーレスだったけど、大人になった私はブラックになっているかもしれない(笑)。

――タイトルも含めて、すべてが鳴海さん自身の1冊になっていていいですね。

本当にいろいろわがままを言わせてもらって最高の1冊になったと思います。

――この写真集を発売することで、大きな変化はありましたか。

ちょっとひと区切りじゃないですけど、写真集というずっと目標にしてたものを出せるっていうのもありますし、改めて応援してくださってる方に感謝の気持ちを本を通じて伝えられた、といううれしさはあります。この写真集で、今まで知らなかった部分を皆さんに知っていただいて、その上でさらに自分らしく頑張っていけたらいいなって思います。

――女優として今後の目標を教えてください。

一人でも多くの方に希望を与え続けられるような人になりたい、そういう作品を世に出していきたいとすごく思っています。この気持ちは仕事を始めた20歳の頃からずっと変わらなくて、今も変わってなくて、この先何年経っても、この気持ちは強く持って仕事に臨みたいなって思うので、初心を忘れずに、目の前にある仕事をちゃんと楽しんで、丁寧に噛み締めて前進していくことが今の目標です。

――最後にメッセージをお願いします。

この写真集でしか見られない、等身大の今だけの鳴海唯が詰まっています。私の人となりをこの写真集を通して知ってもらえたらうれしいですね。ありがとうございます。

撮影・取材・文=野木原晃一

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