ユニクロが実施するグローバルTシャツデザインコンペティション「UTGP2022」の授賞式が4月13日、スヌーピーミュージアム(東京都町田市)で行われた。会場では受賞デザインを起用したUTコレクションが披露されたほか、スヌーピーとチャーリー・ブラウンも祝福に駆け付けた。
「UTGP」とは、Tシャツをひとつのキャンパスとして捉え、自由な発想でグラフィクやメッセージなどを表現するデザイン・コンペティション。ユニクロが主催で2005年よりスタートした。2022年のテーマは、大人気コミック「PEANUTS(ピーナッツ)」。作者であるチャールズ M.シュルツ氏の生誕100周年を記念するアニバーサリーイヤーということもあり、実施が決定。全世界から1万4000作品もの応募があり、受賞作品4柄、ファイナリスト作品7柄がUTコレクションの仲間入りを果たした。
当日は、チャールズ M.シュルツ美術館＆リサーチセンター(米カリフォルニア州サンタローザ)と中継で繋がれ、シュルツ氏の奥さんジーン・フォーサイス・シュルツ氏と、「チャールズ M.シュルツ・クリエイティブ・アソシエイツ」のチーフ・クリエイティブ・オフィサーであるペイジ・ブラドック氏、「チャールズ M.シュルツ美術館＆リサーチセンター」の館長であるジーナ・ハンツィンガー氏も参加。
さらに、テニスを愛していたというチャールズ M.シュルツ氏に敬意を表し、テニスプレーヤーでありユニクログローバルアンバサダーのロジャー・フェデラー選手もビデオメッセージを寄せた。
■各受賞者のコメント
グランプリ：奥下和彦さん
「最小限の表現でスヌーピーを伝えるためには、どうしたら良いかを考えました。結果的にボーダーの線のみを使ってスヌーピーを表現しました。子供の頃から至るところにPEANUTSの存在がありました。中でもスヌーピーのシルエットは生活の一部のように感じられます。若い頃、「UT」ばかり着ていたので何か恩返しのようなことができたな、というように感じています。街などで私がデザインした服を着ている人を見かけてみたいです」
2位：田中紅緒さん
「子供の頃からスヌーピーが大好きだったのでうれしくて、お店に並ぶ様子を想像するとワクワクします。ずっと受賞したことを秘密にしていたので、家族や友人に伝えるのが楽しみです」
3位：コウダテッペイさん
「UTGPが開催された2005年にデザインの道を志すべく大学に入学して、その時から参加していました。それから十数年経ちましたが、今回このような賞がいただけて感慨深く、うれしい思いでいっぱいです」
4位：ロジャー・フェデラー賞：イノマタ知明さん
「受賞の話を聞いた時は驚きました。ご本人にも気に入っていただけたようなので光栄です」
「UTGP2022 × ピーナッツ」は2022年5月27日(金)から、全国のユニクロ店舗とオンラインストアで発売される。2022年の夏は、スヌーピーたちがデザインされたスタイリッシュなTシャツでコーディネートを楽しもう！
撮影=阿部昌也
取材・文=北村康行
(C)2022 Peanuts Worldwide LLC
