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【漫画】「ネコちゃん強し」苦手な“配膳ロボ”を克服した息子の運命の出合いに「こういうのがデザイン」と反響

  • 2023年2月14日
  • Walkerplus

飲食店で見かけることも珍しくなくなった「自動配膳ロボット」。かつての未来の光景が日常になった今、意外な落とし穴もあるもので…。

配膳ロボットを怖がってしまう子供が苦手を克服するきっかけを描いたエッセイ漫画に、2万5000件以上のいいねとともに「ネコちゃん強し」「こういうのがデザインだよね」とTwitter上で反響が集まっている。エピソードの紹介とともに、漫画を描いたるしこ(@39baby_com)さんに詳しい話を訊いた。

■やっと見つけたお店に配膳ロボ…苦手なはずの息子が飛び込んでいった理由とは
話題を呼んだのは、るしこさんが1月に公開した「ロボット克服のきっかけは」というエピソード。親子でおでかけ中、候補だった店が軒並み都合が合わずランチができるところを探していたるしこさん。

ふと、ファミリーレストランの「ガスト」が目に入るが、るしこさん家族にとっては大きな問題があった。それは、息子がロボットを苦手にしていること。入店案内や自動配膳用のロボットを怖がってしまうため、導入されている店舗はなるべく避けざるをえなかったのだ。

その店舗にもロボットが導入されていることを窓越しに確認し、「だめかぁ…」と店探しを続けようとしたるしこさん。が、当の息子は「ネコチャンが!ネコチャンいた!」と大感激。「ネコチャンのおみせがいい!!」とガストへ駆け込んでいく。

そう、そこで働いていたロボットは、ネコ型配膳ロボットの「ベラボット」。これまでのロボットへの恐怖はどこ吹く風、「ネコチャンかわいいナ~」とご満悦の息子に、るしこさん夫婦は呆然としながらも、行ける店が増えたと受け止めるしかないのだった。

■「ネコ型ロボット大成功」デザインの力に反響続々
ベラボットは「充電してにゃあ!」と叫んだり、耳や額に触れると表情を変え反応を返してくれたりと、そのかわいらしさからSNS上でたびたび話題を集めるロボット。

ユーザーからは「ネコちゃん最強!」「猫型ロボット大成功」と猫型デザインを称賛する声が集まったほか、ベラボット公式アカウント(@DFAroboticsInc)が「また会うときはなでなでしてみてにゃ~」とコメントするなど、ほほえましい反響を呼んだ。

こうした反響に、るしこさんは「息子と同じく猫ロボットだけは大丈夫という声が多くて、やはり猫は世界を救うのか…と思いました。ああいうロボットって配膳に必要な箇所以外は触ってはいけないような気がしていたのですが、多くの方から『耳を撫でると喜びますよ』と教えてもらい、今はわたしの方が早くガストに行きたい気持ちでいっぱいです」と話す。

るしこさんによると、息子さんが1歳になるかならないかの頃、家族向けレストランに導入されていた背の高い配膳ロボットを見て大泣きしたのが苦手意識のはじまりだったという。

「大人でも“人間に近い、人間ではないもの”に対して抱く恐怖、いわゆる『不気味の谷』がありますので、その類かな?と想像します。まだ機械と生き物の違いが明確に分からないからこそ、何者か分からないと、本能的に怖いのかもしれません」と苦手な理由を推察しつつ、「その『得体のしれないものへの恐怖』に打ち勝つ猫、すごい…」と、ネコ型ロボットのデザインについて話す。

ちなみに、るしこさん一家には本物の猫である「テオ」もいるように、自身が猫好きであることからベラボットには「めちゃくちゃ会いたかったんです」と話す、るしこさん。

「『ご飯どこ行く?』という選択肢からファミレスがいくつか外れてしまうのは、子連れ、しかも偏食っ子もちにとってはなかなか厳しいものです。それが『ネコチャン大好き!』…。いやそんな、喜ばしいけども、大変喜ばしいけどもこれまでの苦労は一体―――!?!?」と、この出来事当時の心境を振り返る。

そして意外なことに、猫型ロボットとの出合い以降、息子さんはこれまで怖がっていたタイプの配膳ロボットも平気になったとのこと。

「ネコチャンとの運命の出合いによって『ロボットかわいい、おしごとしてえらい』という印象が植え付けられたのか、その後はどの形の配膳ロボットも好きになりました。外食の際は『ロボットがいるお店にいく!』とリクエストされています」と、大きな変化を教えてくれた。

取材協力:るしこ(@39baby_com)

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