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【漫画】「面倒なのは風呂ではなくその後」「TikTokが怖い」“トホホ女子”の実情を描く漫画に共感の嵐!

  • 2021年10月30日
  • Walkerplus

「お風呂に入るのが面倒臭い」と感じたことはないだろうか?しかし本当はお風呂に入るのが面倒なのではなく、問題はその後。ドライヤーで髪を乾かしたり、化粧水やパックでスキンケアをしたり、本当は今すぐにでも寝たいのに時間がかかってしまう。

そんな、ついため息をついてしまうような“女子あるある”をゆるいタッチながらも、的を射た表現で描くあんずさん(@anzushibalog)。今回は恋愛系から日常系まで、あらゆる女子の共感を呼ぶあんずさんの作品を紹介するとともに制作秘話を聞いた。

■胸キュンだけじゃない!「トホホ女子」の実情
Instagramで恋愛系のコミックエッセイを投稿しているあんずさん。主に、現在お付き合いされているしばさんとの胸キュンエピソードや、付き合って感じる男女の感覚の違いなどを描いている。

「もともとずっと絵を描くことが好きで、自由帳や原稿用紙に描きまくっていました。今ではスマホのアプリを使ってデジタルで漫画を描いています。大学生になって初めての春休みに空いた時間を利用してさらに絵を描くようになり、『せっかくなら誰かに見てもらおう』と思ってInstagramへの投稿を決めました」

あんずさんの漫画の魅力は、ときめく恋愛系漫画のほかに、まったくキラキラしていないリアリティあふれる“トホホ女子あるある”を漫画にしているところだ。「自分の日常をもっと赤裸々に描いてみようと思った」というあんずさんのちょっと残念なエピソードは、女性を中心に共感のコメントが多く集まっている。

■残念な出来事も全部ネタ!表紙ですでに共感?
思わず「あるある!」と言ってしまうネタの数々は、就寝前や入浴中に1日を振り返っている際に浮かぶこともあれば、ネタになりそうなことが起きるとすぐにスマホにメモを残すこともあるという。

Instagramのフォロワーから、胸キュンエピソードを募って漫画にすることもあるそうで、「なるべく読者が『そんなことある⁉』と思ってしまうような出来事や、思わずニヤリと口角が上がってしまうネタを選んで漫画にしています」と話す。

特にあんずさんがこだわっているポイントは、表紙。1枚目の画像は読者が最初に目にする部分であり、その投稿を見るかどうかを決める基準にもなってくる。そこで、読んでみたくなるようなカラフルでかわいい表紙にし、目を引くタイトルをつけるように心掛けているのだという。

あんずさんが描く表紙は、どんなエピソードなのかをわかりやすく伝えているだけでなく、デザインや色合いも毎回異なる。そして思わず「お?」となったり、時には衝撃的なタイトルで人々の目を引く工夫がされている。

■ハプニングも愉快に描く爽快さがクセに
『彼氏がTikTokerになった話』は、数ある作品のなかで特に気に入っているものだそう。彼氏とその友人の勘違いから起きた、すれ違う2人の会話が漫才のように見えて思わず吹き出してしまう作品だ。

あんずさんはこのお話を本人から聞き、そのあまりのおもしろさに漫画にしたという。そして、この漫画の投稿をきっかけに、恋愛以外の日常の残念な出来事も描くようになった。あんずさんにとって1つのターニングポイントとも言える作品だ。

その作品の登場以来、慣れないお酒を飲みトイレで寝てしまった失敗談を描く『お酒飲めない人間の末路』や、お風呂の面倒臭さを語る『お風呂って面倒くさい』、デート中のハプニングを描く『顔面にセミ』など、「トホホ」だけど「あるある」な作品がいくつも投稿されるようになった。

■「世の女子を元気づけるために」
キラキラした最高な1日もあれば、なにかとうまくいかない残念な1日もある。だからこそ毎日が刺激的で楽しいのだと語るあんずさんが描く漫画は、世のトホホ女子にとって日々を楽しく元気に過ごすヒントになりそうだ。

そんなあんずさんは今後、新しい長編シリーズを書き始めたいと語る。さらにInstagram以外での連載にも挑戦したいそうで、より多くの人に作品を発信しようと意欲的だ。これからはどんな作品で世の女性を笑顔にしていくのか、目が離せない。

取材・文=織田繭

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