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NMB48・村瀬紗英が2期生公演で卒業発表「すべての経験は私の財産」

  • 2020年10月24日
  • Walkerplus

NMB48の2期生が10月10日、NMB48劇場で冠ライブ「2期生公演」を開催。公演の最後には村瀬紗英が卒業を発表し、新たな一歩を踏み出す決意を表明した。今回は、WEB連載「ポッター平井の激推しアイドル!」番外編として、その公演の模様をレポートします。

■西澤瑠莉奈へのファン感謝祭!?

NMB48の2期生は2011年6月5日にお披露目された。当時23人いたメンバーは9年4か月たった今、東由樹・石田優美・鵜野みずき・西澤瑠莉奈・村瀬紗英の5人に。西澤はこの公演の5日後に卒業を控え、5人での劇場公演は最初で最後となる。

1曲目は『PARTYが始まるよ』。2011年8月13日にスタートした2期生による劇場公演の表題曲で、公演でも1曲目に披露していた曲だ。メンバーはもちろん、会場に詰めかけたファンも、配信で見届けたファンも9年前の思い出がよみがえったことだろう。『RESET』では、オリジナルの歌詞「われらがチームK」を「われらがチーム2期」に替えて歌唱し、笑顔を届けた。

自己紹介の後、西澤と村瀬は着替えへ。ステージに残った東・石田・鵜野のMCでは、石田が「この公演が決まったのが1週間前ぐらいで、みんなで必死に練習した」と、急遽開催が決定したことを明かし、リハーサル中のエピソードトークへ。

鵜野「ゆうみん(石田)に厳しく教えられて育てられました。ゆきつん(東)は場のムードを和ませるのが得意中の得意で、癒されました」

東「最近7期生が入って来たから、その初々しさをマネして、優美ちゃんが返事をする時、(甲高い声で)は~い!っていう返事をし始めて。みんなが笑ってくれるから、調子に乗ってやっていました(笑)」

つかみどころのない不思議ちゃんキャラで知られる鵜野は、この日も「私は8.2期生やねん」などという理解不能なコメント。「いまだに、みぃーき(鵜野)の対処法がわからへん!」と、石田を困惑させて会場を笑いに包むと、MCを西澤・村瀬コンビにバトンタッチ。2人のレアなトークが始まる。

西澤「ここでは私への個人的なファン感謝祭が開催されるということで、私が一応さえぴぃ(村瀬)のTO(=トップおたく)で、本当に初期からこの子は絶対売れると思ってた!」

村瀬「誰目線?同期やんな(笑)。でも、本当に昔から『かわいい!』とか『好き!』って言ってくれていて、最初はそう言われるのに慣れていなくて、どう接していいのかわからなかったんですよ。るりりん(西澤)見つけたらちょっと逃げるぐらいだったんですけど(笑)、最近は自分から行けるもん」

西澤「私のこと、どう思っていますか?」

村瀬「めっちゃ好きやで。最近2期愛がすごくて、優美ちゃんに抱きついたりとか、由樹ちゃんも休みがあったら誘っちゃうし、みぃーきの鉄砲隊の時(「難波鉄砲隊其之九」の選抜メンバーを決めるファン投票で1位に選出された時)は泣いたし、みぃーきとご飯に行ったんですよ!由樹ちゃんも一緒に3人で行ったんですけど、けっこう深い話したよ。みぃーきがこんなこと考えてるんやって思った。ステージではテンションが上がって、さっきも変なこと言ってたけど(笑)。3人でホルモンチゲ食べましたよ。みぃーきは辛いのが苦手みたいで、1辛で食べてました」

西澤「そうなんや。めっちゃいらん情報!」

村瀬「みぃーき情報ほしいかなと思って!こんなに2人でMCすることなかったから」

西澤「優美ちゃんが、わざとしたらしいです。私へのファン感謝祭(笑)」

村瀬「ファンの皆さんの前で見せつけるんや」

西澤「そう!見せつけていくスタイル!」

村瀬「これから私とやりたいことある?」

西澤「紗英ちゃんと遊んだことがなくて…」

村瀬「確かに!」

西澤「紗英ちゃんと会った時、『あっ!かわいい!』で終わっちゃうねん。自分の中で満足して」

村瀬「ウソやろ?9年半一緒におるよな?」

西澤「毎年かわいさが更新されていますから。紗英ちゃんと遊びに行くならUSJ!」

村瀬「めっちゃ王道やな(笑)」

西澤「ぜったい盛り上がるやん」

村瀬「でも、待ち時間あるで」

西澤「全然大丈夫!だって(村瀬の顔を)眺めとけばいいんやろ」

村瀬「怖っ!今ので行きたくなくなった!」

と、西澤の村瀬への愛がこじれたところで、着替え終わった3人が戻りライブは中盤に突入。エモい曲のパフォーマンスが続く中、2期生の楽曲『自分の色』で、村瀬が歌詞を間違えるハプニングが発生!村瀬は曲中に顔を覆い隠した。

その直後のMCで、村瀬は「ホンマにごめん!申し訳ないです。めっちゃ大事な曲なんです。一番間違えたらあかん曲!どうしよう…時を戻そう。ぺこぱさん!」と、土下座して謝罪。これにはメンバーもファンも大爆笑。

この後、卒業発表を控えていた村瀬。きっと「歌詞を間違えた」のではなく、様々な思いが駆けめぐり、感極まったのだろう。

『結晶』『桜の花びらたち』と、涙腺を刺激するバラード2曲で本編は終了。

スクリーンに5人のデビュー当時の自己紹介シーンや、これまでのライブで2期生が披露したパフォーマンス映像が流れる。そして5人それぞれから「2期生のことを好きでいてくれてありがとう」「たくさんの愛をありがとう」などと、ファンへの感謝を伝えるコメントで締め括られた。

アンコールでは、『ポニーテールとシュシュ』『スカート、ひらり』と、こちらも「PARTYが始まるよ」公演で披露していた思い出深い2曲と、『三日月の背中』を披露。

そして1人ずつ、公演の感想や今後の抱負をコメントしていく。

石田「るりちゃんも15日に卒業するということで、この5人で公演を出来てすごくうれしかったし、ハプニングもありましたけど(笑)、それもいい思い出になったんじゃないかなと思います。まだまだ存在感を残していきたいと思いますので、これからも2期生のことを好きでいてください。ありがとうございました!」

東「今までいろんなメンバーが冠ライブをしてきて、みんなすごく楽しそうなんですよ。ずっと写真を撮りながら、私も冠ライブしたいなぁって思っていた時に、こうして2期生で冠ライブができて本当にうれしかったし、4人への愛が更に深くなりました。これからも一致団結して、2期生パワーを爆発させたいと思うので、応援よろしくお願いします!」

鵜野「10周年という記念の年に、こうして2期生で冠ライブができて良かったなって思います。後輩たちもどんどん入って来ているんですけど、もっともっと注目していただけるような存在でありたいと思います。これからも2期生のこと、注目していてください!」

西澤「私は15日で卒業するんですけど、やっぱり客席にファンの皆さんがいる状態で卒業公演をして卒業したいなと思っていたので、今こうして皆さんの前で思い出を作れてうれしかったです。ありがとうございました!」

■村瀬紗英が卒業発表「ここから飛び出して新しい場所でチャレンジします」

村瀬「私も2期生で冠ライブができて、本当にうれしいです。14歳からNMB48に入って9年半、すごく濃い日々だったんですけど、今日は皆さんにお知らせがあります。私、村瀬紗英はNMB48を卒業します。NMB48という素敵なグループでここまでやって来れたのは、支えてくれたメンバーやスタッフさんやファンの皆さんのおかげです。本当にありがとうございます!」

観客の拍手が鳴り響くなか、村瀬は卒業発表に至った思いや感謝の気持ちを伝えた。

村瀬「NMB48に入ってから順調にいったことなんて全然なくて、私が2期生で初日公演を迎えた時は、一番後ろの一番端っこで踊っていました。それでも腐らずに、絶対負けるもんか!と思って、ここまで自分を強く持って、ブレずにやってくることができました。たくさんの経験をさせてもらって、そのすべての経験と挑戦、ここで見た景色は私にとって財産になったし、ぜったいに忘れることはないし、NMB48は私の青春です。

14歳で入った頃は、人前で歌うことも踊ることも自分をアピールすることも苦手だった私が、こんなに恵まれた環境の中で、私の味方になってくれて、力になってくれる素敵なまわりの方たちに出会って、自分を表現することの楽しさと大切さを知ることができた。自分の好きなことをやるために、今自分には何ができるのかをすごく考えるようになって、たくさん挑戦させてもらいました。ここで育ててもらった9年半の中で、私は次にやりたいことを見つけることができたので、卒業を決めました。これからはここを飛び出して、新しい場所でチャレンジします。環境もガラッと変わってしまうんですけど、皆さんの前からいなくなることはないし、これからも皆さんが楽しんでもらえるような活動をしていけるように、第2の人生として覚悟を決めて、ここから旅立ちます。

NMB48での最終活動の日程はまだ決まっていないんですけど、アイドルでいられるその日まで、全力でNMB48の村瀬紗英をやりきりたいと思っているので、楽しくがんばります!この卒業発表をどうしても2期生のみんなの前でしたくて、みぃーきも鉄砲隊ですごく忙しい中、るりりんも優美ちゃんも公演ラッシュの中、由樹ちゃんもこんなにかわいいTシャツを昨日ギリギリまでみんなの分を刺繍してくれて、みんなと同期で良かった。今日一緒に公演ができて良かったです。ありがとう!今日来てくださった皆さん、配信で見届けてくださった皆さん、本当にありがとうございました。これからも2期生はがんばるので、応援よろしくお願いします!」

涙をこらえる石田に、「いいよ。泣きたかったら泣きなさい」と西澤が優しく語りかけると、石田の涙腺が崩壊。両隣にいた西澤と村瀬が駆け寄る。

後ろを向いて涙を拭い、心を落ち着かせた石田は「紗英ちゃんの同期で本当に誇らしく思っているし、一緒に活動していくうちにいろんな紗英ちゃんが見られて、かっこいいなぁって思うし、これから一歩踏み出すということで、私たちも紗英ちゃんに負けないようにがんばっていきたいと思います!」と、再びあふれ出した涙を流しながらも、力強く語った。

最後は、ソーシャルディスタンスを保ちながら「ありがとうございました!」と挨拶。最初で最後の2期生5人での公演の幕を下ろした。

村瀬は終演後に自身のインスタグラムを更新。「年内中にアイドルの村瀬紗英は見納めです!」と綴った。NMB48の村瀬紗英を最後までしっかりと見届けてほしい。

そして2021年も、デビュー10周年を迎える2期生がNMB48を支えていく。

取材・文=ポッター平井

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