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「戻りたいのに戻れない…!?」階段から落ちて入れ替わり!自分じゃない器と生きたラストの「さよなら」に切ないの声集まる!

  • 2022年10月7日
  • Walkerplus

身体の入れ替わりを題材に描いた物語は数多く存在する。今回紹介する柏木大樹(@kasiwagidaiki)さんの「私にさよならを」は、昭和の終わりに公開された「転校生」という映画がベースになっている。神社の石段を一緒に転げ落ちた男女。気がつくと、中身が入れ替わってしまった。2人は相手になりきりながら日々を過ごし、どうにか元に戻ろうとする。映画「転校生」はラストで身体が元に戻るが、本作では元には戻れない2人の葛藤する姿を描く。



■与えられた環境に順応した女と本来の自分を生きた男
物語は、石段を転げ落ちたところから始まる。中身が入れ替わったことに気づき、何度も元に戻ろうと階段を転げ落ちた。その度に、何度も骨折をしたり大ケガをした。

中身は女で外見が男である「真理恵」は、「竜介」であることに順応し、結婚し、子供を2人授かった。恋人を作れば、結婚すれば、子供ができれば、何かのタイミングで元に戻れるのではないかと思っていた2人。

しかし、何をしてもダメだった。順応しているフリを続けていた真理恵だが、35歳をきっかけに「やっぱり子供を産みたい」と思うようになる。そして、もう一度「元に戻りたい」と竜介に話をしてみた。

反対に中身は男で外見が女である「竜介」は、自分が女であることに順応できなかった。男性を好きになることはできず、家庭を持たずに女性のパートナーを見つけて平和に暮らしていた。

元に戻りたい「真理恵」と戻りたくない「竜介」。2人は葛藤しながら、今を生きる。そして、彼らがたどり着いた結末は?

映画やドラマなどエンタメでは、元に戻るラストが待っている。しかし、本作の「戻れないラスト」は、他人の姿のまま自分の人生を生きるという、切ない終わり方にさまざまなコメントが集まった。「どんな人生でも自分の人生」「新鮮な設定で切ない」「戻れないのが逆にリアル」など、多くの感想が届いている。



■100本以上の短編作品が読める
前回、ウォーカープラスでは大人になっても抱っこされたい願望を描いた「抱っこされてみたい父親の話」を紹介。忘れてしまった「抱っこされる気持ち」を描いた作品に多くの共感の声が届いた。

「自分の好きな好きな作品を描き続けたい」という柏木さんは、毎月2本短編漫画を描いて公開している。今回のような切ない話やコミカルな話、背筋がゾクリとする話など幅広いジャンルの作品を読むことができるぞ。



画像提供:柏木大樹(@kasiwagidaiki)

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