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歯の健康は体の健康!テクノロジーを活用してセルフケアをアップデートしよう

  • 2021年11月5日
  • Walkerplus

オーラルケアブランド「Oral-B by Braun」を展開するP&Gジャパンと、ビジネスインスピレーションメディアのAMPが、11月2日にオンライン・シンポジウム「ヘルステックで変える未来の健康管理の在り方~テクノロジー活用で見直すセルフケアとは~」を開催。慶應義塾大学医学部教授の宮田裕章氏、ダイエット・セルフケア美容家の本島彩帆里氏ら有識者5人が、人生100年時代における“セルフケアのアップデート”について議論した。

同シンポジウムに参加したのは、宮田裕章氏(特別ゲストとして第一部のみ登壇)、本島彩帆里氏のほか、クラウドファンディングを行うREADYFORの室長でメディカルジャーナリズム勉強会代表の市川衛氏(ファシリテーター)、歯列育成クリニック院長で歯学博士/日本小児歯科学会専門医の島津貴咲氏、P&G インターナショナルオペレーションズ オーラルケア アジア部長 シニアディレクターの大川正樹氏ら、医療やテクノロジー、ヘルスケアに知見を持つメンバー。

シンポジウムでは、withコロナ時代、そして人生100年時代において、未来に備えた健康寿命を伸ばすための「セルフケア」をどのようにアップデートしていくべきか、また、これからの健康管理の在り方について語り合った。

まずは、「コロナ禍で健康管理の意識が高まっている」というテーマで議論が交わされた。事前に行ったアンケート調査では、実際に「コロナ禍において健康/衛生意識が高まった」と、調査対象者の約4割が回答している。

この意識の高まりの理由として、「超少子化・超高齢化の社会で、人々が医療/介護など公的サービスに頼り切れなくなってきた」現状や、「がん・認知症といった“付き合っていく病”とどう向き合っていくのか」という課題、「バイタルデータからゲノムデータまで“データ取得の容易化”が進んでいるが、それらテクノロジーをどう使っていくか」という課題などが身近にあることが挙げられた。

そうした意識の高まりは宮田氏も感じているようで「“健康管理とセルフケア”への意識は、コロナ前と後で特に変わってきたと思います。コロナで病院に行くことへのハードルが上がりましたし、“日々、気を付ける”ということも浸透してきましたね」とコメント。

本島氏も「健康や美容について、日常の家の中で調整しなきゃいけないということが増えました。私も“自分のことを調べまくる”ということをするようになって。自分の自律神経の調子が分かるアプリや、睡眠のアプリを入れたのですが、それをやったことで未病の部分に気付きやすくなったと思います」と同調した。

ただ、世間では“コロナ禍で健康/衛生意識が高まった”半面、「コロナ感染を気にした結果、一時期、歯科離れが起きていることは感じました」と島津氏。「虫歯や歯肉炎のケアはお家でもできるのですが、ちゃんとセルフケアができているかどうかのチェックができないので心配ではありました」と、歯科離れが増加した時期を振り返った。

そんななか、P&Gが11月8日の「いい歯の日」に先駆け、20〜60代の男女800人に実施した「オーラルケアと健康」についての実態調査では、約半数の人がコロナ禍をきっかけに、「お口の健康を見直したい」と考えていることが判明。オーラルケア意識が高まった理由としては、「マスク生活で自身の口臭が気になるから」「手洗いやうがいをよくするようになったから」「自身の健康を意識するようになったから」との回答が多かった。

また、調査では「興味のあるヘルステックアイテム(ヘルステックはHealthとTechnologyを掛け合わせた造語)」の4位が「電動歯ブラシ」であることも判明(1位は体組成計・スマート体重計、2位は体調管理機能付きスマートウォッチ、3位は血圧計)。

これに島津氏は「やはり歯科の分野だと電動歯ブラシが気になります。電動歯ブラシを使う方は最近すごく増えているなと思いますし、お子さまでも使う人が増えている。歯科医でも勧める方が増えている印象です」と納得。

「ヘルステックの力で自身の健康をアップデートしていきたい」と多くの人が回答しており、宮田氏も「“生きることの豊かさ”を、ヘルステックが支えていける。ヘルステック・健康ソリューション関連の市場は、非常に注目される分野だと思う」と解説した。

そして、日本のオーラルケア市場では「最も頭角を現してきているのがマウステック(テクノロジーを搭載した電動歯ブラシ、手磨き歯ブラシ、口腔洗浄器)の市場」だということが示された。

「お口の中の健康は、全身の健康にも関係してきますから」と島津氏。「歯科医院は問題が起きてから行く人が多いようですが、歯周病は静かに進行していく病気なので、早期発見が大事。口腔ケアに力を入れているスウェーデンでは、80歳以上で、一人平均20本以上の歯が残存していると言われていますが、日本人は13本。これでは、食べることへの喜びも減ってきます。歯周病があると、炎症性物質が全身に影響するとも言われており、最近では、口腔内細菌とインフルエンザ発症リスクとの相関が注目されています。口腔内細菌は、インフルエンザウイルスのサポーターとなるんです」と注意を喚起し、「歯周病は、早産や低体重児出産のリスクを高めることも分かっています。そのリスクは、歯周病でない人に比べて7倍とも言われているんです。ですので、健康を守るために、質の高いセルフケアが大切。やはり、今の磨き方や歯ブラシ自体を見直してもらい、歯科医院でプロケアをして、アドバイスをもらいながらセルフケアの質を上げていってほしい」と、強く訴えた。

さらに大川氏も「口腔内のセルフケアにおいては、歯垢を落とすこと、毎日の歯磨きを見直すことが大切。磨き方や器具に視点を合わせてほしい」と続け、「電動歯ブラシの浸透率は、欧州では6割を超える国もあるなか、日本は2割という数字。P&Gでは、手磨きブラシから電動歯ブラシに変える『#はみがきスイッチ』活動を奨励し、お口のケアの質を日々のブラッシングから高めていくことを提案していきたいと考えています」と展望を語った。

シンポジウムでは最後に、充電式電動歯ブラシの最上位モデル「オーラルB iO」シリーズの「オーラルB iO9」を使って、オーラルBの代名詞である「丸型回転ブラシ」の有用性および歯垢除去力を知るためのデモンストレーションを実施。実際に歯形を使って、「ブラシが歯を包み込み、スムーズに歯茎の際まで磨くこと」を論証した。

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