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勉強も恋愛も部活も完璧!憧れの進研ゼミの漫画の主人公になってみた

  • 2021年5月2日
  • Walkerplus

学生時代、家に届いていた進研ゼミの漫画DM。「勉強も恋愛も部活も、進研ゼミを始めたら全てうまくいった!」という内容が記憶に残っている人も多いのでは?そんな超ポジティブな進研ゼミの漫画の主人公に自分がなれる「マンガメーカー」が、話題を呼んでいる。編集部・石川がさっそく体験し、開発の裏側や漫画に込められた思いについても担当者に聞いてみた。

■まずは主人公の性別と名前を選択
ストーリーのタイプは女の子版と男の子版の2種類。主人公の名前は全角3文字まで自由につけられる。石川は女の子版のストーリーを、自分の名前で体験することに。髪サラサラのかわいい主人公が自分だなんて…!なんだかうれしくて、テンションが上がる。

■分岐点にはクセの強い選択肢もアリ
ストーリーが進むと、気になる部活を選ぶ画面が出現。スポーツには全く縁がなかった石川としては運動部も気になるが、ここは好物の1つであるカレーを追求する部活をチョイスした。

部活以外にも受ける授業や気になる男の子と近づくための行動など、物語にはいくつか選択肢が。好きなものをチョイスすることで、自分だけのオリジナルストーリーが展開する。なかには予想の斜め上を行く選択肢も用意されていて、漫画らしさが楽しい。

■これぞ進研ゼミ!な漫画がクセになる
イケメンと仲良くなれて、勉強も部活も順調。ああこの感じ、これこそ進研ゼミだよなと、昔読んだDMと同様のストーリー展開に満足すると同時に、あの頃私も始めていたら「次はあなたの番!」とほほ笑んでいたのかも…と、ほんの少しの後悔も感じた。

■開発者にインタビュー!マンガメーカー制作秘話や反響とは
夢の中学校生活を漫画でしばし楽しんだ石川。誕生のきっかけや反響が気になったので、開発を担当された進研ゼミ中学講座マーケティング担当の安藤さゆりさんに詳しい話を聞いてみた。

まず気になったのは、マンガメーカーが生まれたきっかけだ。紙のDMだった漫画がWeb版になった理由を教えてくれた。

「そもそもマンガメーカーは、中学校の進学を控えた子ども向けに開発しました。進研ゼミでは昔から紙のDMを送っていますが、今はWebを見る小学生も増えているため、新たに開発することになりました」

■推しの名前で自分だけの漫画を作る人も
今の子どもたちに届けるために誕生したマンガメーカー。体験した人たちの反響はどうなのだろう。

「実際は小中学生以外の大人の方も楽しんでくださっているようです(笑)。でも、それはそれでうれしい!紙にはできないことをしたくて主人公の名前を入力できる機能を付けたのですが、そこが特に好評です。自分の名前だけでなく、推しのアイドルなど好きな人の名前で楽しんでいただいています」

■周囲の人々が漫画に影響を与える
安藤さんの漫画愛が強いからこそ開発に携わったのかと思いきや、「実はあまり漫画を読まないんです」とのこと。だからこそストーリーには、周囲の人々からヒントを得た部分も。

「会社の隣の席の子が大のカレー好きなので、それを部活に取り込んでみました。女の子版に登場する『千原君』も、一緒に働いているイケメンをそのままモデルにしています。また、クセの強い選択肢の中には漫画家さんからのアイデアが反映されたものも。10年以上進研ゼミの漫画を描いてくださっている方たちなので、すごく信頼しています」

■子どもたちの本心を主人公に語らせて共感を得る
一見「こんなことある!?」と思えるストーリーだが、子どもたちが共感できる工夫も施されているという。

「1番にならなくてもいいと言いながら実は褒めてほしかったり、友人に嫉妬していたり、心の中にしまっている気持ちはたくさんあると思います。漫画の主人公にはあえてそれらを言わせることで、子どもたちに共感してもらえたら。中学生への取材を通じて部活や喧嘩などのリアルなエピソードを聞き、それらを反映させることもあります」

また、安藤さん自身の青春時代が漫画に繋がることも。

「私自身6年間テニス部にいましたが、練習しても全然上達せず…(笑)。その時の悔しい気持ちや、たまに褒められてうれしかったことを思い出しながら作ることも多いです。でき過ぎる主人公よりも、身近にいそうな普通の子を描きたいんです」

■進研ゼミの漫画に込められた、子どもたちへの思い
紙の漫画も担当している安藤さん。進研ゼミの漫画を作成するにあたり、心掛けていることを聞いてみた。

「子どもたちに『勉強を頑張りたい!』『中学生活楽しみ!』と思ってもらえるよう、ポジティブな気持ちに引き上げることが漫画にできることだと思っています。小学校から中学校に上がるのは不安なことでもあるので、怖がらせたり『勉強しなさい!』と押し付けるのではなく、中学生活の楽しさや理想像を描いて、背中を押してあげることを大切にしています。子どもたちの気持ちに寄り添い応援する、それがこの仕事の醍醐味です」

また、コロナ禍の子どもたちに向けて、「『文化祭がなくなった』『家で過ごす時間が長くなり、勉強せざるをえない』など、楽しみが制限されているとの声も。そんな子たちはせめて漫画の中だけでも楽しい中学校生活を体験して、ストレスの発散になれば!」と、メッセージをくれた。

なお、今回紹介したのは中学生活のマンガメーカーだが、実は高校生活バージョンも存在する。こちらは主人公だけでなく好きな人の名前も自由に入力できるので、よりときめき度が増しそうだ。

子どもは気持ちが前向きになり、大人はある種のエモさを感じるマンガメーカー。キラキラで甘酸っぱい、自分だけの物語を楽しんでみては。「さぁ!次はあなたの番!」

取材・文=石川知京(関西ウォーカー編集部)

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