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優勝賞金1000万円、“料理人のM-1グランプリ”「DRAGON CHEF」近畿エリア予選に潜入! 10人の若き料理人たちの戦いをレポート!

  • 2021年4月2日
  • Walkerplus

若手料理人の登竜門「DRAGON CHEF」が開催中だ。「DRAGON CHEF」とは、夢と情熱を持った40歳未満の料理人たちがNo.1の称号と優勝賞金1000万円を目指して龍が如く駆け上がる、 言わば料理人の「M-1グランプリ」。

都道府県予選を通過した料理人たちが全国6カ所でエリア予選に挑み、そのラストを飾る形で3月14日に近畿エリア予選が開催された。

エリア予選の課題は、「地元の“神食材”を使った“神弁当”」。近畿エリア予選では、滋賀が世界に誇るブランド牛「近江牛」、関西のKING OF FISH「明石鯛」、1300年の歴史を持つ京都伝統野菜「九条ネギ」を食材にした三段重弁当に、10名の精鋭たちが挑む。

■制限時間は2時間! 創造性豊かな“神弁当”に審査員一同感動の連続!
ABCテレビ・増田紗織アナウンサー進行のもと、近畿エリア予選がスタート。審査委員を務めるエリアアンバサダーの見取り図の2人、和食を世界遺産へと押し上げた立役者・神田川俊郎氏、会場となった大阪調理製菓専門学校 ecole UMEDAの校長を務める古谷泰雄氏、神食材を提供した「近江牛」生産・流通推進協議会の中村忠志氏が、エリア予選にかける思いを語り合う。

優勝賞金1000万と聞いて見取り図のリリーは「今からエントリーできないかな?」と興奮気味に語ると、相方の盛山から「勝てるわけないやろ!帰れ」とツッコミが。神田川氏や古谷氏は「誰が通過するかはわかりませんが、近畿エリアから優勝者が出るように祈っている」と冷静に語り、中村は「近江牛をどう調理してもらえるのか今から楽しみ」と、生産者ならではのコメントを残した。

一方、会場のキッチンでは料理バトルが火蓋を切っている。Aブロック、Bブロックに分かれた料理人たちが腕を振るう室内はひりつくような緊張感が漂う。出場者の面々は2時間という限られた時間のなか、神食材の持つ味を生かしつつ、手際よくオリジナリティあふれる料理を作り、鮮やかにお重に盛り付けられ、審査の時を待つ。

■和歌山県代表・澤田シェフ
狩猟免許を持つハンターフレンチシェフ。フランス料理の古典的な前菜、魚、肉となるコース料理を変化させた神弁当。クラシックと新しい華やかさを見事に共演させた。

■奈良県代表・古川シェフ
結婚式場のレストランで自らレシピ考案も行う料理人。奈良県産食材と神食材を巧みにかけ合わせ、開いた時のワクワク感を意識した神弁当を作り上げた。

■大阪府代表・三島シェフ
元大工という経歴を持つ異色の料理人は、食べる人々が春の訪れを感じられるよう、幸せになれるよう心を込めて神弁当を作った。九条ネギは根っこから先まで使うなど、生産者への尊敬も忘れない。

■大阪府代表・花田シェフ
ANAクラウンプラザホテルで15年、中華を極め続ける。「食べ物を大事にする感謝の心」「好き嫌いをせず栄養バランスよく食べること」「地域の産物や食文化の理解」を込めて、食育神弁当を作り上げた。

■兵庫県代表・岡野シェフ
淡路島のイタリアンレストランで料理長を務める、7人兄弟の末っ子料理人。淡路島の食材をふんだんに使用した春の行楽お重は、素材を味わってほしいとの思いからシンプルに仕上げた。

■京都府代表・下司シェフ
京都の名店「イル ギオットーネ」一筋20年のシェフ。余計なものをそぎ落とし、神食材と京都食材の旨味をできるだけ生かすよう「引き算のイタリアン」で作った神弁当だ。

■京都府代表・中東シェフ
京都和食の名店「草喰なかひがし」の三男坊。第一回「DRAGON CHEF」の門出を表現した「松竹梅」をテーマに、俵型おむすびをさまざまな形で提供。自身で摘んだ山野草などで、春の滋味と華やかさも演出。

■大阪府代表・中井シェフ
2020年までベルギーで大臣たちに料理を振る舞っていた元公邸料理人。「世界に届けたい日本の食文化“芽生え”」をテーマにした神弁当は、華やかでありながら春の芽生えを意識。

■滋賀県代表・矢野シェフ
数々のコンクールで実績を積んだ、近畿エリア唯一の女性シェフ。特別な日やお祝いに食べる“お祝い弁当”をイメージしながら、華やかな見栄えと、食べたときに多彩なテイストを感じるギャップにこだわった。

■京都府代表・中川シェフ
26歳にして京都の名店「祇園さゝき」の本店2番手として料理を振る舞う。美味しさの中に感動や驚きを詰め込んだ“楽味(らくみ)”をテーマにした、視覚と味覚で楽しめる神弁当だ。

【見取り図インタビュー】

――印象に残った、興味を持った出場シェフはいましたか?

リリー「今回、紅一点となった矢野シェフですね。女性らしいかわいさが弁当に表現されていました」
盛山「7人兄弟の末っ子・岡野シェフです。『おばあちゃんの味』を使った料理なんかもあったり、すべてにストーリー性があって印象的です。また、料理人を始めた理由が、裕福じゃなくて、ご飯やおやつがいつも少なく、『自分で料理を作れば独占できるから』っていうのもピュアでいいじゃないですか(笑)」

――若手料理人が集まった今大会。個人的に感じたことはありましたか?

盛山「漫才は芸歴が面白さに出たりすることもありますが、料理人は若手だからこその新しさがあったりして楽しかったです。あと、今の若い料理人の方って、めっちゃ海外に修行しにいっててびっくりしました。『あなたも!?』みたいな」
リリー「僕は1000万円の使い道がやっぱり気になりました」
盛山「そればっかりやんけ!」
リリー「コロナで業績の落ちた店のために使いたい、親孝行、周りに人のために使いたいって人ばかりで、さすがやなって。芸人やったらいい車が欲しいとか、贅沢のためばっかりなんですけどね」

――この大会を世の中に認知させるため、どのような活動を行えばいいですか?

リリー「第2回に向けてアナザーストーリーを作る」
盛山「気が早いわ!僕はやっぱり生放送にチャレンジしてほしいですね。生ならではのピリついた雰囲気ってみなさん好きじゃないですか?もちろん『8時間煮込む』という料理は8時間カメラ回しっぱなしで放送する」
リリー「それは飽きてまうわ」

神田川俊郎と絶妙なやりとりを見せながら神弁当を味わった見取り図の盛山、「最後の晩餐にはこの料理を食べたい」など、独特の表現で評価したリリー。また、和食の鉄人としてときに厳しく、ときに満足気に頷く神田川氏、食べたことのない味の料理が出てきたときはレシピを聞くほど探究心豊かな古谷氏、近江牛を華やかに仕上げた料理人に感動し続けた中村氏と、三者三様のリアクションを見せた近畿エリア予選。

次のステージ・サバイバルラウンドに進めるのは全国でわずか16名。近畿からはいったい何名が残るのか、そしてエントリーした761名の頂点に輝き、優勝賞金1000万円を手にするのはどの料理人なのか。激戦のエリア予選の模様は「DRAGON CHEF 2021」公式YouTubeで!そして「サバイバルラウンド」進出者は、いよいよ4月3日(土)18時から「DRAGON CHEF」公式YouTube・Twitterで生配信により発表される。


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