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キャンプ場徹底解剖!「南蔵王やまびこの森キャンプ場」(宮城県刈田郡七ヶ宿)|キャンパーデビュー大歓迎!設営不要のフルサポートで、子連れファミリーにぴったり

  • 2023年8月17日
  • Walkerplus

「南蔵王青少年旅行村」がリニューアルして誕生した「南蔵王やまびこの森キャンプ場」は、7サイト限定のコンパクトなキャンプ場で、プライベート感にあふれ、手作りの遊具や小川など一日中遊び尽くせる仕かけが満載。テントを含めキャンプ道具はすべて料金込みで設営は不要という、キャンプ初心者におすすめの施設の魅力を取材した。

■【コンセプト】すべてレンタル&スタッフのフルサポート付で気軽にキャンプ体験!
蔵王連峰の南麓、宮城県の南西端に位置する七ヶ宿(しちかしゅく)町は、緑と水に恵まれた自然豊かな地。周辺にはボートやSUPが楽しめる「長老湖」、東北最大級の「やまびこ吊り橋」などがあり、県内外から観光客が訪れている。
“キャンプ初心者に優しい”とうたうキャンプ場は数多くあるけれど、このキャンプ場のさじ加減はまさにちょうどいい。キャンプデビューを迷うファミリーにおすすめしたいのが、「目がゆき届く範囲で、のびのび自然を体験しながら、キャンプのいいとこだけを楽しめる」という点だ。
7つあるサイトにはそれぞれキャンプグッズがそろっており、料金内にタープやBBQ用具などの基本セットが含まれている。食材のみ用意すればあとはすべてが整っているので、重い荷物の移動や駐車場との往復は不要だ。

例えるなら“グランピング未満、キャンプ以上”で、ラクをしながらも、好きな料理を楽しんだり、シュラフで寝たりというアウトドアの醍醐味を味わえる。グランピングではちょっと値が張るけれど、非日常は味わいたいという人にはぴったりだろう。
キャンプ場には、子供が遊べる公園やスタッフ手作りの遊具のほか、小川にニジマスが泳いでいる姿も見える。コンパクトな敷地のため、目が行き届く範囲で子供を安心して遊ばせられるのも親にとっては大事なポイントだ。

■【テントサイト】個性豊かなテントからチョイス!ペット可サイトもあり
7つあるサイトは、それぞれ10メートル×10メートルの広さでウッドデッキの上にテントが立つ。七ヶ宿のアウトドアモンスターの名前が付けられた個性豊かなサイトは、3つ口100Vコンセント、キャンプギアセットが付いていて、どれも値段は同じ。収容人数やベッドの有無、ペットの可否でチョイスするのがよい。ここでは代表的な2つのサイトを紹介する。

まずは「No.4 つりきちタロー」。最大人数は6名、寝袋+エアーベッドが用意されたベル型テントで、テント内の広さは施設で1番となっている。キャンプ場のほぼ中央にあり、敷地全体を見渡せ、どこへ行くにも便利な場所に設置されている。

次に「No.7 みずかきボーイ」。最大人数は5名、布団+ベッドでグランピングに近いリッチなテントになっている。管理棟や駐車場から1番近く、快適さが魅力だ。

そのほか、ペット可のサイトは「No.1 あたたまりこぞう」「No.2 けしきのぞき」の2つとなる。サイトに囲いはないため、リードとテント内のケージが必須。ペットなしでも予約は可能だが、半数近くはペット連れが多いそうだ。

繰り返すが、すべてのサイトにはキャンプ道具がセットされていて、人数分用意してくれるのであとは食材を持ってくるだけ。セット以外では、移動中のライトや防寒具・雨具、着替えやお風呂セット、水遊び用の濡れてもよい服、虫除けスプレーなどがあるとよいだろう。

■【食事】基本は持ち込みで用意。朝ご飯はオプションから選べる
施設周辺には車で約9分の距離に「ファミリーマートプラスCOOP」という、コンビニとスーパーが合体した店がある。通常のコンビニよりも野菜や肉、お酒の種類が多く、薪なども販売している。夜10時まで営業しているが品ぞろえはスーパーほどではないので、お目当てのものがあれば事前に問い合わせるか、七ヶ宿エリアに入る前に大型スーパーで買いそろえておくのが安心だ。

朝ごはんは予約時にオプションで選ぶことができ、洋食または和食の2種類から選べる。そのほかダッチオーブン(1台800円)、メスティン(1台500円)、ピザ窯(1台1000円)などの調理器具をレンタルできるので、自由にアウトドア料理を楽しもう。

■【遊び場】DIY遊具で自然を感じながら一日中遊び尽くそう
このキャンプ場にはスタッフの愛があふれる手作りの遊具がたくさん用意されている。すべり台やシーソー、スイングボール、スラックラインなどがあり、利用は宿泊者のみなので、ほぼ貸切状態で楽しめる。
キャンプ場の中央には小川が流れていて、浅い部分でジャブジャブと水遊びをすることも可能。池にはニジマスなどの魚の姿も。水の冷たさやせせらぎを聞きながら五感でアウトドアを満喫できる。

夜の楽しみは、キャンプファイヤーや天体観測。芝生が広がる中央広場は晴れている夜にスタッフが火を焚いてくれ、炎のゆらめきを眺めながら満天の星空のもとリラックスできる。キャンプファイヤーの周りなら手持ち花火をすることも可能だ。

■【シャワー・トイレ・炊事場】1回無料券が付く姉妹施設への入浴がおすすめ
場内にシャワールームは2つあるが、おすすめは車で10分の距離にある入浴施設「wood&Spa や・すまっしぇ」。キャンプ場と同じ運営会社の施設で、宿泊客は1回分の利用券が付いてくる。人工炭酸泉のお湯で、病気治療や美容、健康促進によいとされている。館内にはサウナや休憩スペース、子供が遊べるウッドボールプールもあり、広々とした空間でゆっくりリフレッシュできるだろう。
なお、キャンプ場内にある2つのシャワールームは100円で5分間利用できる。シャンプー・リンス・ボディーソープは備え付けで、タオルのみレンタル(100円)。トイレは管理棟に標準トイレ(男女別)と多目的トイレ、キャンプ場中央にも標準トイレ(男女別)が設置されている。

炊事場はキャンプ場内に2カ所あり、どちらも自由に利用可能。使用したレンタル食器は洗って返却することがルールとなっている。

■【管理棟】フリースペースの使い方は自由!スタッフの手厚いサポートも
調味料やドリンク、花火、炭、薪などは管理棟に入る売店で購入することができる。ここでしか手に入らないやまびこの森オリジナルグッズなども販売している。
テーブルと椅子を設けたフリースペースは、元はカフェスペースで、悪天候の際はここで調理をすることができる。また、七ヶ宿のアウトドアモンスターをプリントするオリジナルTシャツ作り体験を提供しており、雨が降っても楽しめるコンテンツがあるのもうれしい。

■【おすすめコメント】大自然に抱かれたキャンプ場の魅力
最後にスタッフの板橋さんにキャンプ場の魅力を伺った。「元々ここはバンガローがあったキャンプ場でしたが、老朽化に伴い取り壊されました。リニューアルオープンした2020年の夏はコロナ禍の真っ只中。自然を求める方が増えたこともあり、手軽に楽しめるキャンプ場をコンセプトに生まれ変わりました。周辺環境に恵まれており、長老湖や吊り橋などの名所のほか、道の駅、そば処など見どころがたくさんあります。私たちが運営する『wood&Spa や・すまっしぇ』や『Book&Cafe こ・らっしぇ』にもぜひ立ち寄ってください」と板橋さん。

山形県と福島県の県境に位置する七ヶ宿町は、県外からのアクセスもよい。夏は夜になると涼しいくらいで、気候も穏やか。スタッフのサポートも手厚く、火の付け方やキャンプで困ったことがあれば気軽に尋ねることができる、キャンプデビューにはもってこいの施設だ。小さなお子さんを持つファミリーは、ぜひ一度訪れてみてはいかがだろうか?


取材・文=ジェンティーレ恵

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