普段温厚な人が、いつもとは打って変わって怒りをまき散らしていたら…？とある化け物が引き起こす恐怖を描いた漫画が、1月7日にTwitterで公開され話題となっている。
この漫画を公開したのは、「想定外」「予測不能」なショートホラー漫画をSNSに投稿して話題を集め、Twitterに10.4万人以上(1月7日現在)ものフォロワーがいる漫画家・誰でもない(単行本発売中ダレ♂)(@daredemonaidare)さん。緻密な人物描写と伏線を効かせたストーリーが特長で、記事が公開されたあとはユーザーたちの“感想合戦”で盛り上がるのがお約束となっている。
今回Twitterで公開されたのは『原因の一端』と題された漫画。買い替えたばかりのスマホのWi-fiが繋がらず、冒頭からイライラが止まらない主人公の清水さん。怒りが収まらない彼女は、「あああああ イライラする」と叫び、クレームを入れようかと考えていたところ、窓の外から「カチカチカチ」と不審な音が。カーテンを開けてみると、そこには見たことのない化け物がいて…。
それを見た清水さんは、「てめえの仕業か！ちょっとこっち来い！」と化け物に向かって怒声を放つのだった。そんな騒ぎを聞きつけた近所の住人が「清水さん!!どうしたの⁉」と心配して部屋に駆けつけてくる。しかし、清水さんが他の住人に化け物の存在を説明しても、「何もいないじゃん…」と言われ、しかも「いつも笑顔で優しい清水さんが、こんなに怒るなんて…」と驚かれる始末。
この事件以降、清水さんの目には常に化け物が見えるようになってしまった。どうやら化け物に取り憑かれると、普段の性格とは打って変わり怒りっぽくなってしまうようだ。取り憑かれてしまったときの「対処法」が分からない清水さんは、再び取り憑かれないことを願うのだった。
漫画を読んだユーザーからは「『なんで私、あの時あんなにキレたんだろう？』って思うことが何度かあるけど、あれは……」と訝しむ声や、「世の中化け物だらけ」といったイライラが募る現代社会のへの声が聞かれた。
普段温厚な人を様変わりさせる恐怖。街で見かけるクレーマーは、もしかしたら“化け物の仕業”なのかもしれない。
取材協力：誰でもない(単行本発売中ダレ♂)(@daredemonaidare)
