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イケメンレスラー「サウナカミーナ」が全国のサウナを紹介!DDTサウナ部「ととのい」ガイド

  • 2022年8月18日
  • Walkerplus

サウナで体を温めて、水風呂に入り、ゆっくりと休憩する。この一連の流れを繰り返すことで得られるトランス状態=「ととのう」に端を発したサウナブームは、今まさにピークを迎えている。「ととのう」という言葉は本来「調和がとれる状態」を意味するものだったが、昨今ではすっかりサウナ用語として浸透している。

サウナができる新しい施設も続々とオープンし、メディアでも盛んに取り上げられているため「サ飯(サウナ施設で提供される料理)」「サ旅(サウナ施設をめぐる旅行)」といった関連ワードを耳にする機会も増えているのではないだろうか。

そんな中、2022年6月に放送された「マツコの知らない世界」(TBS系)のサウナ特集が大きな反響を呼んだ。案内人を務めたのは、DDTプロレスリングの20代レスラーで結成された「The37KAMIINA(サウナカミーナ)」。その名の通りサウナ好きの個性豊かなメンバーがそろっており、番組で見せたプレゼンの上手さは、あのマツコ・デラックスも「新日より未来感じる。すごい賢い」と唸ったほどだ。

今回は、プロレスファンだけでなくサウナ好きの間でも知る人ぞ知る存在になったThe37KAMIINAの勝俣瞬馬、上野勇希、MAO、小嶋斗偉にサウナの魅力を語ってもらった。

──さっそくですが、まずは自己紹介をお願いします。

【勝俣瞬馬】DDTプロレス所属プロレスラー、水風呂担当・勝俣瞬馬と!
【MAO】炭酸風呂担当・MAOと!
【上野勇希】シャワー担当・上野勇希と、
【小嶋斗偉】薪担当・小嶋斗偉です。
【勝俣瞬馬】僕たちDDTサウナ部、
【一同】The37KAMIINAです!熱波WER(ねっぱわー)!

──サウナ施設になぞらえて、各々が担当を持っているんですね!「マツコの知らない世界」ではサウナに関する知識の豊富さや、キャラクターの面白さが話題になっていました。反響はいかがでしたか?

【勝俣瞬馬】みんなSNSのフォロワーが増えたよね。上野さんと斗偉は放送の次の日にサウナに行ったら声をかけられたんでしょ?
【小嶋斗偉】はい。上野にある「北欧」に行ったら声をかけてもらって。
【MAO】僕は地元に帰ったら、みんな二言目には「マツコ見たよ」と言ってくれて。50人くらい会ったけどマジで全員が言ってくれたんですよ。
【上野勇希】MAOさんの地元でも見れたんや〜(編註:MAOは宮城県出身)。
【MAO】あのね、一応地上波全部見られるから(笑)。

──勝俣さんはサウナ好きが講じてプロレスラーと兼任して「Sea Sauna Shack」(千葉県館山市のサウナ施設)の総支配人も務めてますが、お客さんの反応はどうでしたか?

【勝俣瞬馬】見てくれた方が多くて、うれしいです。僕が施設にいないときにも「今日は総支配人いないんですか?」「あのプロレスラーいないんですか?」と問い合わせがきてるそうで、ありがたいですね。
【上野勇希】番組を見て、実際にDDTの試合を観に来てくれた人もいるんですよ。

──試合に足を運んでくれる人が増えてるというのは一番うれしいですよね。

【勝俣瞬馬】そうですね。特にメンバーの中で反響が大きかったのは小嶋。番組でもマツコさんにたくさんイジってもらって、僕もよく周りの人に「あの小嶋くんて子おもしろすぎる」と感想をもらいました。
【小嶋斗偉】僕は変なDMが送られてくるようになりました。「一緒にサウナ行こうよ」とか(笑)。
【勝俣瞬馬】友だちみたいに思われてるじゃん。
【一同】笑

■初心者は「銭湯」のサウナから試してみるのもアリ!
──今年3月にはThe37KAMIINA初のカレンダーをリリースしましたが、撮影で銭湯を利用したとか。銭湯サウナならではの魅力ってありますか?

【上野勇希】まず銭湯サウナはリーズナブル。入浴+サウナ料金で700円から1000円くらいで入ることができます。

──スーパー銭湯やサウナ専用施設だと1000円以上はかかりますよね。

【上野勇希】そうなんです。銭湯サウナは手軽な分、外気浴がなかったりもしますが、サウナ室の温度は高くて十分気持ち良くなれますよ。おかみさんや番台さんの雰囲気も良かったりして、いるだけで落ち着きますね。ふらっと行くには銭湯サウナがいいんじゃないかなと。
【MAO】銭湯はなんといってもローカルの良さがあるよね。そこに住んでる人たちが集まる場所だし、地域の魅力を再発見できる。日本人の潜在的な拠り所として銭湯はあると思うので、気負わず行けるのがいいんです。
【小嶋斗偉】家族みんなで行けるのもいいなと思います。カプセルホテルのサウナも人気ですが、男性しか入れなかったりするので。銭湯なら男女問わず子供も大人も一緒に行けます。
【勝俣瞬馬】50年とか100年とか歴史が長い銭湯も多いですが、最近はリノベーションしてサウナ設備を充実させるところも増えています。この前行った「堀田湯」(足立区)も大規模改装を経て、160センチの深さがある水風呂ができたんですよ。通常の銭湯ではなかなかない外気浴スペースもあるし、サウナ室もすごく広くて薬草サウナが気持ち良かったです。いきなりスパ施設やスーパー銭湯に行くのはハードルが高いという方は、近所の銭湯サウナから挑戦してみてもいいかもしれませんね。

■プロレスラーは試合以外も過酷!体に効くサウナの効能
──やはりプロレスという体を酷使する職業だからこそ、サウナで体をケアすることが大事になってくるんでしょうか?

【勝俣瞬馬】試合だけじゃなくて、全国に巡業するので移動も大変なんです。それもほとんどバス移動なので。
【上野勇希】北は北海道から、南は熊本・鹿児島まで。

──え!北海道もバスで行くんですか?

【MAO】北海道に行ったときは20時間以上バスに乗ってましたね。東京から青森行って、そこからフェリーで苫小牧まで行って…。
【勝俣瞬馬】そりゃもう体もバキバキになっちゃいますよ。
【上野勇希】バスの揺れで三半規管もやられてるし。
【MAO】頭に靄がかかる感覚に陥るんですよね。
【勝俣瞬馬】でもサウナに入れば、移動の疲れは完全にリセットできます。

──サウナは自律神経の調節力を高めたり、むくみの解消などにも効果的だといわれています。ベストパフォーマンスをするためにも、欠かせないわけですね。

【MAO】バスは同じ姿勢でいなきゃいけないので、とにかく血流が悪くなる。サウナに入るとそれが改善するので「体がやっと動き出した」という実感が持てるんです。

■DDTサウナ部が推薦する全国のサウナ施設
──プロレスラーにとってサウナがいかに大事な存在であることが理解できました。では、全国巡業でいろいろなサウナに行くことも多いというみなさんの「推し施設」を教えてください。

【上野勇希】僕はやっぱり上野の「北欧」です。プロレス・格闘技界では「後楽園ホール」という会場が聖地といわれてますが、北欧はまさにサウナ界の後楽園ホール!上野駅から徒歩3分という立地の良さも、屋上の外気浴スペースや露天風呂もいい感じなんです。シンプルな作りですが、初心者からサウナ好きまでいろんな人が楽しめると思います。僕も行くたびに入り方をいろいろ変えてみたりして、噛めば噛むほど味が出る施設だと実感してます。
【MAO】地方だと京都の「ルーマプラザ」。「マツコの知らない世界」でも少し紹介したんですが、実はもっと話したいことがあった(笑)。
【勝俣瞬馬】「ルーマプラザ」は1回しか行ったことないのに、忘れられないくらい良かったよね。
【MAO】特に屋上にある外気浴スペースがいいんです。京都なので秋から冬にかけてはすごく寒いんですが、ブランケットみたいなものがちゃんと用意されているので冷えすぎず快適に過ごせる。例えるなら、真夏にクーラーをガンガンかけた部屋で布団にくるまるみたいな心地良さがあったな。
【小嶋斗偉】僕は「おふろの王様 志木店」(埼玉県)です。
【勝俣瞬馬】斗偉はそこばっかり!
【小嶋斗偉】じゃあ、名古屋の「ウェルビー栄」にします(笑)。休憩スペースにヴィヒタ(編註:サウナの本場フィンランドで使われる白樺の枝葉を束ねたアイテム)がたくさんあって、香りがよくて。サウナ室にも寝られるスペースがあったのも印象に残ってます。ここは勝俣さん、上野さん、MAOさん、あと今日はいないですが竹下(幸之介)さんと一緒に行きました。

──The37KAMIINA全員そろってサウナに行くこともあるんですね!最後はサウナ施設支配人でもある勝俣さんのおすすめ施設を教えてください。

【勝俣瞬馬】最近行った「8HOTEL SHONAN FUJISAWA」のサウナは良かったですね。お風呂と水風呂はもちろん、プールもあって館内もおしゃれだし、屋上の外気浴もいい。サウナ室の真ん中には大きなikiストーブ(編註:ストーブメーカー「METOS」からリリースされている人気のサウナヒーター)があって温度も抜群。今のところ宿泊客しかサウナに入れないのですが、ぜひ小旅行がてら行ってみてほしいです。サ旅をするなら思い切って北海道の「ログ ホテル メープルロッジ」もいいかも。冬はサウナ室の窓から雪景色が見えて、本場フィンランド気分を味わえます。

──サウナに入ったことのない初心者の方におすすめの施設はありますか?

【勝俣瞬馬】初心者の方には「スパ ラクーア」(文京区)がいいと思いますよ。女湯にはサウナが3種類あって、自分に合ったサウナ室に巡り会えるはず。ご飯も美味しいし、休憩スペースもいっぱいあるので、カップルで行っても女子会をしても楽しそう。サウナの良さを知ったら、次は「スカイスパYOKOHAMA」(神奈川県)でアウフグース(編註:熱したサウナストーンに水をかけて蒸気を発生させ、タオルなどで振り回すことで充満させること)を体験してほしいです。レベルの高いアウフギーサー(編註:サウナ施設でアウフグースを行う人)がいるので、また違うサウナの楽しみ方を知ることができると思います。

【プロフィール】
The37KAMIINA(サウナカミーナ)
DDTの未来を担う次世代レスラーによるユニット。2019年8月、竹下幸之介が巡業先の熊本で勝俣瞬馬と上野勇希を「湯らっくす」に誘ったことをきっかけに、DDTサウナ部を結成。そこにMAOが加わりユニット名「The37KAMIINA」として試合デビュー。21年には小嶋斗偉が加入し、さらなる盛り上がりを見せている。「日刊サイゾー」でサウナ連載を公開中。8月20日(土)には東京・大田区総合体育館でDDT夏のビッグマッチ「WRESTLE PETER PAN 2022」が開催!

取材・文=竹田磨央

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