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【漫画】犬が猫に転生!?念願叶うもご主人様は「犬派だった!」昔の記憶を残したまま丸い尻尾を振る姿に号泣必須!

  • 2023年2月8日
  • Walkerplus

犬だった頃の記憶を残したまま、憧れの猫へ転生した。昔、飼い主に捨てられた記憶を残しつつ、「生きたい!」と懸命になる猫の姿に「クッソ泣いた」「電車で見たらダメ」と感動の声が届く、沙嶋カタナ(Twitterアカウント名・サジマ @sajima_ka)さんの『吾輩は猫であるが犬』を紹介しよう。本作は、2022年7月に発売された書籍の第1話を抜粋し、Twitterに投稿したもの。思わず泣けるストーリーに8万を超えるいいねが集まっている。

■犬の頃の悲しい記憶を忘れられず、猫になっても「ニャー」と鳴けない
昨日までは、母親と兄弟たちと一緒にいた。でも、目が覚めると誰もいなくなっていた。この感覚を知っている。捨てられたんだ。でも、自分は1人でも大丈夫。ひとりで生きていける、そう思いながら、小さな猫は知らない道を歩いていた。

草原を歩いているつもりだったが、足を滑らせ、体がするりと反転。そのまま川へと落下した。なんだ、やっぱりダメなのか…。

諦めて流されていたところを女子高生がずぶ濡れになりながら助けてくれた。「大丈夫だからね!」と、胸に抱えて走り出す姿をじっと見上げていた。

本作は、女子高生が川に落ちた捨て猫を拾うところからストーリーが始まる。注目して欲しいのは、猫に前世の記憶があるところだ。猫は前世、人間に飼われていた。そして、人間の都合で捨てられた。そんな過去を忘れられず、鳴き声ひとつあげることができない姿や、それでも飼い主に好かれたい健気な姿に思わず涙腺が緩む。

■8万を超えるいいね!が集まる感動作について著者に見どころを伺った
犬派や猫派などの好みが分かれるが、本作は動物を飼っていない人でも思わずうるっときてしまう作品。今回は、万バスで注目を集める沙嶋カタナさんに制作についてのエピソードを伺った。

ーー健気で懸命に生きる姿に感動した読者コメントが集まっています。Twitterで8万いいねがついていますが、お気持ちを聞かせてください。

想定以上の方に読んでいただき、また反応いただきありがたいです。

ーー犬が猫に転生するというあまり見ない設定ですね。思いついたきっかけがあれば教えてください。

一時期保護した子猫があまりに犬っぽい性格で…。助けた直後から短い尻尾をブンブン振りながら転がりお腹を見せてきたりして、「前世犬だったの?」と疑ったところから思いつきました。

ーー犬の気持ちも猫も気持ちもすごくストレートに伝わってきて、涙なしに読めませんでした。心理描写が絶妙ですが、沙嶋さんは猫か犬を飼っているのでしょうか?

今は猫2匹と暮らしています。実家にいた頃には、猫と犬と鳥と魚と暮らしていました。

ーー本作でこだわったところ、見て欲しいポイントがあれば教えてください。

猫の気持ちを人間が勝手にアテレコした作品なので、せめて動作だけは猫が自然にやる、あるある行動だけを描くように気を付けました。

ーー第1話では最後に猫を自宅で飼うことになりますが、その他にどのような話が収録されているのでしょうか?

全編、猫と犬にまつわる読み切りのストーリーとなっていますが、世界観が同じで少しずつ話が繋がっています。「印税が入ると猫を拾ってしまう教授の話」など…ちなみにこちらは私の体験談を元にしています(笑)。第1話の猫の忠のその後の話も入っているので、第1話を気に入って下さった方には是非結末も見届けていただきたいです。

ーーその他にどのような漫画を描いていますか?

江戸時代の腐女子の日常系『咲くは江戸にもその素質』や推しを見つけて主人公が変わっていく『君がどこでも恋は恋』、自信のない女の子が恋愛に向き合う『となりの秋とは関わらない』など、女の子や女性が何かに一生懸命になる話を中心に描いています。また、今後もいろんなジャンルに挑戦したいと思っていますので、機会があれば手に取って読んでいただけると嬉しいです。

助けてくれた女子高生の家で飼われたいと思う猫。しかしご主人様は、まさかの犬派だった…!?なるほど、犬が好きなら「やってやろう!」と、昔取った杵柄で「お手」や「おすわり」を披露してしまう。なんとかして、ご主人様に好かれたい!この家で飼われたいと頑張る猫だったがーー。

単行本には、第1話と同じ世界観で繋がる読み切り短編作品が6話収録。少しずつ話が繋がっており、拾われた猫のその後の生活も描かれている。

取材協力:沙嶋カタナ(@sajima_ka)

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