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桃缶とバルサミコ酢で高級フレンチを完全再現!「自腹では行けないので、試行錯誤しました」【♡さゆりの超節約ごはん】

  • 2022年7月2日
  • Walkerplus

ボヨヨ〜ンでお馴染みの夫婦漫才師「かつみ♡さゆり」のさゆりさん。夫のかつみさんが結婚前から多額の借金を背負っていた話が有名だが、その後も借金返済のために始めた事業に失敗!同棲・新婚時代は想像を超える極貧生活を送っていたそうで、そんな生活の中で生まれたさゆりさん独自の節約レシピと、お金にまつわるちょっと笑えて、ちょっと泣けるエピソードもお届け。

今回は、早口言葉のような「酢も鶏モモも桃のうち」です。

■缶詰の桃とシロップ、バルサミコ酢&砂糖&醤油で高級料理に!
「酢も鶏モモも桃のうち」は聞いた感じ、“え?”ってなると思います。見た感じも“ホント?”と思うかもしれないですけど、なんと、缶詰の桃を使ってるんですよ。でも、本当においしいんです!

鶏モモちゃんをたっぷりのバターと、チューブのニンニクで焦げ目がつくぐらいジューって炒めたところに、バルサミコ酢と桃缶のシロップとお醤油を混ぜ合わせたソースを入れて煮込みます。このソース、シロップだけでなくお醤油も大事なポイント。物足りないと思ってオイスターソースとか、いろいろ試しても味が決まらなかったんですけど、お醤油ってすごいですね!少し入れるだけで、一気に味が締まっておいしくなりました。

■連れて行っていただいた高級フランス料理店の味に一口惚れ
バルサミコ酢と桃缶のシロップとお醤油のソースは、鶏モモじゃなくてもイケると思います。エビは間違いなくイケます!と言いますのも、このモデルになった料理のメインの具材が、エビだったんです。おかげさまで、わたくし、大阪でロケタレをさせていただいておりますので、ロケでいろいろなお料理を食べてさせてもらったり、かわいがってくださる食通の社長さまに、個人では絶対に入れないようなお店にも連れて行っていただく機会がございまして。舌だけは肥えさせてもらってます(笑)。

それである社長さまに連れて行ってもらったフランス料理のお店で、桃のおいしい時期だけに作るという特別なメニューに出合ったんです。桃を丸ごと一つ使ったオマール海老のお料理だったんですけど、私はどちらかというとフルーツは生のまま食べたい派なんですね。アップルパイのアップルもあんまりだし、酢豚のパイナップルも昔はダメだったし、レーズンも干すより生がいいって人だったんですけど、その桃のメニューは衝撃的においしかったんです!

■自腹では行けないから、似た味を再現するために自宅で試行錯誤
好き過ぎる味だったんですけどとても自腹では行けないので、家で少しでも近い料理が作れないかと試行錯誤の末にたどり着いたのが、この「酢も鶏モモも桃のうち」だったんです。本物はもっと繊細で、こんな大衆食堂みたいな仕上がりじゃないんですけど、必死に頑張りました!桃は、実験で使うぐらいなら普通に生でおいしく食べたいし、季節も限られるので、そうだ桃缶の桃を使おう!とやってみたんです。そうしたら、シロップも使わないともったいないなと思って…。

私、たまにカレーの隠し味にリンゴをすりおろして入れるんですけど、それがない時はミカンの缶詰のシロップをちょっと入れるんです。そうすると甘辛のルーが簡単にできるんですよ。そこからの発想で「酢も鶏モモも桃のうち」でもシロップを入れてみようと。それでフランス料理屋さんで食べた時にバルサミコ酢っぽい味がするなと思ったので、バルサミコ酢も入れることにしたんです。エビは…皮を剥くのがめんどくさくて…(苦笑)。それに、やっぱり鶏じゃないですか!?女の子は鶏肉ですよ!

本当にびっくりするぐらいおいしかったので、母親と叔母にも教えてあげました。叔母はエビで作ったそうで、「びっくりするぐらいおいしかったわ。絶対、おいしくないと思ってたわ、おばちゃん。疑ってごめん」と連絡が来ました(笑)。私はカロリーの高いものを食べるときは白米は控えて、おかずだけにするのですが、このメニューはパンをつけて食べてもおいしいかもしれないですね。

■家では鶏肉を食べないかつみさんと、インコのバーディー
ちなみにこのお料理、かつみさんは食べません。かつみさんは鶏肉をお仕事では食べますが、家では食べないんです。なぜかというと、かつみさんはさゆりと暮らす前にインコを飼っていたんです。ゴルフ場に行った時に肩に乗ってきて、ゴルフをしている間ずっと乗っていたので、気にせずプレイしていたら、なんとバーディーが取れたそうなんです。そのまま家まで着いて来たので、バーディーちゃんと名付けて飼うことにして、『お前の名前はバーディーな』と言ったら『チャッピー』と答えたそうで…(笑)。

どうも元の名前がチャッピーだったみたいで、結局、亡くなるまでバーディーと呼ぶとチャッピーと答えたらしいんですけど、とてもなついていて、部屋ではよくかつみさんの後ろをついて来ていたそうなんです。それである日、バーディーがついて来ていることに気付かずにドアをバンと閉めたら、ドアに挟まって死んでしまったらしくて…。それが今でも悲し過ぎて、家では鶏肉を食べないんですけど、食べられないわけではないのでロケの時は食べるんです。でも、隣でボソッと「バーディーの匂いがする」って真剣な顔で言うので、悪いなと思いつつも笑ってしまいそうになります。

■体にいい鶏肉を食べさせたいさゆりさんと、食べないかつみさん
でも、私は鶏肉が大好きだし、体にもいいのでかつみさんにも食べさせたい。だからかつみさんには、第9回の「手羽先のコラーゲンスープ」のようなお肉の原形を留めないお料理や、ささみをほぐして出すようにしています。かつみさんは安定の味音痴なので、ほぐした鶏肉を私が「豚だよ」と言うと、あの人にとっては豚になるんで(笑)。

ですので、鶏肉だとわかる「酢も鶏モモも桃のうち」は私1人で楽しんでいますが、そのうちエビで作ってあげたいなと思っています。でも、エビって皮を剥くのが面倒なんですよね…。だから、まあ、エビはそのうち…。

■♡さゆりの節約レシピ/「酢も鶏モモも桃のうち」
私がお料理するときは、ぜ〜んぶ目分量!なので、お好みの味で仕上げてください!

1.鶏肉に下味をつける
ビニール袋に鶏肉・ニンニク・塩コショウを入れて、モミモミ!

2.ソースをつくる
桃を切ります。桃缶のシロップはバルサミコ酢とお醤油を混ぜてソースに。私はシロップとバルサミコ酢がほぼ同量、お醤油はそれよりも少し控えめにしています。甘口にしたいときはシロップを多めなど、皆様のお好みであわせてみてください♡

3.鶏肉を炒める
たっぷりのバターで鶏肉を炒めます。焦げ目がついたら2のソースを入れて、少し煮詰めます。

4.桃をあわせる
煮詰めたらボールに移して、切っておいた桃を入れて混ぜます。パセリを少しパラパラしたら、完成で~す!

取材・文=及川静

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