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関連商品バカ売れ?「鬼滅の刃つままれシリーズ」開発秘話を広報担当者に聞いた

  • 2020年9月27日
  • Walkerplus

人気アニメ「鬼滅の刃」のキャラクターたちをデフォルメし、指でつままれた姿をデザインしたキーホルダー「鬼滅の刃つままれシリーズ」に第3弾が登場した。新たなラインナップは、鬼殺隊の入門試験である最終選別の衣装を着た竈門炭治郎や、猪の被り物をつままれ素顔が見えてしまった嘴平伊之助、治療所の入院着姿でスズメにつつかれている我妻善逸をはじめ、一段とユニークなデザインの全11種類。12月中旬より発売開始となる予定で、現在公式サイトにて予約受付中だ。

原作単行本の累計発行部数が8000万部を突破し、2019年にはTVアニメ、2020年10月には新作映画の公開を控え、爆発的なヒットとなっている「鬼滅の刃」。人気の傍らで各メーカーとのコラボグッズや新商品が続々とリリースされ、“鬼滅の刃グッズ戦争”ともいえる状況が巻き起こるなか、独自の発想をいかした多彩な商品展開でファンを魅了し続けているのが、創業25年を迎えるグッズメーカーのコスパだ。公式サイトではアパレルやアクセサリー、ステーショナリー、雑貨など趣向を凝らしたアイテムを取り揃えているが、なかでも作中のキャラとはひと味違ったキュートで微笑ましいビジュアルの「鬼滅の刃つままれシリーズ」に注目が集まっている。

「つままれシリーズ」は、キャラクターが突然つままれ驚く様子や観念したような表情など、つままれた時の楽しいリアクションが特徴。イラストレーターのヒライユキオが描き下ろした「鬼滅の刃」を筆頭に、「エヴァンゲリオン」や「ワンピース」などの人気アニメでもシリーズ展開しており、その数は累計1000種類以上にも及ぶ。イヤホンジャックが付いたキーホルダータイプとストラップタイプとして発売された「鬼滅の刃」シリーズの第1弾と第2弾は、ラバー製で汚れや水濡れにも強く価格も手頃なことから幅広い世代で人気となり、アニメイベントなどでは売り切れも続出した。

さらに、10月の映画の公開を控え、満を持してリリースされた今回の新作では、11種類のデザインが仲間入りし、付属のパーツを付け替えるとキーホルダーの他、ストラップ、イヤホンジャック、ファスナーマスコットとしても使える仕様にバージョンアップ!ファンの心をくすぐる見た目はもちろん、痒いところに手が届く優れモノとしてお目見えした「鬼滅の刃つままれシリーズ第3弾」の気になる人気の理由や制作の舞台裏について、コスパ広報担当の迫陽生(はさまようせい)さんに話を聞いた。

■作中にないグッズデザインに“正解はない”
 
――「鬼滅の刃つままれシリーズ」の制作のきっかけや着想を教えてください。

「おかげさまでたくさんの方にご愛好頂き、コスパの『つままれシリーズ』は累計1000種類以上となるアイテムへと成長しました。そういったなか、”鬼滅の刃の個性的なキャラクターたちのつままれ姿を見てみたい!”とお客様から期待の声が寄せられ、私たちも作品の一ファンとしてその姿を見たいと思い、商品化を考案しました。また、『鬼滅の刃』では本当にたくさんのキャラクターたちが登場し、それぞれがチームとして動いたり、柱だったりと仲間がいますので、ファンの方はひとりだけではなく複数のキャラクターを一緒に持ちたいのでは?と構想が浮かび、気軽に持ち歩いたりコレクションがしやすい『つままれシリーズ』がぴったりとマッチしました」

――単なるマスコットキーホルダーではなく“つままれている”姿や表情がとてもキュートで印象的なのですが、なぜ“つままれている”デザインになったのでしょうか?

「キャラクターたちが揺らされたり、ぶら下がったりする姿は臨場感があり、“そこにいる!”と身近に感じられるのが面白いと思ったからです。豊かな表情やしぐさを盛り込むことで“そこにいる!”雰囲気をさらに演出しています。手でつまむことでキャラクターたちとのコミュニケーションが取れ、存在感を存分に楽しんで頂けるアイテムに仕上がっています」

――企画や制作段階で苦労した点やエピソードは?

「個性的で魅力的なキャラクターたちがたくさんいますので、あのキャラもこのキャラも形にしたく、まず誰からラインナップしていこうか?という点で悩みます。また、つままれる姿はなかなか作中では見ることがなく、その姿に正解はありません。そこで企画チームとイラストレーターで、“このキャラクターがつままれたらきっとこうする!”といくつものデザインを想像し、試行錯誤を繰り返しながら形にしています。企画は苦労しますが、お客様が見たとき“そうそうこうだよね!”と納得していただけることを考えると、やはり楽しく感じます。サンプルが上がってきた際には、皆さまの手に渡る前に、ファンのひとりとして一足先につまませて頂いております(笑)」

■原作やアニメとはひと味違ったデザインにも注目してほしい

――今回で第3弾となりますが、すでにリリースされている第1弾と第2弾の反響はいかがでしたか?

「ちょうどTVアニメ、そして原作が盛り上がっていた2019年の12月に開催された『ジャンプフェスタ2020』へコスパもブース出展させて頂いたのですが、そのなかでも『鬼滅の刃』コーナーは大変な盛り上がりをみせていました。もちろんさまざまなグッズが人気でしたが、『つままれシリーズ』は群を抜いた注目を集めており、すでに販売開始となっていた第1弾、そして先行販売を行った第2弾ともに、瞬く間になくなっていきました。ファンの方たちがまとめて手にしたり、子供たちも少ないお小遣いから、どれを買おうか友達同士で悩んでいる姿が今も思い出されます。イベント会場で直にお客様を見ることで人気ぶりを肌で感じることができました」

――「鬼滅の刃つままれシリーズ第3弾」のこだわり、注目ポイントをお聞かせください。

「以前はキーホルダータイプとストラップタイプに分けて展開していましたが、生産背景を見直し、キーホルダー、ストラップ、イヤホンジャック、ファスナーマスコットとさまざまなシチュエーションへ対応できる、よりお客様が自由に楽しんでいただける仕様へとバージョンアップいたしました。猪の被り物をつままれ慌てる様子の伊之助や、チュン太郎につつかれ嬉しそうな善逸の表情など、原作やアニメとはひと味違ったデザインにも注目してください」

さらに、迫さんは「コスパでは『つままれシリーズ』はもちろん、キャラクターをイメージしたTシャツやアロハシャツなどのアパレルからパスケースタオルなど普段使いできる『鬼滅の刃』グッズを100種類以上展開しております。好きなキャラに囲まれた『鬼滅の刃』ライフをぜひ楽しんでください」とコメントを寄せている。また「インターネットを通したり、イベントの現場でお客様からご要望をいただきます。普段から皆さんの声に耳を傾けていますので、ご意見・ご要望いつでもお待ちしております」とのことなので「こんなグッズがほしい!」という要望やアイデアがあればどんどん提案してみよう!

アニメファンを思わず唸らせるアイテムの数々は、自身も作品やキャラクターを愛するファンのひとりとして開発することから生まれ、今年で創業25周年を迎えるコスパの人気もそこに隠されていたようだ。キャラクターを身近に感じ、いつも一緒にいたくなるような親しみのあるグッズを続々とリリースするコスパの今後の展開に注目したい。

(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

※記事内の価格は特に記載がない場合は税抜き表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となる場合があり、表示価格と異なる場合があります。

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