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ラストアイドル篠原望「(卒業する長月翠を)舞台を成功させて最高のかたちで送り出してあげたい」

  • 2021年6月24日
  • Walkerplus

6月24日(木)から赤坂・草月ホールにて開幕する舞台『球詠』。原作は、女子が全国高校野球大会を目指すというマウンテンプクイチによるコミック。アニメ化もされた作品で、今回舞台化にあたり、キャスト全員がラストアイドルということで話題になっている。

インドの古典舞踊をベースに大人数で踊るダンス、ボリウッドダンス(インド映画の代名詞でもある)を取り入れた、10枚目シングル『君は何キャラット?』を4月28日に発売したラストアイドルの篠原望。藤原理沙役を演じる篠原にこの舞台に挑戦する思いを聞かせてもらった。

――舞台の出演が決まったときの気持ちを聞かせてください。

【篠原望】オーディションに受かるかどうかもわからない気持ちでいたので、出演が決まったときはびっくりしました。実は、お芝居をすることに苦手意識があったんです。演技に対してポジティブなイメージはなくて、舞台に出演してみたいとはあんまり思っていなかったんです。

ただ、ラストアイドルだけで出演できる舞台はチャンスだと思いました。チャンスが目の前にあるのなら、挑戦したいという気持ちがあるので、オーディションを受けました。ラストアイドルのメンバーと一緒に舞台に上がれることはうれしいです。

――実際に、稽古を始めてみてどうでしたか?

【篠原望】勝手なイメージだったんですけど、舞台ってすごいピリッとした雰囲気なんだろうと思っていたので、お稽古場の空気がすごく温かくて驚きました。しかも、メンバーと一緒なので、すごい安心感があります。最初の頃とかは、うまくいかなくて私で稽古が詰まったりしてたんですけど、メンバーのみんなが大丈夫だよって言ってくれて、とてもやりやすくありがたいなと思いました。

――初めての舞台ということで、台詞を覚えたりだとか演じて身体を動かしたりだとか、どうですか?

【篠原望】最初は本当に台詞が覚えられなくて、みんなどうやって覚えているんだろうと思ってました。メンバーはみんな覚えるのがすごく早くて、そして役にも入り込んでいたので、自分もがんばらなきゃっていう気持ちでした。

――『球詠』の原作やアニメは見られましたか?

【篠原望】原作もアニメもすべて見ました。同じ台詞もあったので、聞きながら自分でも台詞を言ったりすると、台詞が頭に入りやすかったですね。お稽古の動画も終わったあとにすぐに送ってくださるので、復習すると入ってきやすかったです。とにかく反復練習をして、なんとか覚えました。他のことをやっていても、常に頭のどこかにはこの舞台のことがあるという状態になっています。

――自分なりの台詞の覚え方を見つけたわけですね。すごい成長されてますね。

【篠原望】はい。でもみんなどんどんレベルアップしているので、自分もみんなに付いて行けるように一緒に成長していかないと!という気持ちです。

――キャスト全員がラストアイドルのメンバーという舞台についてはどう思われますか?

【篠原望】オーディションを受けたときは、ラストアイドルだけで演じるというのは知らなかったので、お話を聞いたときはすごくうれしかったです。ただ、2期生アンダーの私や2期生は舞台初心者が多いので、大丈夫なのかなっていう不安もありました。

――演じる役柄について教えてください。

【篠原望】藤原理沙ちゃんという高校2年生の役です。岡田怜ちゃん(間島和奏が演じる)とふたりだけで廃部になりそうな野球部を守ってきたという経緯もあって、間島さんとふたりだけのシーンもあります。間島さんのお芝居の表現力がとにかくすごくて、一緒にやらせていただく時もアイコンタクトとか、間のとり方とかを、その存在で引っ張ってくれています。すごくやりやすくて、一緒にできるのがうれしいなと思っています。

――篠原さんは野球の経験はあったのですか?

【篠原望】ものすごい小さい時にキャッチボールをやったり、体育の授業でソフトボールをやったぐらいで、野球の経験もぜんぜんなかったです。こんなに本格的に野球をやることになるとは思っていなかったので、最初は戸惑いが大きかったんですが、プロの野球の方や所作の指導の方に教えていただけて、毎日みんなでがんばっているので、だいぶ身についたんじゃないかと思います。

藤原理沙ちゃんはサードなんですけど、途中からピッチャーもやります。内野の投げ方とピッチャーの投げ方を変えるとわかりやすいよと教えていただいて、自分の中でも意識して考えながら投げ方を変えています。

――この舞台を通じて、成長したと思う部分について教えてください。

【篠原望】私は人見知りも強いので、ふだんあまり自分の意見を言えないタイプなんです。でも、この舞台では役に助けられてというのはありますが、自分の意見をもってしっかりとステージに立つというのができているので、成長していると思います。

――この作品を最後にグループから卒業する、長月翠さんとの共演についてはどう感じていますか?

【篠原望】まだ実感していないというのがいちばん強いです。2期生アンダーとしてラストアイドルに入って、憧れの存在だったので、テレビで観ていても尊敬する部分はありましたが、近くで一緒に活動させてもらうようになっても、いい意味で変わらなかったです。

何をするにも先頭に立ってみんなを引っ張っていく存在で、いま舞台をやっていても、長月さんとおーりおさん(大森莉緒)が中心になっているので、今後のラストアイドルにとっても長月さんの卒業はすごい大きいことです。

卒業を知ったときは大きな衝撃で、正直な気持ちとしてまだまだ一緒にやっていたかったですが、最後の舞台に一緒に出演できる貴重な機会をいただいたので、最高のかたちで送り出してあげられるように、この舞台も成功させたいなと思います。

長月さんは、初期のころから、2期生や2期生アンダーメンバーにもすごい声をかけてくださいました。『愛を知る』(8thシングル)ですごい悩んでいたときにも、励ましてくださって、何気ないひと言にすごい救われたのを覚えています。

――最後に、ファンに向けてメッセージをお願いします。

【篠原望】私にとっては初めての舞台ですが、ふだんとは違う私も見ていただけると思うので、楽しみにしてください!

撮影・取材・文=野木原晃一

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