新鮮で旬のいちごを味わえるいちご狩り。興味はあるけど今までいちご狩りをしたことがない人は、「いちご狩りってどのくらい料金がかかるの？」と疑問に思うこともあるはず。そこで、ウォーカープラス「いちご狩り特集」の施設データから、いちご狩り体験の一般的な価格相場や、地域や時期による差について解説しよう。
■いちご狩りの料金ってどのくらい？食べ放題が主流で、大人・子供で料金別の施設も
まずは、いちご狩り特集内でもアクセス上位の人気農園を例にあげながら、いちご狩りの一般的な値段を説明したい。
関東地方の人気農園のひとつ、埼玉県秩父市の「中蒔田 富田農園」では、今シーズンは2022年11月23日から2023年5月下旬までいちご狩りを実施。60分食べ放題で、料金は中学生以上2500円、小学生1800円、3歳以上1000円。3歳未満無料(※65歳以上は小学生料金、小学生未満のみでのいちご狩りは不可。4月11日(火)〜期間終了までは中学生以上2000円、小学生1500円、3歳以上1000円)となっている。
同じく関東エリアの注目スポットで、12月3日から2023年5月下旬までいちご狩りを開催中の千葉県千葉市の「さんたファーム」。60分食べ放題で、料金は、小学生以上2700円、小学生未満2200円、2～3歳1300円、2歳未満無料となっている。
料金設定はおおむね大人2000円台で、大人料金と子供料金に分かれているスポットが一般的。基本的には食べ放題プランが多く、時間は農園により30～60分程度の設定が主流だ。また、食べ放題ではなく採ったいちごの量による量り売りという農園もあり、この場合は100グラム300円程度が目安となっている。
料金区分では上記のように、大人料金に「小学生以上」を含めるか「中学生以上」とするかなど、各農園によって線引きが異なる。また、乳幼児無料やシニア料金といった区分を設けている農園も多いので、いちご狩りに家族連れなど幅広い年齢層で参加したい時は、プラン設定をチェックするとよりお得にいちご狩りが楽しめるかもしれない。
■値段の地域差をチェック！北海道・東北以外はおおむね2000円前後
一般的ないちご狩り料金のイメージを確認したところで、今度はエリアによっていちご料金が高め・休めの地域の差はあるのかをチェック。各地域で時間制プランを実施している人気農園の、シーズンイン時の価格を平均して比較した。
＜各地域の人気農園平均価格＞
北海道：1391円
東北：1930円
関東：2348円
甲信越：2161円
北陸：1997円
東海：2060円
関西：2370円
中国：1948円
四国：1718円
九州・沖縄：2000円
(※2022年1月13日～5月31日、ウォーカープラス「いちご狩り」特集スポットデータより時間制プランを実施している上位10施設より算出。北海道・北陸は10施設未満のため登録されている全件の平均。小数点以下は切り捨て)
結果を見ると、寒冷な気候でいちご狩りのシーズンインが例年6月頃の農園が多い北海道では平均価格が低く、人口の多い関東・関西ではやや高めとなったが、その他のエリアではおおむね2000円前後となった。
今回調査した農園を比較すると、同一エリア内でも1000円台から3000円以上と料金にばらつきが見られ、栽培方法やいちごの種類によって料金設定を分けている施設もある。農園ごとのいちご狩りプランによる差の方が大きいので、エリアごとの価格はそれほど気にしないでよさそうだ。
■時期による料金差はある？冬から春に向かうにつれ価格は下がる傾向に
1月から長いところでは6月頃まで長く楽しめるいちご狩り。いちご狩りシーズン中の料金変動を、東名阪それぞれの人気いちご狩り農園を例に解説したい。(※いずれも2023年の料金例)
神奈川県の「津久井浜観光農園」では、2023年は1月1日から1月7日までは2200円。1月8日から2月末日までは2000円。3月1日(水)から4月5日(水)1800円、4月6日(木)から5月5日(祝)まではGW期間を含め1600円(※いずれも3歳以上適用、2歳以下無料)と、シーズンインから春に向かうにつれ階段状に料金が下がっていく。
愛知県の「MARUHA RESORT(マルハリゾート) いちごの丘」では開園から4月3日(月)まで大人2200円、小学生1800円、幼児(3歳～)1200円。4月5日(水)～5月8日(月)の期間は大人1700円、小学生1400円、幼児(3歳～)1000円。5月11日(木)以降、シーズンの閉園までは大人1200円、小学生1000円、幼児(3歳～)800円。
大阪府の「いちご畑 はる」は2023年1月～5月上旬まで大人(中学生以上)3500円、小学生2500円、幼児(3歳～未就学児)2000円、1～2歳500円、0歳無料。ゴールデンウィーク後から6月上旬は大人2500円、小学生2000円、幼児1500円、1～2歳500円、0歳無料となっている。
これを見ると、暖かい時期になるほど料金が下がるのがいちご狩りの全体的な傾向のよう。ゴールデンウィークなど、ほかのレジャーでは繁忙期料金が設定されることも珍しくない時期も、シーズンインに比べてリーズナブルな価格設定になることが多いというのもポイントだ。
ここまで紹介したように、ひと口にいちご狩りと言ってもそのプランや価格は農園によって千差万別。「別途の入場料」「いちごの持ち帰り可能か」「練乳などのトッピングの有料・無料」など、紹介した以外にも細かい条件の違いも存在するので、気になるスポットが複数あったら吟味していちご狩りに出かけてみてほしい。
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