高橋文哉「1回目は怖かったけど、たぶん体が慣れた」話題の「交換ウソ日記」撮影で苦手を克服!?

  • 2023年7月22日
  • Walkerplus

ドラマ「最愛」(21年/TBS)や「君の花になる」(22年/TBS)で注目を集め、2022年には日経トレンディが選ぶ「来年の顔」にもなった人気若手俳優・高橋文哉。最新主演作、映画「交換ウソ日記」では、学校イチのモテ男子で、思ったことをはっきりと口にするド直球な性格の瀬戸山潤を演じている。勘違いから始まった交換日記を軸に展開する本作の撮影秘話や、演じた役柄について語ってもらった。

■監督のアドバイスによって「表現の幅が広がった感覚があった」
――今回、学園ものの胸キュン映画に初挑戦されてみていかがでしたか?

【高橋文哉】監督をはじめ、共演者の方やスタッフさんたちと、いかに“胸キュンできる映画にするか”を話し合いながらシーンを作り上げていく過程がすごく楽しかったです。本作に参加するまでは、現場の温度感で“キュン”を作っていると思っていたのですが、そうではなく緻密に精密に計算しながら作られているものだと知ることができて勉強になりました。

――胸キュンシーンのお芝居で照れてしまうことはなかったですか?

【高橋文哉】“今から胸キュンのお芝居だ”と思うといつもより緊張しましたが(笑)、「こう演じた方がキュンとくる」といったご意見をいただきながら、自分なりに表現するのはおもしろかったです。こういった作品は今しかできないと思うので、機会があればまた挑戦したいですね。

――竹村謙太郎監督からは何かリクエストはありましたか?

【高橋文哉】事前に「いろんなお芝居のパターンを試してみたいです」と監督にお伝えしていたので、現場でやってみて「ちょっと違うからもう一回やってみましょう」と監督からご指摘いただくこともありましたが、試行錯誤しながら瀬戸山が魅力的なキャラクターに見えるように演じるのは楽しかったです。監督のアドバイスによって、表現の幅が広がった感覚はありましたね。

――劇中で使われた日記の文字は、実際に高橋さんが書かれたそうですね。

【高橋文哉】書かせていただきました。“瀬戸山のかっこよさや真っ直ぐさが伝わるような文字はどんなだろう?”とものすごく考えて、内容(日記に書く文章)に合わせて気持ちのままペンを走らせてみたり、ゆっくりきれいに書いてみたり、いろいろと自分なりに工夫してみました。

瀬戸山の文字は右肩上がりなのが特徴なのですが、それはなぜかというと、僕が学生の頃に右肩上がりの文字を書く人を全員かっこいいと思っていたからです(笑)。あとは“とめ、はね、はらい”をすごく強く書く癖があるので、それを生かしながら書いたり。文字で役を表現できることってなかなかないので、ありがたいなと思いました。

■ジェットコースターは苦手で怖かったのですが「2回目は不思議と楽しかったです」
――思ったことをはっきり言うストレートな性格の瀬戸山くんを、どんな風に捉えて演じましたか?

【高橋文哉】瀬戸山はとても真っ直ぐな人なので、思ったことを悪気なく相手に言ってしまい、誤解されることも多々あると思うんですよね。だけど“あれは強く言いすぎたな”と感じたときは、あとでちゃんと相手に対してフォローを入れますし、そのフォローも決して自分の評価を上げるためではないので、同じ男性としてかっこいいなと思います。

――もしも瀬戸山くんが目の前に現れたら、友達になれると思いますか?

【高橋文哉】瀬戸山を演じた瞬間から彼を他人としては見られないので、どうだろう…難しいですね。でも、もし目の前に現れたら一回話してみて、気が合いそうだったら友達になるかもしれません(笑)。

――桜田ひよりさん演じるヒロインの黒田希美は、周りの空気を読みすぎて思ったことが言えない女の子ですが、高橋さんはそんな希美のことをどう思いましたか?

【高橋文哉】周りは彼女のことを“人に流されている”とか“自分の意見がない”と思うかもしれませんが、決してそうではなく、他人を受け入れる器が大きい人だと思うんです。そこをちゃんと見ていて、理解してくれるのが瀬戸山なので、僕自身も希美のいいところや素敵なところを感じながら演じようと意識していました。

――遊園地で瀬戸山くんが飲み物を買いに行く前に、希美の「なんでもいい」という言葉を受けて、おしるこの缶を買って渡すシーンが印象的でした。

【高橋文哉】よりによっておしるこの缶て!って感じですよね(笑)。遊園地での希美と瀬戸山のシーンはすごく重要だったので、どう演じようかものすごく考えて挑んだ記憶があります。

――遊園地のシーンではジェットコースターにも乗っていましたが、ああいった絶叫系アトラクションは得意ですか?

【高橋文哉】ジェットコースターは苦手なので、1回目に乗ったときは怖かったのですが、2回目は不思議と楽しかったです。たぶん1回乗ったことで体が慣れたんでしょうね(笑)。

遊園地では、桜田ひよりさん、茅島みずきさん、曽田陵介くん、齊藤なぎささんと僕の5人で待ち時間にたくさん話ができて楽しかったです。遊園地での撮影で一気に全員の距離が縮まったので、いろいろな意味で印象深い撮影になりました。

――話は変わりますが、俳優業だけではなく、NHK Eテレの「ハングルッ!ナビ」で生徒役としてレギュラー出演されています。最近韓国にお仕事で行かれたとうかがったのですが、いかがでしたか?

【高橋文哉】韓国で行われたGUCCIのファッションショーに参加させていただいたのですが、お休みの日にはいろいろな場所に行きました。その中でも1番よかったのは東大門市場。おいしそうなものが並んだ屋台がたくさんあって、食べ歩きするのが楽しかったです。

店員さんと会話するときに、「何々ありますか?」「それください」とか「トイレはどこですか?」など番組で学んだ韓国語を話してみたら通じたので、覚えておいてよかったなと思いました。

――わたくしも先月渡韓したのですが、「ハングルッ!ナビ」で覚えた韓国語が店員さんに通じたときはすごくうれしかったです。

【高橋文哉】うれしいですよね!市場の店員さんとコミュニケーションが取れたら怖いものなしなので(笑)、韓国を訪れる際には東大門市場でハングルチャレンジしてみてほしいです。

僕も次に韓国を訪れるときは、今より韓国語のレベルが上がっているはずなので、行ったことのない場所を訪れて、もっといろいろな人とコミュニケーションを取ってみたいです。

取材・文=奥村百恵

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