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「名探偵コナンは勉強になる」“死亡フラグ破壊”を題材にしたモブ教師が話題、著者が明かすに創作活動の舞台裏とは

  • 2023年3月19日
  • Walkerplus

いわゆる“死亡フラグ”にスポットを当てた『〇〇で死ぬタイプの体育教師』シリーズを発表している酒井大輔(@sakai0129)さん。現在、ヤンマガwebで『ゴリせん』を連載しており、2023年3月20日(月)には最新刊となる『ゴリせん~パニックもので真っ先に死ぬタイプの体育教師~(5)』を発売する大注目の漫画家だ。


そこで今回、酒井さんに最新刊の見どころや長期連載の苦労、ネタ集めのポイントなど、創作活動の舞台裏について話を聞いた。

――3月20日に最新刊となる5巻が発売されます。率直な感想を教えてください。

【酒井大輔】4巻のときも「まさか4巻まで出るとは!」という感じでしたが、5巻ではより一層「まさか5巻まで出るとは!」という思いです。当初は3~4巻くらいで完結予定だったので、長く続けられてよかったです。はじめの頃に比べると大分内容も変わってきましたが、それでも読んでくれる読者の方々のおかげですね。

――5巻の制作でいちばん苦労した部分は?

【酒井大輔】当初のコンセプトである「死亡フラグ」や「漫画あるある」を片っ端から破壊していくなかで、どうしても話を長くしないといけない死亡フラグやあるあるが出てきて、話を繋げながら死亡フラグを提示するのが大変でした。

――5巻の見どころを教えてください。

【酒井大輔】なんと言っても、5巻はサブキャラたちの話がメインになっています。サブキャラたちの活躍をぜひ見ていただければと。あとはゾンビものの死亡フラグの総決算になっています。ゾンビものを知らない人からすると「なんのこっちゃ」と思う内容も多いとは思いますが、いつかゾンビものを観たときに「ゴリせんでやってたやつだぁ」とか「ゴリせんなら助かったのに…」と思ってもらえればと(笑)。


――長期連載となっていますが「死亡フラグ」や「漫画あるある」のネタ集めは大変ではありませんか?

【酒井大輔】ネタ集めも大変ですが、集めた死亡フラグをどうやって漫画にするかが大変でした。死亡フラグって割と似たようなのが多く、既視感のある話は没にしたものも結構あります。ゴリ先が破壊するのに適していない死亡フラグも多かったりで、なかなか難しいですね。

――最近見た作品で気に入ったものがあれば教えてください。

【酒井大輔】名探偵コナンのアニメをいつも流しています。アニメオリジナルの話が大好きで、アニオリ特有のハチャメチャな内容だったり、倫理観がバグっているのがあって面白いですね。コナンのアニメ版は「この回は何をやりたいのか?」というコンセプトを大事にしていて、省くところは徹底して省き「描きたいところをしっかり描く」というスタンスが大変勉強になっています。あと、アニメオリジナルは事件のあらましを大体セリフで説明してくれるので、聴くだけで作画作業できるのがよいですね。

――1巻のころと比べ、自身の生活で変化した部分はありますか?

【酒井大輔】連載中に家族が増えたので生活がガラッと変わりまして、育休を取りながら作業していました。更新ペースが遅くなるので短い話を何本も作れなかったり、連載形式も大分変わりましたね。

――今後の目標を教えてください。

【酒井大輔】目標というか、一話一話締め切りを守って完結まで走り切りたいです(笑)


取材協力:酒井大輔(@sakai0129)

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