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「頭が高いぞ、愚民!!」パワハラ上司には強メンタルがちょうどいい?ポジティブに捉えて神に進化!?サイコパスな思考回路が笑える

  • 2022年11月16日
  • Walkerplus

動物やマスコットキャラのイラストや漫画を描くコハラモトシ(@kohara_motoshi)さんが、半分ラクガキ気分で描いたという『パワハラをポジティブに受けとるヤツ』が、「強メンタル過ぎてスカッとする!」「このくらいの強いメンタルが欲しい」など、前向きになれる漫画と人気を集めている。



■人を見下すようなクズ上司にはこのくらいがいい!?
「ったく、こんな事もできねぇのかよ!人として終わってんな」仕事のミスを上司に指摘されるとともに罵声を浴びせられる。「人として終わってる」そんなひどいセリフも主人公がポジティブに捉えると、自分は人として終わっているのだから神の始まりか!!と立ち上がる。一気に神へと神格化し「頭が高いぞ、愚民」と人格が変化する。ポジティブなだけでなく、強靭なメンタルを持つ主人公に罵声を浴びせた上司もびっくりである。

「居てもいなくても変わんねぇよ!この給料泥棒が!」と罵声を浴びせる上司。「オマエ、空気みたいな存在だな」の一言に空気はなくなはならない存在だから、「俺はこの会社に必要な存在だ!」と前向きに捉える主人公。「そんなに俺が必要なら給料10倍で手を打とう」と一気に性格まで変わってしまう。

「ポジティブとかゆうレベルじゃねぇ」という人もいれば「これぐらいのポジティブ思考が欲しい」など、ユーザーからはさまざまなコメントが寄せられている。多くは「ヤバすぎて、腹が捩れた」と予想を上回る思考回路のオチに称賛の声が集まっている。



■社会の理不尽なことやムカつくこともポジティブに受けとる!
ポジティブも行き過ぎるとギャグになる『パワハラをポジティブに受けとるヤツ』を描いたコハラモトシに話を伺った。

――元々は可愛いイラストや『ちいさめ』などのアニマル漫画を描いていますが、今回の『パワハラをポジティブに受けとるヤツ』は、どのようなきっかけで描いたのですか?

ぼくは、動物やマスコットキャラやデフォルメイラストを描くのが得意なので、基本的にそうした作品をメインに描いていますが…それ以外にも、“エッセイ”や“あるある”や“ギャグ”など、その時の気分でいろいろ描いています。この『パワハラをポジティブに受けとるヤツ』(長いので『パワポジ』に略します)は、ギャグとして思いついたままに描いた“一発ネタ”(出オチ)です。

ぼくは、「“考え方”を変えれば“人生”も変わる!」というテーマで『アニワル』という作品を描いていることもあって…日頃から自分にとってプラスになるように捉えたり、前向きに考えたりと意識しています。物事は、捉え方次第で良くも悪くもなりますので。

この『パワポジ』も…「人として終わってる」という暴言を吐かれたら、「自分ならこう捉える」と考えたのがキッカケです。批判や反論などの“意見”であれば、今後のためにもしっかり受け取るのですが…暴言や悪口などの“誹謗中傷”は、真面目に受け取る必要がないですからね(笑)。

そんな感じで、“自分ならこうする”というのを、ギャグとして表現しました。当初は、“一発ネタ”なので、最初の4コマ漫画で終わるつもりでしたが…投稿してから反響があり、続きを望む声をいただいたので、ぼくも調子に乗って続編を描いた経緯があります(笑)。


――ポジティブな思考回路が、ギャグになっていて面白いです!どのような時にネタを思いつくのでしょうか。

描く作品によって違うのですが…『パワポジ』は、共感していただくことが重要なので、“ありがち”な状況やセリフをネタにしています。嫌な“あるある”をネタに、調理する感じですね(笑)。

この『パワポジ』は…ギャグ漫画の“笑える”という要素と、読者さんの“ストレス発散”を目的として描いていますので…「社会の理不尽なことやムカつくことを、いかにスッキリ解消できるか?」を考えます。

「この問題が起きたら、どうするか?」という、数学みたいに思考したり…逆に、“答え”が最初に思い浮かんで、そこから逆算して話の始まりを考えるパターンもあります。オチを際立たせるためには、“前フリ”が重要なので。

ちなみに…Twitterが、一番のネタの宝庫かもしれません(笑)。毎日のように、社会の理不尽なことやムカつくことが投稿されるので…そこからネタやアイデアを思いつくことがあります。


――ポジティブというよりもメンタル強めなところが、落ち込んでいる時に救われる漫画ですね。前向きすぎる思考回路をもっと読みたい!という声もありますが、続編はありますか?

ありがとうございます!そう言っていただけて、めちゃくちゃ嬉しいです!現在、『パワポジ』は、8話くらい描いたのですが…これは、思いついた時に描いているので、今後続きを描く保証はできません。真面目に連載しているのではなく、自由気ままな“ラクガキ”みたいなネタなので(笑)。

ただ…その「辛い想いをしている方が、前向きになれる」という要素を真面目に描いているのが、『アニワル』という作品で…人生の悩みを解決したり、社会の不満を代弁してストレス発散したりと、“生きやすくなる考え方”を描いている漫画です。

そこからさらに派生した作品で…『元気が欲しい人に贈るエール!』という“格言集”もあり、慰めたり、励ましたり、応援したり…悩みを抱える人や落ち込む人に、“前向きになるメッセージ”を発信しています。

『パワポジ』と近い要素があるので…元気を求めている方は、これらを読んでいただくと良いかもしれません!これは、宣伝です(笑)。

――他の作品も元気が出る漫画がたくさんありますね!これは、コハラさんの漫画に対するモットーでしょうか?

ありがとうございます!読者さんからの感想でも、「元気が出た」というお言葉をいただくことが多いです。ぼくは、作品ごとに届けたい想いが違うのですが、根本的な“信念”は同じです。それは、お話が長くなっちゃうので、noteで記事にした「ぼくが創作活動をする理由」を読んでいただきたいのですが…。

例えば、先ほどお話した『アニワル』は…生きづらさを感じていた過去の自分の経験から、「読者さんを元気にしたい!」という想いで描いています。

昔のぼくは、マイナス思考だったり、完璧主義だったり、自信が無かったりと…いろいろとメンタルに難があり、失敗だらけの人生でもありました。常に悩みや不安を抱えて生きづらい時もありましたが、そんな自分を変えたくて、もがき苦しみながら試行錯誤する中で…「“考え方”を変えれば“人生”も変わる!」と気付きました。それが、『アニワル』の“核”となるテーマでもあります。

現在は、『ちいさめ』というキャラクター漫画を主に描いているのですが…「人を笑顔にしたい!」「人に喜んでもらいたい!」という想いはずっと変わらず、その表現方法や届け方が、作品ごとに違う感じです!

こうして偉そうに語っていますが、ぼくはまだまだ未熟なので、これからもいろいろと学んで成長していきたいと思います!辛いことや苦しいことがありますが…読者さんが元気になるために、ぼくは発信し続けます!

生み出したキャラだけでなく、ぼく自身も一人の“キャラ”として癒しや元気をお届けしていくので、これからもよろしくお願いします!

――その他には、どのような漫画を描いていますか?

“テノリザメ”という小さなサメとの暮らしを描いた『ちいさめ(手乗りサイズの小さなサメ)』殺したいのに癒やしちゃう残念な死神のオツカレちゃんが魂を奪うために日々奮闘する『死神見習!オツカレちゃん』、『アニワル』や『生きざま日記!アニワル』、『元気が欲しい人に贈るエール!』などが発売中です。Twitterやpixivなどでは、その他の創作漫画やイラストも載せているので、いつでも遊びに来てくださいね!



取材協力:コハラモトシ(@kohara_motoshi)

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