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顔も知らない男女が声だけで恋に!?少しずつ近づく2人の関係に「甘酸っぱい!」「続きが止まらない」人気作【作者のこだわりを聞く】

  • 2023年4月14日
  • Walkerplus

Twitterで投稿を始めて「展開が気になりすぎる!」と読者の声が高くツイバズにもなったコマkoma(@watagashi4)さんの「家族経営のスーパーの女の子と近くの工事現場のお兄ちゃんの話」を紹介する。本作は、手作り弁当にハマる作業系男子とお惣菜弁当を作る若い女の子が、顔も知らない相手に淡い恋をスタートさせる物語。


コマkomaさんは現在、未完成で終わった人気Web小説、きみね(@amayokie)さんの『雨の日と月曜日』のコミカライズ「外伝編」をLINEマンガで連載中。完結までを収録した第1巻は、電子コミックスで発売している。静かながらも熱量が高く、先の見えない展開にハラハラが募る作品だ。

■スーパーの手作り弁当にハマった!お惣菜屋の娘と工事現場で働く男の淡い恋
工事現場で働く田嶋は、スーパーひまわりの手作り弁当にハマる。特にヒットしたのが、コロッケ弁当。以来、昼にひまわり弁当を2つ平らげてしまうほど気に入っている。

田嶋がスーパーひまわりの弁当を好んで食べていることから、他の社員にも弁当を頼まれるようになった。結果、ランチ時になると田嶋が大量にお弁当を購入してしまうせいで、他のお客さんがお弁当を買えなくなるという事態が発生。スーパーの店長は「大量購入の場合は前日に注文して欲しい」とお願いし、お惣菜部門を担当する妹のあかりの連絡先を渡す。

翌日から田嶋は弁当係として、あかりに弁当の発注をするようになった。「お疲れ様です」というあかりの優しい言葉や田嶋の「毎日でも食いたい」と弁当を称賛する言葉に、お互い顔も知らないのに、なぜが惹かれあっていく。

連載当時Twitterにアップすると、2人の行く末に多くのコメントが殺到。近づきそうで近づかない先の展開を予想する読者の声をストーリーに加えるなど、SNSならではの繋がりが面白さを呼んだ。

■思ったことを口にするイタリア人気質な田嶋の人タラシが魅力
今回、作者のコマkomaさんに、自身で描かれる漫画と商業用の違いについて伺ったところ「主にTwitterで活動しているのですが、やはりダイレクトに反応が返ってくるTwitter漫画は商業とは違ったワクワク感があって楽しいです。たまに締切が迫っているのに、描きたくて堪らなくなる時があります。漫画の息抜きに漫画を描く感じですね」と、Twitterに掲載する醍醐味を語ってくれた。

Web漫画の良さについては、読者の反応が執筆の原動力のようだ。「初めから紙で始まる漫画を描いた経験がないので、読者の反応がまったく返ってこない状態で1本の漫画を描きあげる方は凄いなと思います」(コマkomaさん)

主人公の田嶋は、さらりと女性をたらしこむようなセリフを言い「人タラシ」と呼ばれている。制作中に気をつけていることは「田嶋の顔を過剰にイケメンに描かないことです!」と話すようにイケメンではないが、人柄がいいことで非常に人気がある。

元々コマさんの描く登場人物には、悪人がいない。「人柄というか、実生活では、あまり人様の思考の裏を読まないようになりました。頂いたものは有難く頂く、そして出来ればお返しする、みたいな。腹の探り合いとかに疲れちゃったので(笑)。そしたら、キャラクターもみんな明るい人たちばかりになりました。描くのもすごく楽です」

顔を知らない2人。電話で繋がり、会ってみたいのに会えないもどかしさやすれ違いを重ねながら、ゴールまで進んでいく。この甘酸っぱい恋愛に「昔の恋を思い出した」「何度も読みたい」というコメントが届く。ハッピーエンドの後もお付き合い編まで続き、田嶋に翻弄されるあかりのドギマギも描かれている。


取材協力:コマkoma(@watagashi4)

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