J1名古屋グランパスは、2020年10月15日(木)に愛知県豊田市のクラブハウスで記者会見を行い、クラブのダイヤモンドパートナーでもある「TOYOTA GAZOO Racing」と実施する3つのコラボレーション企画を発表した。
これは、サッカーとモータースポーツの力でホームタウンを元気にしていきたいという思いで実現されたもので、トヨタ自動車のスポーツカー「GR YARIS」を軸に展開される。最近のグランパスらしい、ユニークなアイデアにも注目したい！
■「GR YARIS(ヤリス)」ってなに？
GR YARISは、WRC世界ラリー選手権で磨いた技術を投入して、トヨタ自動車が約20年ぶりに発売したスポーツ４WD。｢モータースポーツ用の車両を市販化する｣という通常とは真逆の発想で開発され、社外プロドライバーのほか、トヨタ自動車のマスタードライバーであるモリゾウこと豊田章男社長も開発に関与した肝いりのスポーツカー。トヨタ自動車元町工場に設けられた専用ライン“GR Factory”で1台ずつ生産される特別なクルマだ！
■コラボその1：「ピッチサイド『GRヤリス』シート」
まず、2020年10月24日(土)の明治安田生命J1リーグ第24節・ベガルタ仙台戦で、「ピッチサイド『GRヤリス』シート」が販売される！
ベガルタ仙台戦の会場である「パロマ瑞穂スタジアム」(名古屋市瑞穂区)のピッチサイド南北に5台ずつ、計10台のGR YARISを配置。購入者は、その車内から試合観戦ができるというユニークでエキセントリックな前代未聞の企画シート。
今年7月にJクラブで初めて開催した“ドライブインシアター形式のパブリックビューイング”が好評だったことに端を発した企画で、名古屋グランパスエイトの小西工己社長によれば、ピッチサイドに配置されたクルマの中から試合を観戦するというシートは恐らくJリーグの歴史で初めてとのこと。なお、当日のGR YARIS車内ではFMラジオなどを使った演出も予定されているそうだ。
このスペシャルなシートのチケットは1台につき5万円(後述の非売品ユニフォーム付き)だが、車内から4人まで観戦可能とのこと。ちなみに、雨天時はちゃんとワイパーを稼働させてくれるとのことで、悪天候でも安心(⁉)。
■コラボその2：「GR YARIS」スペシャルユニフォームの着用
10月24日(土)の第24節・ベガルタ仙台戦から6試合(ホームゲーム3試合、アウェイゲーム3試合)、選手たちはスペシャルユニフォームを着用する。
通常のユニフォームでは「TOYOTA」と表示されている胸スポンサー部分が「GR YARIS」になったもので、ホーム用・アウェイ用がそれぞれ用意されている。なお、クルマと関連が深いグランパス史上でも、ユニフォームに車名が入るのは初めてのことだそう。
なお、こちらのユニフォームはホーム用・アウェイ用ともに非売品で、前述の「ピッチサイド『GRヤリス』シート」の購入者にのみ1枚ずつプレゼントされる。まさにGR YARISのように特別な一品なのだ！
【選手着用対象試合】
10月24日(土)第24節・ベガルタ仙台戦(＠パロマ瑞穂スタジアム)
10月31日(土)第25節・鹿島アントラーズ戦(＠県立カシマサッカースタジアム)
11月3日(祝)第26節・サガン鳥栖戦(＠駅前不動産スタジアム)
11月11日(水)第7節・サンフレッチェ広島戦(＠エディオンスタジアム広島)
11月15日(日)第27節・FC東京戦(＠豊田スタジアム)
11月21日(土)第28節・湘南ベルマーレ戦(＠豊田スタジアム)
■ コラボその3：コラボグッズの発売
今回のコラボを記念した、「名古屋グランパス × TOYOTA GAZOO Racing」コラボグッズも販売される。チームマスコットのグランパスくんと、TOYOTA GAZOO Racingのマスコット“くま吉”のコラボグッズのほか、ユニフォームをモチーフにしている定番グッズにも「GR YARIS」ver.が登場する。発売日や販売場所は、公式Webサイトでチェックしよう！
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