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1200年続く山上の聖地!世界遺産・高野山で訪れたいスポットを紹介

  • 2020年9月25日
  • Walkerplus

高野山は約1200年前、弘法大師・空海が紀伊山地の山々に囲まれた標高約900mの平地に開いた高野山真言宗の総本山。"山"と名が付いているが、"高野山"という山があるわけではなく、"山内全体が金剛峯寺というお寺の境内である"という「一山境内地(いっさんけいだいち)」という考えに基づいて創られた、この聖地全体を示している。

世界遺産にも登録されている、日本屈指の聖地を散策しよう!

■高野山真言宗の総本山!空海が開いた「金剛峯寺」

「金剛峯寺」は高野山一帯に広がる100以上の寺の中心で、高野山真言宗の総本山。境内総坪数4万8295坪の広大な敷地の中には、東西60m、南北約70mの主殿(本坊)をはじめ別殿、奥殿、新書院などさまざまな建物が備えられている。

主殿には歴史に名を残す絵師・狩野派の襖絵で飾られた部屋や、豊臣秀次切腹の間など見どころも多い。例年、10月下旬から11月上旬ごろは紅葉も見ごろ。


<金剛峯寺 住所:和歌山県伊都郡高野町高野山132 電話:0736-56-2011 時間:8:30〜17:00(最終受付16:30) 休み:なし 料金:拝観料 大人500円、小学生200円、未就学児無料>

■高野山の信仰の中心である「奥之院」と「壇上伽藍」

「壇上伽藍」は、空海が高野山を開創した際、最初に整備に着手された場所。主要な法会が行われる高野山の中心であり、金堂や根本大塔など19もの堂塔が建ち並んでいる。


「壇上伽藍」とともに高野山の二大聖地である「奥之院」。弘法大師入定の地であり、樹齢数百年の巨大な杉木立ちの中、一の橋から弘法大師御廟まで約2kmの参道が続く。参道には皇族、諸大名をはじめ、文人や庶民にいたるまで、あらゆる人々の墓石や祈念碑、慰霊碑が20万基以上も立ち並んでいる。著名な戦国武将の慰霊碑を探してみよう。

<奥之院 住所:和歌山県伊都郡高野町高野山 電話:0736-56-2468(高野町観光協会) 時間:参拝自由 休み:なし 料金:参拝料 無料>

■写経体験で心を整えよう

高野山では、写経体験を実施している寺や宿坊なども多い。写経とは経典を書き写す、仏法を広めるための僧侶の重要な修業のひとつ。一字一句に願いを込めて浄書すれば、雑念が払われ、心が安らかに。高野山大師教会では100円で日帰りの写経体験ができる。ぜひ一度訪れてみてはいかが。

<体験DATA:写経体験 料金:100円(写経の奉納希望の場合は奉納料と併せて1000円) 受付:8:30~15:00(随時受付)>

■四季の食材を使用した体にやさしい精進料理

現在、金剛峯寺に精進料理を届けている2軒の店の一つ「中央食堂さんぼう」では、本場の精進料理をお手ごろ価格で味わえる。特産物の胡麻豆腐や山菜などを使った小鉢が並ぶ弁当のほか、麦とろや湯葉、山菜などの単品メニューも豊富。素朴だが味わい深い料理を味わえる。


<中央食堂さんぼう 住所:和歌山県伊都郡高野町高野山722 電話:0736-56-2345 時間:11:00〜16:00(LO) 休み:不定休>

■お土産にもぴったり!高野山の名物「胡麻豆腐」

高野山の精進料理に欠かすことのできない胡麻豆腐。「濱田屋」は明治に開業した老舗で、開業当初は木綿豆腐や飛竜頭の製造・販売を行っていたが、2007年より胡麻豆腐の専門店に。ゴマ、吉野本葛、水の3つの材料だけでシンプルに仕上げられた「胡麻豆腐」はプルンとした食感で、濃厚な胡麻の味わいが口の中いっぱいに広がっていく。週末及び祝日限定イートインメニュー「抹茶胡麻豆腐」もあり。
※現在新型コロナウィルス感染拡大防止のためイートインは休止中


<濱田屋 住所:和歌山県伊都郡高野町高野山444 電話:0736-56-2343 時間:9:00〜17:00※売切れ次第終了 休み:不定休>

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