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東京2020の表彰台が完成!“大会史上初”再生プラスチックで製作

  • 2021年6月7日
  • Walkerplus

日用品メーカーのP&Gジャパン合同会社が、使用済みプラスチック容器を再利用して製作した東京2020大会の表彰台を発表。持続可能な社会に向けた新しいモデルを国内外に発信する。

国連において設定された「持続可能な開発目標(SDGs)」に貢献する初の大会として、今後の大会のモデルとなることが期待されている東京2020大会。大会コンセプトに賛同した同社は、過去の知見を活用し、「使い捨てプラスチックを再生利用した表彰台プロジェクト~みんなの表彰台プロジェクト~」に、事業協力者として参画。表彰台全98台の製作に必要な、使用済みプラスチック24.5トンの回収を達成した。これは、オリンピック、パラリンピック史上初となる、市民参画型のリサイクル表彰台だ。

使用済みプラスチックの回収期間は、2019年6月から2020年3月。ヘアケア製品、消臭芳香剤、台所洗剤・衣料用洗濯洗剤・柔軟剤、詰め替え用製品のプラスチックボトル・詰め替え用製品を、イオングループの店舗に設置した回収ボックスや学校、関連企業や、団体にて回収した(※P&G以外の他社製品も回収、ペットボトルは対象外)。

デザインは東京2020大会のエンブレムを作成した野老朝雄氏が担当。野老氏による東京2020大会のエンブレムコンセプトである「組市松紋」を立体化した側面のデザインは、日本の伝統的デザインを幾何学的に発展させた現代日本を象徴するもの。伝統的な藍染めを想起させる色と相まって、世界へ日本らしさを発信する美しいデザインとなった。また、製造においては3Dプリンターを活用し、リサイクルプラスチックでパーツを量産するという日本の高い技術も取り入れている。

野老氏は「この工法と成り立ちに誇りを持っています。表彰台の設計時はパンデミック前の世界でした。今、一層分断の実在を踏まえた“接続”の可能性と希望という主題に前向きに考え続けていきたいと考えています。未来へのバトンとなることを望んでいます」とコメントしている。

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