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尼神インター・誠子が初エッセイを刊行!「渚について書いたところがお気に入り」

  • 2020年9月25日
  • Walkerplus

お笑い芸人「尼神インター」の誠子こと狩野誠子が、初のエッセイ本「B あなたのおかげで今の私があります」を上梓。「B」とは「ブス」のことで、子供のころからブスと言われていた彼女が、ブスを受け入れて芸人になり、ブスでよかったと思うにいたった人生を振り返る一冊だ。

「書籍のお話をいただいて、とにかく驚きました。直感的にワクワクして、やってみたいと思ったんです。本が大好きで自分もいつか書いてみたいという、あこがれに近い夢があったんですが、思っていたより早く来たなと。うれしかったですね」

―「B」というテーマについては?

「お話をいただいてから、どんなアプローチができるか考えていて、わりとすぐに思い付いたんですが、これで一冊書けるのかという不安もありました。でも、自分の経験を率直に書くんだったらできるかなと。あとは、誠子という人間を客観視して、小説風にした方が冷静に書けるなと思ったんです」

―書いてみて難しかったことは?

「わたしはあまり過去を振り返ったりしないタイプなので、今までのことを振り返る作業にはかなりエネルギーを使いました。あと、芸人の話はスムーズに書けるんですけど、家族のことは笑えるエピソードばかりではなく悲しい話もあるので…。テレビでも話したことがないですし、芸人仲間にも言ったことがないし。本当に近しい友人にしか話したことがないんですね。私は芸人なので、最初は親の話は書かないでおこうと心の奥底にしまっていたんです。でも、やっぱり自分の容姿を好きになった大きなきっかけでもあったので、向き合ってみようと。いい本を作りたいという思いもあったし、テレビじゃなくて本だったら自分のペースで大事に丁寧に書けるな、と思ったこともありますね。親のことを書いた部分を妹に読んでもらったら、『泣いた。めっちゃ感動した。きっと(両親も)喜ぶと思う』と言ってくれたので、書いてよかったなと」

本書では、相方の渚さんについても書かれている。

「渚は、私が本を書いていることは知っているんですが、自分のことを書かれているって全然知らないんです。サプライズですね(笑)。たぶん彼女は家で一人で読んで泣くんじゃないかと予想しています。彼女はそれを絶対表に出さないと思いますけど。渚について書いたところは私もお気に入りなんです」

―関西の読者へメッセージをお願いします。

「私は関西の皆さんに育ててもらいました。もう、関西人の愛のあるブスいじりのおかげ!大阪で過ごした時間があったから、芸人としても人としても成長できたし、この本が書けたんだと思います。今でも関西の劇場に立たせてもらうと、本当にお客さんの表情があったかいんです。『お帰り!』って言ってくれているような。漫才が始まるまでの拍手も長いですし、ずっと見守ってくれているんだなあと」

―反響も楽しみですね!

「もう、わたしのすべてを出し切ったので感想が楽しみです!この本を読んだ方々がポジティブな気持ちになってくれたらうれしいです!」

かのうせいこ●1988年、兵庫県生まれ。高校3年生の時にM-1グランプリで優勝した「チュートリアル」を見てお笑いの世界にあこがれ、吉本総合芸能学院(NSC)へ。大阪30期生。2007年、相方の渚と「尼神インター」を結成。2011年、「第32回ABCお笑い新人グランプリ」新人賞。2017年に活動の拠点を東京に移す。趣味はドラマ鑑賞、バレーボール、ヨガ、ドラム

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