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NMB48・南羽諒が“うさんぽ”を満喫!卒業目前に語る、NMB48への思いとは?【はあさのハッピーあにまる図鑑 最終回】

  • 2022年7月7日
  • Walkerplus

大阪・難波を拠点に活動するアイドルグループ、NMB48で活躍中のドラフト3期生・南羽諒(はあさ)。将来の夢は「珍獣ハンター」と語るほど大の動物好きとしても知られている。

そんな彼女が素で動物とふれあいまくる連載「はあさのハッピーあにまる図鑑」、略して「ハピまる」。2022年7月8日をもってはあさちゃんがNMB48から卒業するため、この連載も今回で最終回を迎える。とびっきりのハッピーを探すべく、ラストははあさちゃんがプライベートでも足繁く通う「ワールド牧場」へ!また、今回はグループ卒業を記念し、メンバーやアイドル生活について語るロングインタビューも。(2022年7月1日取材)

■初めての“うさんぽ”へ!気まぐれなウサギに振り回されて歓喜
大阪府南河内郡にあるワールド牧場は、連載第3回の舞台にもなった場所。動物との距離が近いことから、はあさちゃんのお気に入りでもあり、取材日の前月にも訪れたそう。「弟が免許をとったので車に乗せてもらって、ドライブがてら2人で行ったんです」と、ほっこりエピソードを教えてくれた。

まずはウサギのお散歩(15分500円)をすると聞き、ワクワクを隠しきれないはあさちゃん。通常は放牧ふれあい広場での体験だが、この日は特別に、見晴らしのいい芝生広場に案内してもらった。早速、リードを手にしてロップイヤーのあろくんとお散歩開始。「かわいすぎる!」とたびたび口にしながら笑顔がこぼれるも、急に走り出したり、座ったまま動かなくなったりと気ままに動き回るあろくんに振り回される場面も。「自由すぎる。座って風を感じてるんですね」と一緒に座ってみたりと、”うさんぽ”をたっぷり満喫した。

あろくんと遊んだ後は、白地に黒い斑点模様がかわいいマリーちゃんが登場。「豆大福やん!そっくり!」と、自宅で飼っているウサギのことを思い出したよう。これまで豆大福を散歩に連れて行ったことはないそうで、「ずっとやってみたいとは思っているけど、リードをうまく付けられる自信がなくて。でも、うさんぽ楽しすぎるので今日リード買います!」と大満足。ちなみに、「ハムスターは専用のリードを付けて散歩したことがあります」とのこと。

続いて、ペルシュロン騎乗体験(1000円、土・日曜、祝日限定)へ。世界最大級の馬を前にして、「何回も会っていたけど乗れると思わなかった。よろしくお願いします!」と礼儀正しいはあさちゃん。乗馬経験は豊富でも体高約170センチ、体重990キロというブラン号の上は一味違うようで、「視界良好。強くなれた気持ち!」とはしゃいだ。

その後、エサやり(100〜300円)も体験。「一瞬でなくなる!唇も大きい」と興奮しつつ、一生懸命しゃがんで、「歯、でか!食べる時ポフッていう!」と口の中をじっくり観察した。最後のニンジンは小さかったようで、「さすがにちょっと怖いかも」と、手のひらにのせてから差し出す様子も。

次に訪れたのは、ワンちゃんレンタル(15分1000円)。「大型犬が気になります」と言うはあさちゃんが選んだのは、アイリッシュ・ウルフハウンドのウルフくん。体高が世界一大きい犬種とあって力も強いが、ラブラドール・レトリバーの愛犬・クリスと長年過ごしたはあさちゃんは、慣れた仕草でピタリと横に並ぶ。手にヨダレがべっとりと付いても、「犬のヨダレ久しぶり!」と喜んでいた。
※当日の気温が高く、ワンちゃんに熱中症の恐れがある場合は受付を中止。

撮影の合間、連載最終回にして初めて“はあさ名物・全身を使ったくしゃみ”が。「おもしろいくしゃみをするらしい」と知ってはいたスタッフ一同は、「やっと生で見れた」と大盛り上がり。

さらに、ヤギやヒツジと触れ合える放牧ふれあい広場へ。ここでは、今年生まれたばかりのヤギたちに囲まれてご満悦。お気に入りはフランス原産のガチョウ・トゥールーズだそうで、「まじで好き。さっきスタッフさんに聞いたら、フォアグラになる品種らしいです!」と興奮し、「君たちフォアグラだったの!?すごく価値があるのね」と話しかけていた。

最後は「小動物ふれあい館(500円)に行きたいです」というはあさちゃんたっての希望により、モルモットやハムスターなどの小動物を抱っこしに行くことに。何度も「飼いたい」と言っているマイクロブタのエサやりもたっぷり楽しんだ。お隣の「鳥たちの家」でも、両手にカラフルな鳥をのせて笑顔を見せた。

■好きが仕事に繋がった連載。続けてこられて幸せだった
冒頭にもあったとおり、はあさちゃんは7月8日をもってNMB48を卒業する。いつもニコニコ笑顔を絶やさない彼女は、どんな思いで卒業を決めて、どんな心境で最後のアイドル生活を過ごしているのだろうか。ここからはインタビュー形式で本連載やNMB48としての活動を振り返る。

――「ハピまる」の連載を振り返って、どうですか?

「めちゃめちゃ楽しかったです!記事の写真を見て『めっちゃうれしい!いい写真や!』って、保存しているものも多いんです」

――ファンのみなさんの、連載に対する反応はどうでしたか?

「『1番いい表情してるね』って言ってもらえることが多くて。自分が素の状態で楽しんでいる姿を見てもらえるのがすっごくうれしかったですね」

――メンバーからも反応はありましたか?

「連載第3回で行ったワールド牧場のヤギと並んで座っていた画像は、『めっちゃおもしろい』って評判でした(笑)。『おもしろすぎるやろ』って何人かからLINEもきましたよ。『やっぱり、はあさはこういうのがいいよな』ってみんな言ってくれましたね」

――連載期間中も、プライベートで動物園などに行きましたか?

「はい!ワールド牧場もですが、天王寺動物園や海遊館も行きました」

――ハピまるでも、水族館に行きたかったですね。あとはずっと言っていたザリガニ釣り!

「夏にザリガニ釣りをしてみたかったです(笑)」

――連載で訪れて、特によかったところは?

「姫路セントラルパークが特に印象に残っています。サファリでキリンに会えたのがよかったです。バスの後ろを開けてエサをあげている写真が特にお気に入り!あんなに近くで、キリンと同じ目線になってエサをあげられてめちゃめちゃうれしかったです。わたしも野生で、アフリカにいるような感覚になってました(笑)」

――ハピまるを通じて新たに興味が出たり、好きになった動物はいますか?

「カピバラですね。連載中、1番会っていたのですごく愛着がわきました。もっと生態とかも調べたいです!」

――飼いたくなったのは?

「さっき会った、トゥールーズというガチョウ。プライベードで来た時からすごく気になっていました。色合いが地味すぎず、そこまで派手でもなく、ちょうどいいです。ブランド感?ありますよね(笑)。羽根のもふもふ感もきれいで好きですね。やっぱりああいうアヒルとか水鳥に興味があるみたいで、惹かれちゃいます」

――今後、動物関係でやってみたいことは?

「生態について詳しく知りたいです。とにかく知識を得たい!いろんな動物園や牧場に行くたびに、働いている方がすごくかっこよく見えて、うらやましくて憧れでした」

――ハピまるの読者にメッセージをお願いします。

「わたしの“好き”がお仕事に繋がった連載でした。ありのままの姿をファンのみなさんも一緒になって笑って見てくださって、その反応がわたしの活動の力の源になっていました。実は、お仕事でうまくいかなかったり、悩んでいた時にこの連載のお話をいただいたんです。だから連載が決まったことがモチベーションになりました。自分の転機になるようなお仕事だったので、卒業まで続けてこられてすごく幸せだったなと思います」

■人を信じる、頼ることをNMB48に入って学んだ
――4年半の活動、お疲れ様でした。初めてステージに立った時のことって覚えていますか?

「すっごい覚えてます。初めて歌って踊ったのが先輩の卒業コンサートで、その立ち位置、序列も全部オーデイションで決めて。そこで初めて“人と比べられること”を経験したので心苦しかった記憶もあるんですが、2番手をいただきました。まだ全然周りも見られていないし、わけもわからないけど、とにかくうれしかったのを今でもずっと覚えています」

――研究生から正規メンバーとして昇格した時はどうでしたか?

「選抜メンバーとしてのツアー中でした。その時は昇格できるほど自分の力を感じていなかったので、『いいのかな』って不安のほうが大きかったです。昇格できるって予想をしていなかったので、本当に驚いて、研究生のままのほうが学べたり、いい経験ができるんじゃないかとも思ったけど、自然と喜びの涙が出ていました」

――NMB48にいて、楽しかったことはなんですか?

「本当にメンバー大好き人間なので、お仕事も楽しかったけど、お仕事を通してのメンバーとの会話、空き時間で何も考えずに遊んだり、わちゃわちゃ話したりしているのが1番楽しかったかもしれません。だからこそ、卒業してその時間がなくなるのかなって思ったら、悲しくてさみしくて、自分で決めたのに『卒業やだな』って思っちゃうこともあります」

――反対に、「あれしんどかったな」と思うことはなんですか?

「楽しかったことと同じぐらいいっぱいありますね。1回目の壁は、研究生公演『夢は逃げない』。人生最大の壁にぶち当たりました。毎日朝から晩までリハーサルで、まったく知らない曲を覚えて。今までやったことのない、やらないといけないことの多さでキャパオーバーしてしまって、自分で自分をコントロールできない状態になりました。同期もみんな大変な思いをしたので、今となってはこの話をしてみんなで笑い合ったり、『しんどかったね』と話すのも楽しいというか、懐かしい気持ちになります。休業した時も本当に大変でした。でも休業から復帰して今では楽しく活動していたりとか、『夢は逃げない』公演も初日を迎えられて、最終的には2番手のポジションで出させてもらったり。最後はいつもいい形で終わっていて、自分で『よし』って思えているので、自分でわかるくらいレベルアップできていたんじゃないかなと思います」

――1番印象に残っている公演やコンサートはなんですか?

「研究生の時の『NMB48 近畿十番勝負 2019』です。達成感とやりがいが大きくて、研究生公演が1番覚えていますね。コロナ前だったので、客席のほうに行けたりトロッコに乗れたり、ファンのみなさんの近くに行けるのがすごく楽しかったです。ほぼ同期みたいな感覚の6期生と一緒にやれたので、先輩とパフォーマンスする楽しさもあるけど、近い距離の仲の良いメンバーとやるライブはまた違ったいい楽しみがあるなと、リハーサルから噛み締めていました。そのリハーサル期間が大変だったんですけど。チームのほうのライブにも出ていたんですが、セットリストはまったく同じなのに、ポジションが全然違って。不安しかなかったけどなんとかできたっていうのが、あとになってからも『あのライブを乗り越えられたからいけるやろ』って思える、自分の自信に繋がったライブでもありました」

――NMB48に入る前と入ってからで、グループの印象は変わりましたか?

「変わりました。入る前はファンだったので、ライブに行くと『キラキラしてるな』と思いつつ、正直、ドロドロした女の世界なんじゃないかって思うこともありました。あとは、きれいなところしか見えていなかったので、楽しい部分ばかりを想像していたんですが、入ってみて『そうじゃないな』と。みんな裏で悩んで苦しみながらも輝いているんだと知って、さらにアイドルやNMB48のかっこよさに気付きました。反対に、ドロドロしていると思っていたけどめちゃめちゃ仲が良くて、メンバー同士傷つけ合うことが一切ないんです。みんながそれぞれ支え合ってフォローし合っていて、仲間って本当にあるんだってことを知りました。これまで正直、そういうことはきれいごとじゃないかと思っていたり、人ってやっぱり怖いと思うことも多かったんですが、NMB48に入って『人を信じたり頼ったりすることっていいことなんだ』ということを学べました」

■みんながわたしにしてくれたように、周りの人を愛していきたい
――現在、所属しているチームNはどんなところですか?

「雰囲気が本当によくて、めちゃくちゃ楽しくてずっと笑ってて、ずっとうるさい(笑)。みんなうるさいけど、主に石田優美さん、小嶋花梨さんですね。先輩がはっちゃけていろいろ話したり盛り上げてくれたりするので、後輩がそれについていきやすくて、わたしものっかっています。ずっと漫才みたいなトークが繰り広げられているんです。楽しい、おもしろいっていう記憶しかないです」

――卒業を最初に伝えたのも、先輩であるれーちゃん(上西怜)とこじりん(小嶋花梨)なんですよね?

「はい、3人でよくご飯に行ったりお泊まりしたりするので、お泊まりの時に伝えました。以前から相談したり、将来のことを話すことが多かったんですが、卒業のことを伝えたら『そっか。ついにそういうタイミングがきたんだね』って受け止めてくださいました。惜しむ言葉もかけてくれて、本当にいい先輩のもとで活動できていたなと思います」

――お泊まり!いつ頃から、どこでしているんですか?

「かりんさんやれーさんの家に行きます。めっちゃ楽しいです!去年ぐらいから誘ってくださるようになったと思います。コロナ禍でかりんさんと急激に仲良くなって、ほぼ毎日ビデオ通話をする仲になりました。そこから先輩ともどんどん繋がっていって、れーさんとも仲良くなりました」

――2人以外のメンバーは、卒業発表時の反応はどうでしたか?

「みんな、わたしが休業したりする姿を見ていたので、『そういう時がきたんだね、やりきったんだね』とこの先のことを応援してくれて、受け止めてくれました。泣いてくれたりもして、メンバーへの愛と感謝を感じました。過去に『卒業したい』って思う時が何回かあって、そのたびに仲の良いメンバーに相談していたけど、その時は『まだだ』って引き止められて。でも、今回はみんな応援してくれたので、ほかのメンバーから見てもわたしの卒業のタイミングは今で合ってたんだなって思います」
                                     
――メンバーとの思い出で楽しかったことを教えてください。

「お仕事でもプライベートでも、毎年夏に行くバーベキューがめちゃめちゃ楽しいです。今年もお仕事とプライベートで、もう2回ありました(笑)。みんな汗をかきながらお肉を焼いて。みんな『食命!とりあえず肉!』って感じなので、それを共有し合って楽しむのが最高に幸せな時間です」

――最後に、ファンのみなさんへメッセージをお願いします!

「4年半、ファンのみなさんにはわたしのいろんな姿を見せてきてしまったかなと思うんですけど、いいところも悪いところも全部優しく見守ってくださって、受け止めてくれて、『それがはあさだからいいんだよ』っていう言葉もかけてくださって、そういう温かい声があったから『やりきった』と思えるところまで活動できました。そういうことをちゃんと感じられるからこそ、卒業してみなさんと会えなくなる、離れてしまうのが本当に悲しいです。でも今までいただいた愛を一生忘れずに大切にして、みなさんがわたしにしてくださったことと同じように、わたしもこれから出会う人に優しくして周りの人を愛して、いい大人に、いい人に成長していきたいなと思います。みなさんも、これからも幸せに暮らしてほしいなって思います。もう感謝の気持ちでいっぱいです」

最後まで、いつもの笑顔で話してくれたはあさちゃん。人にも動物にもとびっきり優しい彼女が、ハピまるで見せてくれた最高の笑顔を絶やさずハッピーに過ごせるように、これからの道も応援したい。

※すべての「ふれあい体験」は動物の体調により中止の場合があります。
※施設の許可をとって撮影時のみマスクを外しています。
※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。
※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

取材・文=上田芽依(エフィール)
撮影=福羅広幸(兄弟エレキ)
取材協力=ワールド牧場

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