サイト内
ウェブ

【漫画】魚とうさぎのやりとりがシュールで笑える!ツッコミ不在の「魚の4コマ」に注目

  • 2021年5月22日
  • Walkerplus

魚やうさぎが繰り広げるやりとりがシュールな「魚の4コマ」が人気を集めている。「ゆるふわシュールギャグ4コマ漫画」としてこの作品を描いているのは、ニョペ茄子さん(@nyopenasu)。魚誕生の秘密やこだわりを聞いた。

■小学生のころに描いた魚のキャラが主役に
ニョペ茄子さんが初めてTwitterに「魚の4コマ」をアップしたのは2016年。だが、2017年には一度投稿をやめたという。その理由を聞くと、「ゲームの『ペルソナ5』をやりすぎて、現実世界に戻ってくるのに時間がかかったからです(笑)」との返答が。たしかに、4コマ内でもさまざまなゲームネタが散りばめられていて、ゲーム好きなのが感じられる。「読者も、10〜20代で同じようなゲームをやっている人が多いと思います」とニョペ茄子さんは話す。時事ネタを取り入れることも多く、「ネタは、まずいろいろ考えながら歩き回っています。ネットサーフィンやゲームをやっている時にも浮かびます」。

その後、2020年の10月ごろから投稿を再開。そこから人気に火がつき、2021年4月には単行本も発売されるほどの好評ぶりだ。

Twitterには毎日12時に作品をアップ。漫画投稿サービス「ジャンプルーキー!」にも投稿しており、そこでの評価を参考に、Twitterにアップする作品を考えることも多いという。また、「ニコニコ静画」にも投稿をしていて、さまざまな媒体で作品を読むことができる。

主人公は、陸上で暮らして日本語を操る「魚」。このキャラクターが生まれたのは、「スーパー番犬!プー太郎☆」というギャグ漫画に出てくる魚のキャラが好きだったことがきっかけだそう。「自分も描いてみようと思って、10年以上前、小学生のころにはすでに魚のキャラを描いていました。中学生のころには4コマ漫画を描いて友達に見せるようになって。高校生の時、Twitter上で、1時間で決められたお題に沿って4コマを描く会『1h4d』に作品を投稿するようになりました。そこで褒められたので、どんどん投稿していこうと思って今に至ります」。

■笑顔で「おかしい」魚×常識的なうさぎ
キャラクターは魚のほか、うさぎとペンギンがメインで、カッパや猫、ハリネズミなどもたまに登場する。「うさぎとペンギンは、考えたというよりは、気が付いたらいたんですよね。魚はおかしくて、うさぎは善人かつ常識人。ペンギンはサイコパスです」とそれぞれのキャラクターについて話す。

なかでもお気に入りのキャラは、もちろん魚。「読者の間では、うさぎも人気ですね。グッズではうさぎがナイフを舐めている『うさぎペロペロ』シリーズが一番人気です。あとは、熱心なハリネズミファンもいるんですが、ハリネズミと猫は動かしにくいんですよね。ハリネズミはチュウ、猫はニャンしか言わないからあまり出せません(笑)」。

作者が「おかしい」と話す魚は、何をする時にも笑顔を崩さない。「最初は目が開いていたけど、笑顔のキャラクターの漫画で人気があるものを見て、それを参考にしました。魚博士の絵は毎回ほぼ使い回しなので、10分で描けることもあります(笑)。普通に描くと2時間ぐらいかかるんですが。4コマを描く時には、起承転結はもちろん、なるべくツッコミを入れないように心がけています。シュールな雰囲気にするように」とその世界観にこだわりを見せる。

今後の抱負については、「魚の4コマで2巻を出したいです!」と答えてくれた。

取材・文=上田芽依(エフィール)

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
Copyright (c) 2024 KADOKAWA. All Rights Reserved.