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【漫画】泥棒じゃなく連れて帰った霊だった。「目に見えるものだけが全てじゃない」と恐怖体験を漫画に

  • 2021年12月7日
  • Walkerplus

知人や自身の体験談を漫画にしてInstagramとブログで配信しているぱるる絵日記さん(@palulu_diary)。主に人怖やホラー系の作品を描いていて、背筋が冷えるようなゾッとする話が多い。

今回は、ぱるる絵日記さんにインタビューし、漫画にも描いている実際に体験した怖い話について聞いてみた。

■小さい頃からある“霊感”を通して体験した心霊現象
はじめはInstagramで、他の人の漫画を見るだけだったぱるる絵日記さん。読んでいるうちに「私も同じような体験ある!」と思い、2019年から漫画を描いて投稿し始めたという。

ブログのプロフィールにもあるように、ぱるる絵日記さんは霊感が強めだそうで、「物心がつく前から、この世のものではない何かがいるって無意識に感じていました。最近はそんなに多くないですが、小さい頃や今より若い時は日常的にありました。そういう事に意識を向けない事と、『?』と思う事があっても気にしないようにして、霊感と付き合っています。若い時はそれができなくて、常に怖がっていた記憶があります」。

筆者がぱるる絵日記さんを知ったのは、怖い話シリーズの最新話「ついてきた霊」。ぱるる絵日記さんが都内の地下鉄を利用した時に霊を連れて帰ってきてしまった話で、「泥棒かと思うくらい気配がリアルだったので、とても印象的でした」と話す。

また、学生時代はいわくつきの学校に通っていたそうで、「学校のトイレ」という作品では友人と体験した怖いエピソードを描いている。「この体験をしたトイレの掃除当番は私たちのクラスだったのですが、個室の扉が勝手に開くなど不思議な事が起きていたようです。他にも学校で起きた怖い話があるので、また描いてみたいと思います」とぱるる絵日記さん。

また、全74話の長編「背後にいるのは誰…」では、同じく霊感の強い友人とルームシェアしていた時の心霊体験を描いている。「霊感が強いもの同士、一緒にいると冴えるのか、この時は本当にいろんな事が起きていた気がします」とぱるる絵日記さんが言う通り、数々の心霊現象をはじめ、ぱるる絵日記さんや友人の体調にまで影響する出来事もあり、その怖さ、不気味さがうかがえる。

■目に見えるもの、見えないもの、さまざまな恐怖を漫画に
いわゆる心霊現象だけではなく人怖系も描いていて、注意喚起のためにもと投稿した「エレベーターにはご注意を…」には、女性の家に不審者が侵入しそうになったエピソードが。

「友人の体験談でこの時は間一髪で逃げられたようですが、身近に経験者がいるとやはり緊迫感が違います。他にも同じような経験をした友人がいました。もし不審な人とエレベーターでバッティングしてしまった時は躊躇せず、一緒に乗るのを回避してほしいです」

怖い話シリーズの漫画を描くにあたって、気を付けていることを尋ねると、「夜には描かないようにしているのと、話に入り込み過ぎないように絵を描く事に集中するようにしています。あまり入れ込み過ぎると“感”が増してしまいそうなので…。あと、こういう話は霊感のない方、信じない方には伝わりづらい内容なので、あまり現実離れしないようにしているつもりです」と教えてくれた。

現在、Instagramとブログでは「背後にいるのは誰…」全話の他、人間関係や恋愛についての長編作品も配信中。「これからも、私や知り合いの方が体験した事について、こういう事もあるんだな、目に見えるものだけが全てじゃないんだな、というメッセージを込めて伝えられればと思います」とぱるる絵日記さん。

筆者は霊感はないが、小さい頃に人ではない何かを見たり、学校で誰も聞いていない放送を聞いたり、不思議な経験をしたことを思い出した。“本当に怖いのは人間だ”ともよく言うが、目に見えないものについて、時々考えたくなるのも確かだ。

取材・文=重藤歩美(ウォーカープラス編集部)

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