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JO1とJAMが積み重ねた奇跡と、結んだ絆。初アリーナツアー最終公演の感動を1万字レポートでお届け!

  • 2022年10月27日
  • Walkerplus

9月3日の愛知公演から始まり、約1カ月半をかけて大阪、神奈川、福岡と各都市を巡ってきたJO1の初アリーナツアー『2022 JO1 1ST ARENA LIVE TOUR ‘KIZUNA’』が、有明アリーナの追加公演でファイナルを迎えた。コロナ禍でのデビューを余儀なくされ、ファンと直接会えない時期が続いた彼らが、やっとの思いで辿り着いた有観客コンサート「2021 JO1 LIVE "OPEN THE DOOR"」から約1年。2NDアルバム『KIZUNA』の名を冠した今回のツアーでは5都市13公演で約11万人を動員し、JO1史上最大規模となった。JO1とJAM(ファンの名称)が絆を確かめ合った感動の最終公演を、余すことなくレポートする。

■冒頭から会場の熱気は最高潮!ついに最終公演が開幕
開演時間になり会場が暗転すると、観客の期待を掻き立てるオープニング映像からスタート。たすきを繋いでいくように1人ずつ映し出されていくメンバーは、自身を表す絵文字をモチーフにした空間に佇んでいる。それぞれの絵文字はメンバーの好きな食べ物や似ている動物などにちなんでファンの間から自然発生し定着したものがほとんどで、そんな冒頭の演出から既にJO1とJAMの絆が感じられる。最後に11人が光へ向かって歩き出し、ステージに巨大な影が映し出されたところで、派手な爆発音とともに本編が開幕した。

1曲目、河野(純喜)の歌い出しから始まる「Move The Soul」で会場の空気を一変させる。本ツアーでは“JO1’s BAND”によるバンド生演奏と、バックダンサーが加わった圧巻の群舞が見どころとなっており、特にその魅力が存分に伝わってくるオープニングナンバーだ。その後「Born To Be Wild」「Algorithm」「YOLO-konde」「Walk It Like I Talk It」と続き、いきなり5曲を立て続けに披露。前日に昼夜2公演をこなしながら、昨年のワンマンライブ以上にハードなセットリストを披露し、堂々とその進化を示す。

ここでやっと初めてのMCパートへ。驚くべきは、節々から感じられる“ステージを積み重ねてきた余裕”だ。冒頭の5曲、ここぞというタイミングでメンバーたちが煽りを入れて会場を熱く盛り上げたかと思えば、MCでもその熱を持続させながらテンポよくコール&レスポンス(※歓声は出せないので拍手)をしていく。佐藤(景瑚)の「ご飯食べましたかっ!」という問いかけには、横から「食べたよ!」という河野の元気な返事が。MC前には與那城(奨)がファンに座るよう促してくれ、思わず「リーダー…!(合掌)」となってしまう。

自己紹介も個性爆発なのがJO1。「小学生からあだ名はぼんぼん、柔道の好きな技は平安二段」という鶴房(汐恩)の自己紹介を聞き、思わず公演後に“平安二段”を検索したJAMもいるだろう。河野は開口一番、「お前らさぁ!」と熱血教師のテンションでぶつかってくる。「お前らさ、今日オーラスだって言ってんじゃねぇかよ!盛り上がれるのか!?拍手が小さいよ!」とテンションMAXで鼓舞すると、佐藤は「JAM、昨日ぼくの夢に出てきましたか?やっぱりそうですよね?何かドキドキしたんですよ。やめてください、勝手に出てくるの。言ってくださいね、夢に出てくる時は。今日は出てきますか?じゃあこの後、待ってます」と独特なテンションで語りかけ、思わずメンバーも笑っていた。

次のパートに進むための曲フリを任されている川西(拓実)が、照れながら「Shine A Light…」と言い会場中のJAMを悶えさせたまま、次の曲へ。「Shine A Light」と「僕らの季節」は肌寒くなってきたこの季節にぴったりな、心温まるミディアムなダンスソングだ。観客を圧倒するダンス楽曲だけではなく、悩みや不安を抱えた暗い心に一筋の光を届けてくれるような楽曲が多いのも、JO1の強みかもしれない。

■JO1の未来をタロットで占った後は、ユニットステージへ
占い師に扮した川尻(蓮)がタロットカードでJO1を導く「KIZUNA TAROT」映像のコーナーは、追加公演だけのスペシャルエピソードに変更。ヘアスタイルに悩む佐藤には白髪ダンサーになることを勧め、本当の宇宙人になりたいと言う鶴房には「僕はわかっていたよ、君が宇宙人だということを」と真実を見破る(?)など、予測不可能な展開でファンを楽しませる。「(JO1の)お兄さんたちに今後も愛されるか知りたい」と相談した末っ子・豆原(一成)には、“1つの光り輝く円を取り囲む10人の兄”を表すかのようなカードを見せ、豆原が「すごい…!こいつ…できる!」と熱演する漫画のような展開に。

今年、JO1に何が起こるか?を占う場面では、白岩(瑠姫)の「1人でお化け屋敷にいけるようになりますか?」という可愛らしい相談に対して“占い師”を表すカードを示し、「つまり、私だ。私と一度お化け屋敷に行くのはどうだ?死ぬほど怖がらせてやる。そしたら、その後のお化け屋敷は何も怖くない!」と助言。斬新に見えて、強心臓・川尻からのシンプルで的確なアドバイスだった。「JAMのみなさんに会いたいです」と話す大平(祥生)には、「このカードが表しているのは、君のお母さんだ。君の母親が一番身近にいるJAMではないのか?母親と会う機会を増やせば、おのずと沢山のJAMのみなさんと会う時間も増えるだろう」と予言し、それを聞いて「繋がってるってこと…深い…」と完全に信じ込んだ様子の大平に、会場からも思わず笑いが。

映像は、川尻の「君たちJO1は、大体15分間くらいバラバラになってしまうだろう」というお告げと高笑いで幕を閉じ、その予言通りバラバラになったユニットステージへ。ユニットステージはツアーを通して2パターン用意されており、どちらを見られるかは公演までのお楽しみという形でファンを楽しませていたが、ファイナル公演では川尻・鶴房・與那城の「RUNNING」、大平・川西・木全(翔也)・河野の「Get Inside Me」、金城(碧海)・佐藤・白岩・豆原の「KungChiKiTa」を披露した。

■ハプニングも優しくフォローする、JO1のチームワーク
ユニットステージ後のトークでは、メンバーによって與那城のうっかりエピソードが明らかに。「イヤモニで『メンバーIN』って言われたらステージに出るんですけど、その前に奨くん出てたよね」と鶴房に暴露されると、與那城も「着いてこんなぁって思ってた(笑)」とポジティブに振り返り、ライブならではのハプニングをJO1らしく振り返った。

トーク中、ふと「豆、髪の毛わけてんの好きやわ~」と末っ子・豆原への愛が爆発したのは川尻。その言葉をきっかけに「前髪、ハートになってる!」「可愛い!」と兄たちから次々に褒められ、カメラに抜かれた豆原がピース。川尻が占った通り、“10人の兄に愛され続ける弟”の未来がJAMの目にも見えた瞬間だった。木全が「絆を確認する時間は一旦このへんにして、次からは絆を振り返る時間にしたいと思います」と曲フリをして、バラードソングのパートへ。追加公演でセットリストに追加された「Be With You(足跡)」と初披露の「流星雨」、そして「ZERO」をJAMに語りかけるように歌い上げ、会場は温かい雰囲気に包まれた。

ツアーのCMを制作するというストーリー仕立ての映像後、10月12日に発売したばかりの最新シングル『MIDNIGHT SUN』のタイトル曲「SuperCali」のステージへ。「KCON 2022 JAPAN」や「Rakuten GirlsAward 2022 AUTUMN/WINTER」でも披露して話題となり、ミュージックビデオの再生数は史上最速で増加中。10月25日時点で3000万回を突破している。そんな最新曲に続いて披露されたのは、1STシングルに収録されている「無限大」と「La Pa Pa Pam」。ダンサー陣と一緒に作り上げる新たな「無限大」のステージを通して今も変わらない“初心”を示した同時に、「更なる高みへ」という“所信表明”にも感じられた。

■怒涛の後半パートから、興奮冷めやらぬまま最後の曲へ
「SuperCali」披露後のMCでは、目をキラキラさせたメンバーから「みなさん、もう踊れますよね?」という世にも恐ろしい問いかけが。アーティストによる「一緒に踊ってみてくださいね」のコメントは挨拶のようなものであり、まさか「SuperCali」ほどのダンスを本気で踊れるわけがない…はずなのだが、しきりにこの言葉を繰り返すメンバーを見て「これは本気だ」と感じ取ったJAMも多かったようで、「僕ら歌うんでちょっと踊ってみてください!」「チェック入りますよ」という急な無茶振りにも完全に対応。木全「えー!すごい」川尻「踊れてるやないかーい!」とメンバーを驚かせ、改めてJAMというファンダムの本気を感じた瞬間だった。

メンバーが盛り上がる中、河野が「このいい流れの中、あのスピードのある曲お願いしていいですか?」と次へ進めようとするも、佐藤が「いや~、気分的にちょっと違うんだよなぁ。みんなどう思いますか!?やっぱあの曲じゃないとだめだよね?」と何やら意味深に匂わせ始め…胸からバラを出すサプライズ演出。JAMの期待に応え、最新シングルより新曲「Rose」を披露した。公演は終盤に差しかかり、体力の消耗も激しいであろうこのタイミングにも関わらず、そのまま「Speed of Light」「OH-EH-OH」「GrandMaster」という息つく間もない怒涛の流れで、ついに会場のボルテージも最高潮に。

最後のトークコーナーでは、毎回恒例・鶴房のユルい質問コーナーを開催。メンバーに「まだ言ってないライブでのアクシデント」を聞くと、河野が「実は昨日、靴のチャックが壊れて、ずっと開けっぱで踊ってました」と告白。すると横から大平が「いや、それはずっとじゃない?初日くらいから開いてるなって気になってたよ」と、ツッコミを入れる。鶴房自身も衣装のショルダーバッグがちぎれてしまったようで、「ごめんなさい、衣装さん!」と謝罪して笑いを誘っていたが、大きなアクシデントがなく最終公演まで無事に走り抜けられたという証でもあり、その有難みを感じられる時間となった。

「こうしてみなさんと会えて、夢のような楽しい時間を過ごせて本当に僕たちは幸せです。でもこれは夢じゃなくて現実なので、明日からお仕事・学校頑張りましょう!」という川西の言葉によって導かれた、本編最後の曲は「REAL」。これは昨年のコンサートでもラストに歌唱した曲で、歌詞にある“This is no dream, so real”という言葉が「もう公演が終わってしまう」という切なさを払拭してくれる。夢のような瞬間でも現実だからこそ次がある、と言ってくれているかのように。

■ファンとの別れを惜しむように、隅々まで会場を走り回るメンバー
本編が終了し、アンコールへ。バーテンダー・與那城がもてなす「KIZUNA BAR」が開店し、今宵も自由奔放な客が集まってくる。「これくらいの小さい子、見ませんでした?」と、まぁまぁ大きそうな背丈の人物を探しながら店を訪れたのは、木全。すると金城が客席側から登場し、ファンの近くへ。木全が「ほら、可愛いカイちゃん来たでしょ?」と話し、会場がほのぼのする一幕も。

豆原は、最終日ということで仮面ライダーの決めゼリフを大平と一緒に。「乾杯」のノリでさりげなく「変身」と言うなど、変わらぬ仮面ライダー愛をアピールしていた。白岩は與那城と掛け合いをしながら、白岩「今日は何時までいられるんですか?」與那城「今日は12時までなんです」白岩「そこを何とかならないんですか?もうちょっといたいんですよね」與那城「かしこまりました。今日はファイナルということで…12時過ぎても帰さない」と甘い言葉で決めるも、2人の顔が近すぎるアクシデントが発生。突然の“よなるき”を浴びた会場からは、声にならない悲鳴が漏れていた。

そんな白岩の「俺、やっぱJAMがいないとだめだわ」というセリフから始まったのは、「Dreaming Night」~「Touch!」~「STAY」~「My Friends」~「Run&Go」の、会場全体が1つになって楽しめるメドレーコーナー。メンバーは思い思いに会場を駆け回り、JAM1人1人とアイコンタクトを取りながら、この一瞬を胸に刻もうとするかのように全力で楽しんでいた。

■涙、涙のラストコメントを全文掲載
アンコールラストの曲を歌唱する前に、メンバー全員がスピーチしたコメントを紹介する。

豆原「みなさん、今日楽しかったですか?(拍手)僕もめちゃくちゃ楽しくて、今日が最後という実感が全く無くて。最後の最後の最後まで突っ走ってきたんですけど、本当に早かったなと。13公演ですかね、こうやってみなさんと一緒にいろんな土地を回って楽しくライブをできて、本当に良かったなと思います。僕はみなさんに、元気だったり勇気だったり、明日から頑張ろうという気持ちを伝えるためにステージに立ってるんですけど、僕は逆に、みなさんから沢山沢山もらって、本当に明日からの活力になるなと毎日毎日やりながら思っています。本当にみなさんのおかげです、ありがとうございます。僕もね、20歳の成人男性なのですごく葛藤したりだとか不安だったりとか、いろんな気持ちを抱えながら生きているんですけど、こうやってみなさんと一緒にステージに立てることをすごく嬉しく思います。今後も、5年も10年も大きいステージで皆さんと一緒に楽しい空間を作っていけたらなと思います。本当に本当にありがとうございました!」

大平「みなさん!幸せでしたか?(拍手)僕もとってもとっても幸せでした。KIZUNAツアーでようやく地方のJAMのみなさんにも会いに行けて、こんな大きい会場でもみなさんとお会いすることができて本当に嬉しく思ってますし、全てJAMのおかげだと思っています、本当にありがとうございます。今日、みなさんと離れるのは本当に寂しいんですけど、“次はもっとでかいところでやってやるぞ”っていう気持ちがオープニングからずっとメラメラしてて、すごい燃え上がっています。だから、この会場に来れなかった人もいると思うので、その人たちも合わせてもっともっと大きい会場で僕たち幸せになりましょう。それまでついてきてください!今日は本当にありがとうございました」

川尻「楽しかったです、幸せです。みなさんはどうでしょうか?(拍手)『オーラス』って言葉があるじゃないですか?『千秋楽』って言葉は、みなさんご存知ですか?こういう興行のオーラスのことを言うんですけど、『なんで千秋楽っていうんだろう?』ってさっき始まる前に瑠姫と奨くんと3人で話してて、知らなかったんですよ。気になりすぎて、本番直前に調べました。諸説あるんですけど、『千秋』っていう言葉には“待ち焦がれる”っていう意味があるらしくて。僕らも次またみなさんに会えるのを待ち焦がれています。みんなも僕たちを待ち焦がれてもらえるように、僕たちも今日、一生懸命ライブ頑張りました。このKIZUNAツアー中、いろんなハプニングとか嬉しいことが、僕たちもありました。みなさんも今日ここに来るまで何かあったと思います。KIZUNAツアーを始めて、最後にみなさんに言いたいことがずっと初日からあって…(言葉を詰まらせるとキーボードの演奏が始まる)僕らがオーディション番組出身なんです。JO1になってから知ったという人たちも沢山いると思うんですけど、オーディションで視聴者のみなさんが投票をしてくれてデビューすることができた11人で、言ってしまえば本当にオーディションに出るまで何もなかったです。僕も、多分みんなも(涙)。そんな…何もない…(言葉に詰まる川尻に会場から拍手)何もなかった僕に幸せだったり、こんな素敵な時間をくれて本当にありがとうございます。こうやってライブができるのは本当に普通じゃなくて、こういった状況の中で会えるのがまじで奇跡だと思います。みんながいたからです。ありがとう。実は今日お母さんが来てまして。福岡公演にもお母さんが来てくれて、ちょうど福岡公演で泣いちゃって、今日も泣いちゃって、『毎回泣いてる』って思われるのが嫌だなって思いました…。それだけです(笑)。いろいろ言いたいことが沢山あるんですけど、すごく長く話してしまったので。最後に心から愛しています。また絶対会いましょう!」

金城「(川尻の話を聞いて)素敵な話でした。僕からみなさんに言いたいのは、本当にツアー期間全公演含め今日ラスト、足を運んでくださって本当にありがとうございました。ちょうど1年前くらいにライブがあって、その時はね、僕はちょっと出れてなくて。でもメンバーのおかげで、諦めずに付き添ってくれたマネージャーやチェさん(社長)のおかげで徐々に立ち直ることができて、数カ月後みんなと会って、ちょっとしてから実は『未完成』(JO1のドキュメンタリー映画)の試写会にみんなで行ったんですよ。その時にやっぱりこのメンバーじゃないとだめだなと思ったし、自分が抱えて悩んでいたことがちっぽけと言ったらあれですけど、もっとみんなに相談すれば良かったなとか、もっと頼れば良かったなと後悔したと同時に、あの映像とみんなが歌う『飛べるから』を聴いて、もう最初から涙が止まらなくて。監督ともお休みする前にお話させていただいて、短期間の間にJO1のことをよく思ってくださって、本当に僕たちっていろんな人たちに愛されているなってすごく思って。そういう人たちも裏切らないように期待を超えられるように、これからも僕たちは無理せずに頑張っていけたらなって、その時に心に誓いました。本当にいつもJAMがいてくれるからこそJO1だし、金城碧海なのかなっていう風に思います。いつもありがとうございます。最後に、僕も実はお母さんが観に来てくれていて。小さい頃から母子家庭で育って、女手一つで育てるってすごく大変なんですよ。僕もガキンチョやったから迷惑もすごく掛けただろうし、でもこうやってやりたいことを見つけてしたいことをして、こんなにも沢山の人に愛されることを、どうなのかな。誇らしく思ってくれてるのかな、お母さんは。まだまだ何もできていないんですけど、これからもっともっと恩返ししていきたいし、僕含めJAMもお母さんが誇らしく思ってくれるようにこれからも僕たちと一緒に着いてきてください。今日はありがとうございました。金城碧海でした。See you!」

鶴房「ここまで楽しんでくださったみなさん、本当にありがとうございます。ツアーも9月3日から10月23日ですか、1カ月と20日ということでね。ラスト来るんかなとも思ったんですけど、ほんまにあっという間に来ちゃいましたね。ほんまに楽しかったですし、JAMのみなさんの顔を見るとすごい笑顔で幸せそうで、僕たちもすごく幸せになります。実はですね、僕のおばあちゃんが、ばあばが来ています。ばあばがですね、実は若い頃歌手になるのが夢という話を聞いてまして代わりにならないかもしれないですけど、小さい頃から僕のことを見守ってくれていたばあばに、僕がステージに立っているよと目に焼き付けてくれたら嬉しいです。僕が言いたいことは、(マイクなしで)JAM大好きー!(木全「めずらしいね」)ということで、以上、3+3は8、2+2はツカメ!鶴房汐恩でした」

白岩「僕も今回のツアーが始まる前にちょっと体調を崩しまして、3回あったリハーサルの最後の1回に出れたんですけど、本当にそれに出れなかったら最初の愛知公演立ててなくて、今こうやって振り返ってみると、そこでギリギリ行けて全公演ちゃんとJAMのみなさんの前でステージに立てたことが当たり前じゃないというか、立てるか立てないか分からなかった状況で立ててまずはホッとしていますし、ありがとうございました。本当に幸せです。いろんな景色、いろんなところ行けましたし、JO1とJAMの思い出が増えたなぁって思ってるんですけど、みなさんもいかがでしたか?楽しかったですか?満足してますかー!?(拍手)満足してなかったら一緒に帰ってあげようかなと思ったんですけど、満足してるみたいなんで今日はなしということで(笑)。締めさせていただきます。それでも行きたいよっていう方は先着5名、一緒に帰るのでそこで待っててください(笑)」

木全「(マイクなしで)楽しかったですかー!? 僕たちも楽しかったし、幸せでした。本当にいつもありがとうございます。約2カ月近くの長い、初めてのツアーだったんですが、本当にJAMといろんな思い出が増えましたし、メンバーとも沢山思い出が増えましたし、本当にいい経験が沢山できました。そして明日から楽しみにしていたツアーというのがなくなっちゃって、ちょっとしんどいなってなっちゃうかもしれないんですが、僕たちがいるので安心してください。JO1はいつでもJAMのこと支えます。本当にありがとうございました!またね」

佐藤「すごく楽しかったです、幸せでした。最高でしたよ。あの、もうすぐハロウィンですよね?クリスマスも来ますし、そしたらまたお正月が来て、また夏が来て、ずっと一緒ですよね。僕ももう24ですよ~。(川西「見えませんね」)あ、本当ですか?もっと大人に見えると?(川西「若いです」)あ、若いですか。ありがとうございます。今までは歳をとるのをあんまりなんとも思ってないというか嫌だったんですけど、最近は楽しくなってきて来年何があるのかなとか考えるようになって。来年25歳、もっともっとライブできたら良いなってすごい思ってるんですよ。なのでね、これからもずっとずっと25歳も26歳も30歳になっても40歳になっても一緒にいてください。お願いします。僕のクリスマスは全部あげます。僕はそしたらクリぼっちになることはないですよね?みんなもそうですよ。ハロウィンもずっと一緒です。一緒にこれからいっぱい楽しいことしましょう!今日はありがとうございました」

川西「みなさん、楽しかったですか?そしたら一番嬉しいです。本当に今日が最後なんですけど、こうしてみなさんの前に立って歌ったり踊ったり話したりできるのは、本当にいつも応援してくださっているみなさんのおかげだと思っています。本当にありがとうございます。またこうしてみなさんの前にかっこいい姿で立てるように音楽制作、たくさん頑張ります。なんか僕もできたらいいなと思っています。期待しててください。今日は本当にありがとうございました」

與那城「ファイナルということで、みなさん楽しめましたでしょうか?JO1はJAMのみなさんの反応をこうやって間近で見れることが本当に嬉しくて、祥生も言っていたようにもっともっと大きなステージで沢山のJAMのみなさんに姿を見てほしいと本当に思っています。僕たちもJAMのみなさんの近くで反応を見てすごい嬉しいし、心が満たされるというか、すごく支え合っているなと感じます。JAMがあってこそのJO1ですし、みなさんのためにどんどんいろんなことをやっていきたいと思ってます。なのでこれからも、どんどん成長していきますので、みなさんも見守り続けていてください。本当に今日はありがとうございました」

河野「(話し出す前から泣けるBGMが流れ出す)今日はちょっと…ちゃんと話すわ。僕は蓮くんの話、感動しました。それはそうなんすよ。こいつら全員ね、ほんまにダメダメ人間でした(與那城「俺たちの何を知ってるんだ(笑)」)。まぁ僕はダメじゃなかったんですけど、昔からね、本当に歌うことが大好きでした。ずっと歌っていて…(涙を流す河野がスクリーンにアップで映し出され、「寄ったらアカン」「顔えらいことになってる」とメンバー総ツッコミ)、すれ違う人とかにも自分の歌聴かせたろとか…夜とか…(「近所迷惑」とツッコまれつつも、川尻「純喜、最高だよ」)。この夢が、ほんまに実って良かったなって思います。まだ夢の途中なんで、もっともっと高いところを目指して頑張り続けたいと思います。実は今日お父さんとお母さん、来てないです(メンバー爆笑)。ありがとう!メンバーもJAMのみなさんも本当にありがとう!愛してます」

■まさかのバースデーサプライズにリーダーが涙、メンバーももらい泣き
最後にみんなで写真を撮る場面で「自分の携帯でも撮りたいから」と言って川尻が舞台袖に一度はけると、バンドメンバーの生演奏による誕生日ソングが流れ始める。10月25日に27歳の誕生日を迎える與那城のバースデーサプライズが用意されていたのだ。歌い終えると曲はEDM風に変化し、JO1メンバーの誕生日でよく歌われている「アプジマヨ」ソングを贅沢な生バンドバージョンで大合唱。箱に対して小すぎるケーキというボケで盛り上がり、笑いに包まれたサプライズになるかと思いきや、大平が、有志のJAMが制作したというバースデースローガンを持って登場。それを見た與那城はこらえ切れず涙を流し、「奨くんが泣くのは違う!」と珍しいリーダーの涙にもらい泣きをするメンバーが続出した。「自分でも、こんなに泣くなんて思わなかった(笑)。みんなに支えられてここまでやってこれました。まだまだJO1の旅は続きますので、応援よろしくお願いします。今日はありがとうございました」とリーダーらしくコメントし、木全いわく「奨くんの筋力じゃなかったら持てない」ほどの大きなケーキを持って記念撮影をした。

アンコールのラストの曲フリでは、金城が「僕からみんなに向けて一言あるんです」と前置きをした上で、「悲しいこととか苦しいこととかって、人生において付きものじゃないですか。この会場にいるスタッフさん、JAMのみんな、僕らも含め、みんなやっぱりそういう悩みを抱えてるんですよ。でも、今日のこの瞬間はみなさん幸せでいませんか?今日JO1とJAMとスタッフさんの絆を胸に、これからも共に歩んでいけますか?これからも僕たちの絆を空に描いていきましょう」と優しく語り掛け、その思いを込めるかのように最後の曲「With Us」を歌唱した。

KIZUNAツアーはこれで終了…かのように思われたが、別れがたいJAMたちの鳴りやまない拍手により、最終公演だけのスペシャルなダブルアンコールが実現。再度登場したメンバーが「君のまま」を歌唱し、約3時間半に及ぶ公演は幕を閉じた。

『KIZUNA』という2NDアルバムのタイトルを冠して開催された今回のアリーナツアーは、決して一朝一夕では築くことのできないJO1とJAMの強固な絆を感じる瞬間の連続だった。川尻のコメントにもあった通り、JO1はファンの投票によって選ばれたグループなので、メンバーは“何もなかった”自分たちが選ばれ、アーティストとして活躍している今を奇跡のように感じるかもしれない。しかし同時に、番組を見ながら応援していたファンにとっても、推していた練習生を応援できている今が、奇跡なのだろうと思う。お互いの存在が奇跡のようなJO1とJAMが共に歩み、奇跡のような瞬間を積み重ねて結んできた絆は、KIZUNAツアーを経て次のステージへ。この先、JO1とJAMが進んでいくであろう未来も見ていたくなる、そんな希望と幸福感に満ちた公演だった。

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