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いけばなの魅力を発信!華道家元池坊プロデュース「IKENOBOYS」とは?

  • 2020年11月29日
  • Walkerplus

華道家元池坊は"イケメン(花を生けるメンズ)"グループ 「IKENOBOYS」の新メンバー8人を発表。アフターコロナ時代に向けて、より地域に密着した活動を目標としている。

■華道の魅力を発信する「IKENOBOYS」に個性豊かなメンバーが加入!
池坊が5年前に結成した「IKENOBOYS」は華道の魅力を広く発信するために結成したグループ。これまでも選ばれし華道男子たちが、京都・東京を中心にいけばなパフォーマンスやワークショップを行ってきた。新メンバーはコロナショックで人々の意識が変化した今だからこそ、それぞれの地域で「花をいける」楽しさを伝えていく。

新しいメンバーは加藤真啓(東京)、河出空(岐阜)、小杉秀樹(京都)、山室涼平(兵庫)、齊官昌伍(愛媛)、細川了(福岡)、松川隆乗(大分)、馬場健(京都) の8人。建築士、僧侶、お笑い芸人、学生など多彩な経歴を持つ、個性豊かな顔ぶれとなっている。

■メンバーが語る「地方の魅力」とは?
2020年11月4日にオンラインで行われた記者会見には、河出、細川を除く6人のメンバーが出席。地方の魅力や今後の目標などを語った。

一級建築士として事務所を持つ加藤は、東京で活動。「東京オリンピックが開催されるなど、ひとつの場所にさまざまなものが集まります。その反面、下町など昔ながらの街並みが残っていたり。両極端ですが、色々なものが集まるところが大きな魅力ですね」と首都・東京の魅力を語った。

また、同じく一級建築士の山室の活動拠点は兵庫。IKENOBOYSとしての活動に触れ「今後行いたいことは2点あります。1つは華道を海外に発信していくこと。もう1つは建築士として、『いけばなと建築の共鳴』を伝えられれば」と話した。

京都で活動する馬場と小杉は、地元の花などを紹介。馬場は「地元・宮崎の植物園には東南アジアにしか見られない花なんかも魅力です。宮崎県花の『はまゆう』は天に向かって真っ直ぐに咲く太陽のようでとても魅力的です」と語った。また現在大学生の馬場は「英語を使って海外へ、華道の喜びを発信したい」と、今後の目標についても触れた。

小杉は溶接業、ケーキ店、ホテルマンを経験後、いけばなの世界を学びたいと池坊短期大学に入学。現在2年生だそう。これまでの経験や「人と関わることが好き」な自身の性格をいかして、老若男女にいけばなの魅力をや楽しさを伝えたいという。

大分県・妙顕寺で僧侶をしている松川は、祖母や母のいける花を見て育ち、自分も池坊で活動することに誇りを持っているそう。そんな彼が語る大分の魅力は「温泉の多さ」だそう。「温泉と宿の和室はセットでイメージされることが多いと思いますが、そこに池坊の花はピッタリです。そういうところも楽しんでいただけたら」と呼びかける。

お笑いコンビ「ひめころん」の齊官は、「愛媛県住みます芸人」として活躍中。愛媛に住み始めて5年、「何か趣味を持ちたい」と華道を始めたのだという。そんな彼が伝える愛媛の魅力は「日本最古の温泉とも言われる『道後温泉』は、女性ひとり旅ランキングでも人気。『ちょうど良い』感じの街並みも魅力でしょうか。また愛媛では『さくらひめ』という品種の花が作られています。そういうところもアピールしていければ」と語った。

※「さくらひめ」は、青色系が一般的なデルフィニウムを、ピンク色の花を咲かせるように、愛媛県が品種改良したもの。

地方に密着した活動を精力的に行うIKENOBOYS。公式インスタグラムでは、いけばなの写真や今後の活動について発信していく予定だ。イケメンたちの動向をぜひチェックしよう!

取材・文=さくらいけんたろう

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