岐阜県岐阜市の岐阜県美術館で素材(Materials)を超え、物質(The material)を超えて転生させる8名の作家を紹介する展示会「素材転生―Beyond the Material」が、4月24日(土)から6月20日(日)の期間に開催される。観覧料は一般1000円、大学生800円、高校生以下は無料。
工芸や美術を取り巻く環境の多様化が進む現在、工芸と美術は互いに深く交信することで、その用途性から解放され、素材そのものの在り方を問う表現を模索してきた。若き芸術家たちは戦後の美術の歴史をカリキュラムとして学び、工芸的素材や古来の技術を今に生かしたハイブリッドな作品を生み出している。
本展では、林茂樹(磁土・鋳込)、富田美樹子(磁土・色絵金銀彩)、根本裕子(陶)、宮田彩加(刺繍)、大貫仁美(ガラス)、豊海健太(漆)、塩見亮介(鍛金)、ウチダリナ(和紙)の8名の作家を紹介。素材の特性から生まれる表現と、素材に必須なテクニック、付随する装飾性といった要素を根幹に制作を続ける彼らの作品は国際的にも強い発信力をもつ。
パワフルで刺激的な新しい表現を堪能できる「素材転生―Beyond the Material」に出かけよう。
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