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東出昌大「長澤まさみさんはずっと輝き続けているスター」刺激をもらうという現場での姿勢

  • 2022年1月14日
  • Walkerplus

長澤まさみ、東出昌大、小日向文世が詐欺師を演じる人気シリーズの劇場版第3弾『コンフィデンスマンJP 英雄編』が2022年1月14日(金)に公開される。当代随一の腕を持つコンフィデンスマンが受け継いできた「ツチノコ」の称号をかけ、ダー子(長澤)、ボクちゃん(東出)、リチャード(小日向)が真剣勝負に挑む姿が描かれる。本作で小心者の“コンフィデンスマン=詐欺師”を演じた東出に、最新作の魅力や演じた役柄について語ってもらった。

■シリーズ最新作は「今まで以上に緊張感のある騙し合いになっている」
――これまでチームを組んであらゆる詐欺を働いてきた3人が、当代随一の腕を持つコンフィデンスマンが受け継いできた称号「ツチノコ」を襲名するために譲れない戦いを繰り広げるという展開に衝撃を受けました。

【東出昌大】ダー子、ボクちゃん、リチャードの3人がコンフィデンスマンとしての意地をかけて戦う姿はスリリングでとてもおもしろく、このシリーズをずっと観てくださっていた方はもちろん、本作で初めてこのシリーズに触れる方も楽しめるのではないかなと思います。また、ダー子たちを追う側もスケールアップしていて、松重豊さん演じる刑事だけじゃなく、瀬戸康史さん演じる国際警察のエリート捜査官も登場しますし、お宝を所有しているのが城田優さん演じるスペインの元マフィアだったりするので、今まで以上に緊張感のある騙し合いになっています。

――本シリーズのドラマ版から映画版まで何作もご一緒されている長澤まさみさん、小日向文世さんの役者としての魅力を教えていただけますか。

【東出昌大】長澤さんはデビューからずっと輝き続けているスターでありながらも常に努力をされていて、そういうプロフェッショナルな姿にいつも刺激をもらっています。小日向さんは大先輩ですが、周りを気遣っていつも現場を和やかなムードにしてくださるので、“こうありたい”と思わせてくれるような存在です。休憩時間などに小日向さんとお話ししていると、とてもリラックスできたのでありがたかったです。

――小日向さんとはどのような会話をされていたのでしょうか。

【東出昌大】いろいろなお話をしてくださいますが、天然なところがある方なので笑わされることが多かったですね(笑)。今日も本作のプロモーションでご一緒したのですが、背もたれのあるイスに小日向さんがわざと後ろ向きに座ったので「違いますよ」って突っ込みを入れたら「だよね!」って言いながら座り直していました。これは狙ってやっているのだとは思いますが(笑)。

――(笑)。本作ではリチャードの意外な一面が明かされるところも見どころですよね。

【東出昌大】現場でとあるシーンを撮ったあと、みんなでモニターを見ながら「小日向さんが『アウトレイジ』の時の顔をしている!」と言って盛り上がっていたのを覚えています。ぜひ劇場でご確認いただきたいです(笑)。

■どんどん良い時計に買い替えている「ボクちゃんは希代の詐欺師」
――ドラマ版の第3話「美術商編」の時に、ボクちゃんが扮した古美術商の沼田というキャラクターが本作にも登場するので、ドラマからのファンの方はきっと喜ぶのではないかなと思いました。

【東出昌大】まさか再びあのキャラに扮することになるとは思ってなかったので、台本を読んでいて“ぬまぬま(沼田の愛称)ってなんだったっけ?”と思いました(笑)。ドラマの撮影当時、ボクちゃんとの差別化を図るために沼田に扮している時はものすごい猫背でお芝居していたんです。だから今回、猫背で長時間お芝居しなくてはいけなくて。ちょっと後悔しました(笑)。

――2018年に放送された連続ドラマ、そのあとのスペシャルドラマ、そして劇場版3作とボクちゃんを数年に渡り演じてこられましたが、ボクちゃんをどのようなキャラクターとして捉えていらっしゃるのでしょうか。

【東出昌大】ボクちゃんは純真なようでいて、実はプロの詐欺師だと僕は思っています。例えば、映画『ロマンス編』の時に、彼は“純真が故に思い悩んでいる”というお芝居をして多くの人を騙しているんですよね。それって役者という仕事にもどこか似たところがあって、台本に書かれた通りのお芝居をやっている中で相手に対して本気で怒ったり本気で泣いたり、嘘ではない感情が台詞にのってしまうことがあるんです。きっとプロの詐欺師も、本気でお芝居をしながら相手を騙しているのではないかなと。ボクちゃんは完全にそのタイプで、普段ニコニコしているけれど相当なくせ者だと思います。

――ほんとですね!ボクちゃんのような詐欺師には気を付けます(笑)。ですが、本作のダー子やボクちゃんたちに騙されるのは楽しいので、ぜひたくさんの方々に映画館で鑑賞していただきたいです。

【東出昌大】今回も底抜けに笑えるシーンが満載なので、映画館で日頃のストレスを吹き飛ばしていただきたいです。場内の席に座ったら映画が終わるまで非日常の空間にドップリと浸れるところが映画館の良いところですよね。僕は昔、1階にマクドナルドがある地元の映画館によく通っていたのですが、空になりかけのマックのコーラをズコーッズコーッと啜りながらドラえもんの映画を夢中で観ていたのを覚えています(笑)。こういうのも良い思い出として自分の中に残っていくので、ぜひお時間ある時に映画館に足を運んでいただきたいなと思います。

取材・文=奥村百恵

◆スタイリスト=及川泰亮
◆ヘアメイク=AMANO

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