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【コロナ対策情報付き】東京都江戸東京博物館の楽しみ方をガイド!縮尺模型や資料で江戸時代の東京を学ぼう

  • 2020年12月5日
  • Walkerplus

東京都江戸東京博物館の見どころをはじめ、グルメ・お土産まで、おでかけの前に知っておくと便利な情報を徹底レポート!(※記事内で紹介している展示やイベント等は、休止・中止または内容が変更になっている場合があります。ご注意ください)

■東京都江戸東京博物館ってどんなところ?歴史を学びながら未来を展望する
東京都江戸東京博物館は、江戸東京の歴史と文化を振り返り、未来の都市と生活を考える場として平成5年(1993年)3月28日に開館。高床式の倉をイメージしたユニークな建物で、常設展では、徳川家康が江戸に入府してからの約400年間を中心に、江戸東京の歴史と文化を紹介。見応えのある縮尺模型のほか、浮世絵や着物、生活道具など、当時の資料も豊富に紹介している。

■【見どころ1】臨場感あふれる縮尺模型の展示物
常設展示室には、江戸時代の日本橋や芝居小屋を実物大で再現した大型模型をはじめ、明治時代の鹿鳴館(ろくめいかん)や銀座煉瓦街の様子を再現した模型など、当時の建物を立体的に展示。なかでも、代表的な歌舞伎の芝居小屋である中村座の正面部分は、原寸大の間口11間(約20メートル)、奥行3間(約5.5メートル)と迫力あり。「中村座表の図」や「町方書上(まちかたかきあげ)」「江戸名所図絵」などを参照して復元されたものとなっている。庶民も大名も日常を忘れて心を遊ばせた、歌舞伎の世界に思いを馳せてみよう。

■【見どころ2】当時の人々の感覚を追体験できる体験展示も
展示室の最後尾に位置する「体感・体験する」コーナー「ミュージアム・ラボ」もぜひチェックを。ラボ内は2つのスペースに分かれており、1つ目は1954年(昭和29年)ごろの暮らしを再現した住宅模型で、家庭電化製品や洋風の生活が普及する前の、季節感あふれる暮らしを追体験できる。2つ目は、さまざまな体験メニューやワークショップを実施するためのスペースで、昔の生活道具に触れるプログラムや、企画展のテーマにちなんだワークショップなどを開催している。

さらに、視覚障がいの人を対象とした「さわれる」コーナー「手で見る展示」を、5階案内所横に設置している。ここでは、「日本橋」「芝居小屋中村座」「神田明神の山車」といった建築模型をミニチュアにして、点字付きのキャプションとともに展示。また、喜多川歌麿、東洲斎写楽(とうしゅうさいしゃらく)の大首絵(歌舞伎役者などの半身像を描いた浮世絵)を立体的にした浮彫り細工では、絵の輪郭だけでなく、結った髪の感触などもリアルに感じられるので、新たな鑑賞方法として、視覚障がいの人だけでなく、すべての人に楽しんでほしい。さまざまな角度から歴史を楽しく学んでみよう。※現在、体験展示は新型コロナウイルス感染予防のため利用不可

■【グルメ】ハンバーグやドリアを堪能しよう!
ランチをするなら、レストラン「銀座洋食 三笠會館 江戸東京博物館店」(1階)へ。広報担当者は「三笠會館自慢のコクのあるデミグラスソースと共に味わうハンバーグ『三笠會館 オリジナルデミグラスソースのハンバーグ』(1190円)は、定番人気のロングセラーメニューで、何度も食べたくなる1品です!」と自慢のグルメを紹介。その他、今から約50年前に「お好み西洋釜飯」の名で始まった三笠會館のドリア「三笠會館特製 チキンドリア」(1490円)も人気メニューだという。飲食店はこのほか、「カフェ三笠 江戸東京博物館店」(1階)もある。

■【お土産】東京都江戸東京博物館でしか手に入らないグッズが目白押し
1階総合案内所横と5階常設展示室内にミュージアムショップがあり、東京都江戸東京博物館の出版物を含め、江戸東京に関する図書を販売。また、絵画、陶器、ガラス、文房具、玩具、手ぬぐいなどオリジナルグッズを豊富にそろえている。そんななか注目したいのは、同館の所蔵品の中から、浮世絵版画の名品を収録した図録「祝祭都市:江戸東京 江戸東京博物館所蔵浮世絵版画コレクション」(1833円)。また、収蔵品をもとにデザインした絵葉書も人気商品となっている。来館の記念に、また家族や友達へのお土産として購入しよう。

■【回り方・イベント】ボランティアガイドや音声ガイドで理解を深めよう
広報担当者におすすめの回り方を聞くと「常設展示室ではボランティアガイド(無料)や音声ガイドの貸出(デポジット式)を受けつけているので、ご利用しながら回られると理解が深まると思います」とのアドバイス。また、毎週金曜日の16時から学芸員が展示解説や見どころを紹介する「ミュージアムトーク」(常設展の入館料で参加可)や、季節ごとのイベントとして、常設展示室の中村座前にて、落語・太神楽など伝統芸能を実演する「えどはく寄席」(常設展の入館料で観覧可 ※現在は新型コロナウイルス感染予防のためイベントは開催していない)への参加もおすすめしている。

■【混雑情報】混雑を避けるなら14時以降がおすすめ
見学の所要時間については、「関心の程度によって大きく異なりますが、平均2時間程度必要です」とのこと(※現在、ボランティアガイドは新型コロナウイルス感染予防のため利用不可)。また、混雑情報については、団体入場の有無によって異なるが、平日、土日祝、夏休み、正月は14時以降であれば比較的空いているという。

■【料金】20名以上の団体は割引あり
観覧料は有料。常設展観覧料は一般600円、大学生・専門学校生480円、高校生・中学生(都外)・65歳以上300円、中学生(都内在学、在住)・小学生・未就学児無料。一般以外は証明書を提示。特別展は別途料金。団体(20名以上)一般480円、大学生・専門学校生380円、高校生・中学生(都外)・65歳以上240円、中学生(都内在学、在住)・小学生・未就学児無料。一般以外は証明書を提示。特別展は別途料金。

■【アクセス】最寄り駅はJR総武線・都営地下鉄大江戸線の「両国駅」
電車の場合、JR総武線「両国駅」西口下車で徒歩3分、都営地下鉄大江戸線「両国駅」(江戸東京博物館前)A3・A4出口からは徒歩1分。バスの場合は、都バス錦27・両28・門33系統、墨田区内循環バス「すみだ百景すみまるくん・すみりんちゃん(南部ルート)」を利用。「都営両国駅前(江戸東京博物館前)」下車で徒歩3分だ。車の場合は、首都高速6号 向島線駒形出口、7号小松川線錦糸町出口より約10分となっている。

■【新型コロナウイルス感染拡大予防対策】
・入館時の手指消毒をお願いしています。
・検温を実施しています。
・座席間のソーシャルディスタンスを確保しています。
・受付等にビニールシートを設置しています。

取材・文=平井あゆみ

<施設情報>
住所:東京都墨田区横網1-4-1
アクセス:【電車】都営地下鉄両国駅A3・A4出口から徒歩1分。JR両国駅西口から徒歩3分【車】首都高速道路6号向島線駒形出口、7号小松川線錦糸町出口から約10分
時間:9:30~17:30 土曜は~19:30 【営業時間変更中】9:30~17:30(土曜の延長営業は休止中)。現在の営業時間最終入館は閉館の各30分前まで
定休日:月曜(祝日の場合翌日)。年末年始
駐車場:駐車場は大型バス及び身障者の車が優先。団体バス:2時間まで2100円、乗用車:2時間まで1000円、以降300円/30分。バス駐車は所定の用紙にて事前予約要(大型バスが優先だが余裕のある場合は乗用車も駐車可)

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

※記事内の価格は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

※2020年9月時点の情報です。

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