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長い不妊治療の末妊娠がゴールに!?出産してから日々壮絶な育児に苦しむ新米母【作者に聞いた】

  • 2023年4月12日
  • Walkerplus

幼少期から絵を描くことが大好きで、漫画家として活動中のアヤさん。現在は看護師・看護学生向けの総合WEBメディア『ナース専科』にて看護師のエピソードを基にした漫画を連載している。今回は、ナース専科にて公開されている中から「妊娠・出産はゴールではなく始まり」のエピソードを紹介するとともに、著者のアヤさんに妊娠時に辛かった体験談などについても詳しく聞いた。



これは、ある産婦人科に勤務している看護師のエピソード。その日は、7年の不妊治療を続けて第一子を出産したNさんが入院していた。Nさんは産後3日目だが、1回の授乳に1時間以上もかかるとのこと。育児にはまだ慣れていない様子で、看護師たちも心配している。

その夜、看護師がNさんの様子を見に行くと、Nさんは一人で身体を震わせている。その様子を見た看護師は、Nさんの身体を摩りながら「慣れない育児に夜も寝不足で、今は辛い時期ですよね」と優しく声を掛ける。

すると、Nさんは小さな声で「すみません…私どうしよう」と言うではないか。どうやら授乳が終わってから30分しか経ってないのに、もう次の授乳の準備を始めないと間に合わず眠れないようだ…。

Nさんは「気づいてなかったけど、私、出産がゴールになってた…こんなに大変だなんて思ってなかったの」と身体を震わせながら話す。

翌日の会議で、その看護師はNさんの現状について報告。Nさんが退院するまでの間はマンツーマンで介助し、自立して育児ができるようにサポートすることに。

Nさんは退院するまでに時間や赤ちゃんの様子を見ながら、少しずつ育児ができるようになっていく。そして退院の日、Nさんは「本当にいろいろと助けてくださってありがとうございました」と看護師に感謝し、笑顔で退院した。

不妊治療が長く続くと、いつの間にか妊娠や出産がゴールになってしまうことがあるようだ。その看護師は、出産後の負担を少しでも減らせるように、妊娠中から赤ちゃんを迎える準備を始めてもらえるよう関わることが大切なのだと実感した出来事であった。

本作以外にもさまざまなナース漫画を投稿しているアヤさん。今回は、アヤさんが妊娠された時の辛かった体験談などについてインタビューした。

――アヤさん自身、妊娠や出産はゴールではなく始まりだと思われますか?

「はい。実際私も長男を出産後までは、これから始まる育児の大変さや未知の連続を全く想像できておらず、まさに『出産後がスタートなんだ…』とひしひしと実感しました」

――アヤさんが妊娠された際、辛かった体験談はありますか?

「妊娠時に辛かったことと言えば、一人目妊娠中にいた職場が立ち仕事であり接客業であったため、かなりギリギリまで自分の体を労ることができず、お腹の赤ちゃんを優先してあげられなかったことが今思い出しても心苦しいです」

「ナース専科」にて連載している漫画は、実際に看護師から募集したエピソードばかりだ。他の作品もあるので、気になればぜひ読んでみて!



取材協力:アヤ(@aokitajimaru)

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