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【漫画】大きなモフモフ猫(?)と暮らす不思議な日常漫画がSNSで再注目!第二部の魅力は?

  • 2021年11月3日
  • Walkerplus

ある日小さな黒猫を拾ったサラリーマン。少しずつ元気になる猫をかわいがっていたら、自分よりも巨大な一つ目の猫のような何かに成長して……。2019年にTwitterに投稿されるやいなや話題を呼んだ漫画『猫を拾った話。』。WEB連載、書籍化を経て、一度連載は終了したものの、作品は「次にくるマンガ大賞2020」にノミネートされるなど、ファンからの支持は熱かった。そうした応援も実り、2021年春から掲載媒体をペット情報サイト「ヒューペル」に移し、続編の連載がスタート。今年9月に単行本2・3巻が同時発売され、今、再び大きな反響を呼んでいる。今回は作者の寺田亜太朗(@t_atarou)さんに、連載再開の経緯や、続編の魅力を聞いた。

■短編SFの予定だった!?「猫を拾った話。」の舞台裏
――2019年にTwitterで公開され話題となった本作ですが、あらためて執筆のきっかけを教えてください。
「当時、拾った生き物が見覚えのない形に成長していったら、恐ろしくてかわいいなあとぼんやり思っていたことと、ちょうど別件で山のホラー短編を薄墨作画で投稿してみよう…とチャレンジしていたことが重なり、生まれました。実は当初なんの動物かは決まっていませんでしたが、主人公が猫だと言うので、猫になっていきました」

――掲載後すぐに大きな反響を呼びました。当時は盛り上がりをどのように感じていましたか。
「それまで、少年漫画のようなホラー漫画しか描いてこなかったので猫漫画として、届かなかったジャンルの方に見ていただく機会があり、とてもありがたく、新鮮でした」

――公開当時は、本作の書籍化などの展開は予想していたのでしょうか?
「以前の担当さんに連載のお話を頂くまで、全く考えておりませんでした。『一カ月で見違えるほど大きくなり、一年で地球の大きさになり、とうとう宇宙と同じサイズになった』というオチの短編SFのような話になる予定でした」

――2020年に一旦連載が終了しますが、一方で「次にくるマンガ大賞2020」にノミネートされるなどファンの方から根強い支持がありました。当時は続編についてどう考えられていましたか。
「いろいろありまして、『重版してこれからだぞ』というタイミングで第一部が終了してしまい……。個人か、どこかに移籍させていただくかわかりませんが、どうにか続けたいなと考えていました。元担当さんが奔走してくださり、感謝の念に堪えません。誠にありがとうございます。いつもたいへんお世話になっております」

■ペット情報サイトで連載再開、「家族といっしょに暮らす愛おしさ」は変わらずに
――今年の春、ペット情報サイト「ヒューペル」で待望の続編がスタートしました。少し意外な移籍となりましたが、どういった経緯があったのでしょうか。
「少し変な猫の漫画にご興味ありませんか、という打診をしたところ、ミヤリサン製薬(※ヒューペルの運営企業)様に快諾をいただいた形です」

――続編は心機一転のスタートとなったと思います。力を入れている点や第一部からの変化はありますか?
「強いて言えば、ペットとともに暮らすことを温かく応援するヒューペルさんにて描かせていただくことが嬉しくて、また、たくさんの猫さん方と暮らしている元担当さんに正式に原作について頂いたおかげで当初のホラーよりものんびり、猫と交流する話が多めになったかなという印象です。既知の生物でなくとも、家族といっしょに暮らす愛おしさというところは変わらないといいな、と思います」

――コミックスの2、3巻も発売され、読者から反響を呼んでいます。作者からのメッセージをいただければ。
「少々奇妙な猫ですが、もしよろしければ家族として暮らしていくさまをお見守りいただけたら幸いです。どうぞよしなに!」


取材協力:寺田亜太朗(@t_atarou)さん

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