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通常の33倍の大きさの「超巨大あぶらとり紙」が発売!使い心地を検証してみた

  • 2020年10月20日
  • Walkerplus

京都で伝統的に受け継がれるコスメアイテムを販売する「加美屋」の「巨大あぶらとり紙」をご存じだろうか?巨大というだけあって、その大きさは、なんと通常商品のおよそ33倍!「これは一体どう使うのか?」と気になった関西ウォーカー編集部・石川が、その身をもって使い方や使い心地を調査する。

■お客さんのリクエストに応えて、より求めやすい価格にリニューアル
おみやげにも人気のあぶらとり紙や洗顔用のこんにゃくパフ、はんなり香る練り香水などのアイテムを多数販売している加美屋。実用的なアイテムだけでなくおもしろアイテムもたくさん開発しており、なかでも2010年発売の「巨大あぶらとり紙(プレーン80枚入)」は、一度見ると忘れられなくなるほどのインパクトだ。

その圧倒的な大きさゆえ値段も33倍の1万円越えと、あぶらとり紙としては破格の値段に。そのため、多くの人から「入っている枚数を少なくして値段を下げればいいのに…」との声が寄せられていた。それを受けて2020年9月1日、5枚入りにリニューアル。1100円(税込)と、財布に優しい価格での提供を実現したそうだ。

■巨大あぶらとり紙を使ってみたら、アート作品が生まれた
京都の紙職人が「とにかく大きいこと」をコンセプトに制作した、巨大あぶらとり紙。1枚で顔だけでなく頭まで覆うことができるので、頭皮の余分な皮脂も一緒にとることができるそう。ということで、さっそく使ってみた。

まず驚いたのは、思い切ってガシガシ使っても破れない丈夫さ。裏面にコーティングを施しているため破れにくく、皮脂が手につかないよう考えられているのだとか。

乾燥肌の石川だが、余分な皮脂がしっかり取れて、どことなく肌がツルツルに。「私でこれほど取れるなら、オイリー肌だとどれだけ取れるのだろう…?」ということで、オイリー肌代表の同編集部・三浦に、竹炭配合でより皮脂吸収力を高めた墨1320円(税込)を使ってもらった。

顔の形がハッキリとわかるほどあぶらを吸収しており、「顔がサラサラになって気持ちいい」と喜んでいた。魚拓のようなすばらしい吸収力に2人で感動していると、通りすがりの編集部の先輩・山田が。男性ならさらにあぶらが取れるのでは?ということで、強引にあぶらとり紙を試してもらう。

プロレスマスクを思わせる精悍な仕上がりに、先輩の風格を感じる。使ってみた感想を聞くと、「なんだか顔全体がスッキリした」とほほ笑んでいた。無理やり試してもらったけれど、結果的に笑顔を見られたところに、このあぶらとり紙の実力を見た。

仕上がりのおもしろさに味をしめ、もっとたくさん見てみたくなったので、三浦と同じくオイリー肌だという編集部・重藤にもあぶらとり紙を実践してもらった。するとどこかネコを思わせる、素敵な仕上がりに。少し悪そうな雰囲気も、いい味を醸し出している。

「夕方になってまた、顔がテカッてきた」という三浦も、再び挑戦。ゆるく愛らしい仕上がりに、夕方の疲れた編集部が笑いで包まれる。

あぶらとり紙で、こんなにも笑いが生まれるなんて、当初は想像していなかった。そしてオイリー肌から生まれたアートの数々を眺め、今日ほど自分の乾燥肌を恨めしく思った日は後にも先にもないだろう。私もアート作品を生み出したかった…。顔立ちがわかるほどあぶらが取れるなんて、あぶらとり紙の能力に心から驚かされた1日だった。

■巨大あぶらとり紙開発の裏側とは
インパクト抜群の商品を開発するに至った経緯や裏側について、加美屋の代表取締役・市原さんに聞いてみた。

―大きいサイズのあぶらとり紙にしても大きすぎると思うのですが、ここまでのサイズになった理由は何かあるのでしょうか?

「当社のあぶらとり紙は、女性の手のひらに収まるサイズにしております。これは『あぶらとり』という行為が自宅ではなく外出先で行われることを想定しており、持ち運びのしやすさを重視しているからです。しかし店頭では、『もっと大きなサイズがほしい』というお声を聞くことも。ご要望に応えるべく、まずは通常の6倍サイズの『でか!あぶらとり紙』を発売しました。それでもまだ『もっと大きなサイズを』との声があったため、当社として製造できる最大サイズのあぶらとり紙を作ろうということになり、33倍サイズのあぶらとり紙を製造するに至りました」

―発売後、お客様からの反響はいかがでしたか?

「80枚入の巨大あぶらとり紙を発売してからは、『もっと大きなサイズを』との声を聞くことはなくなりました。しかし価格も33倍の1万円越えで、飛ぶように売れるということはなく、それなりに売れるという状態が続いていました。今回再び、お客様からの『枚数を少なくしたら良いのに』というお声に応え、5枚入1100円(税込)にリニューアルした次第です」

―制作にあたり苦労した点があれば、教えてください。

「あぶらとり紙といえば持ち運ぶもの。取り出しやすいよう糊で製本することを前提にしていたので、″バラで詰める″という発想になかなか至りませんでした。また、できるだけ美しい状態で封入するために、広い作業スペースが必要となります」

―オススメの使用方法を教えてください

「あぶらとり紙は皮脂を取りすぎると思われている人も多いようですが、当社ではティッシュで皮脂を取ることをおすすめしていません。ティッシュはお顔の水分まで奪ってしまうため、お顔に水分を補給できない外出先での使用はお肌によくないと思うからです。

あぶらとり紙を使うタイミングとしては、やはり『外出先で、皮脂が浮いてきた時』だと思います。自宅なら、洗顔した方が手っ取り早いですし、断然ローコスト。でも洗顔する時間がない場合、緊急的に皮脂だけ取る時短アイテム、という使い方はアリかもしれません」

―実際に購入されているお客さんは、どのように使われているのですか?

「『もっと大きなサイズが欲しい』と言われていたお客様に用途をお聞きしたところ、舞台などの出演時に頭皮の皮脂を取る、ビンゴゲームの景品、工作機械のグリース(油)の飛散実験用などの答えがありました」

見た目の驚きだけでなく、使い心地や機能性もしっかりと考えこまれて作られている、「巨大あぶらとり紙」。これから紅葉の季節を迎える京都を訪れた際は、おみやげに購入してみてはいかがだろう。もらった人が驚き、笑顔になること間違いなしだ。そしてみんなで是非、あぶらとり紙アートにも挑戦してほしい。

※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

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