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土に刺さった「アイスの棒!?」ペットの墓場かと思いきや、意味がわかると「鳥肌!!」ツイキャス怪談を漫画化【作者に聞く】

  • 2023年5月5日
  • Walkerplus

ゴールデンウィークにウォーカープラス人気作品を一挙お届け!今回は、大家(@ksyjkysk)さんの創作漫画「アイスの森」を紹介する。どこにあるのかも語られなくなった、有名な心霊スポットに足を踏み入れた青年たちが見たものとは?本作は、著作権フリー&無料配信のツイキャス「禍話~第五夜~」で語られた物語を大家さんが再構成し、漫画化したものである。今回は怪談話を漫画化した理由を大家さんに聞いた。


■ツイキャスとは?
ツイキャスとは、PCやスマホで手軽にライブ配信できるサービス。禍話(@magabanasi)は、毎週土曜日23時から配信している怪談ツイキャス。「以前から禍話さんのファンでリモートワークや原稿の作業中によく聴かせていただいていました。禍話さんはファンの方によるリライトやファンアートなどの投稿が盛んで、私自身も漫画を描くのでせっかくなら参加したいと思ったのがきっかけでした」と、大家さんは制作のきっかけを語る。

禍話で放送された怪談は、商業以外での二次使用が可能。「アイスの森は、尺自体は短いながらも強烈なインパクトがあり、大好きなお話なので描かせていただきました。語りのかぁなっきさんや禍話ファンの皆さんに読んでいただけて嬉しかったです」と、大家さんは答えてくれた。

■車で片道5時間かかる山奥の中にある「アイスの森」噂は本当なのか?
禁句と言われている、「アイスの森」。大学で語り継がれる謎の心霊スポットだ。ある日、サークルの先輩が「一度行ってみたい」と言い出した。アイスの森とは、車で片道5時間かかる山奥にある私有地。入り口には金網が張られ、「立ち入り禁止」「防犯カメラ設置中」などの立て看板が設置されている。

しかし、本当に誰もこないのか金網は壊されたまま。防犯カメラも本当に作動しているかわからない。山奥の場所だけあって、周囲は街頭もなく、車のライトを消すと真っ暗闇。懐中電灯のわずかな明かりを手に、彼らは森の中へ進んだ。

山奥を歩いてみると、木々のザワメキや風の音で時折どきりとするものの、別段なんの気配もない。昔話か噂話だったんだ、と戻ろうとした時、足先に何かが当たった。よく見ると、それは木の棒。懐中電灯を照らしてみると、当たりくじがついているようなアイスの棒だった。

棒には「たまちゃん」と書かれている。あたりを照らすと、他にもアイスの棒がいくつも土に刺さっている。「ぴーちゃん」「ポチ」「みーこ」まるで、ペットにつける名前に「ここは実はペットの墓場だったのか?」と、彼らは結論づける。それがねじ曲がって、心霊スポットと呼ばれるようになったのかもしれない。

少し先の棒を見てみると、「からす」「すずめ」「かめ」「インコ」など動物の名前が書かれている。動物の種類が書かれていることから、先ほどの「ペットの墓場」説は、どうも違うようだ。

さらに3メートル先に行くと、再びアイスの棒がーー。棒には「どらいぶ」「さんさいとり」と書かれており、その先にもアイスの棒が等間隔に刺さっている。その意味を理解すると、彼らは「ペットの墓場なんかじゃない!!」と、森を引き返そうとした。


原作を漫画化すると、よりイメージが掴みやすくなるため、怖さの落とし所が難しくなる。本作はラストを描きすぎず、読者の想像力に委ねたことで、より怖さが増している。

取材協力:大家(@ksyjkysk)

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